ヤクザファンクラブ
M田さん。
代行の仲間。たまに来るバイトドライバー。
極道にあこがれ続け、ほぼ半世紀。
カレとバディを組む仲間が言います。
「いつも極道の話しばかり」
「知り合いの極道との交遊録が自慢」
「初めての相手には極道情報をひけらかしてビビらせる」
齢半世紀にしてシャコタン車に乗るつわもの。
でもね、ヘナチョコです。
だから、あこがれ続けただけで極道にはなれませんでした。
なりました。
最近。マジかっ!
TKNくんが報告してくれました。
「最近、OOのところの若いもんに絡まれたのよ」M田さん
「へーーーー」TKNくん
「でもな、OOのところのM田だ!って言ったらビビってやんの」M田さん
ね、ヘナチョコでしょ?
だって、OOっていう代紋をひけらかさないとケンカになんないんだもん。
ケンカってのは意地とプライドと怒りをぶつけるもんでしょ?
基本的に代紋なんて関係ないじゃん。
それをね、ケンカになる前にイキナリ代紋!
名刺交換以下です。
すでに負け戦です。
「お母さんに言うんだからな!」
小学生と同じです。
素敵すぎます。
代紋を背負ってることからシノギも頑張ってます。
ある代行の夜。
「おい!アリンコ(ED薬)買ってくれよ!」M田さん
「いらね、こんなもん」M氏、地面に投げつけました。
年下のドライバーにコケにされても笑顔でアリンコを拾うM田さん。
素敵すぎます。
「なあ、魔王、買ってくれよ!」M田さん
「オレはまだまだ必要なしっ!」オレ
シノゲない夜でした。
ああ、極道よ。そなた看板は偽りなのかっ!!!
みんな知ってます。
カレは看板がすべてだということを。
いくら看板を背負っても基本がいけません。
命名しました。
「ファンクラブ」
基本、ヤクザファンクラブでしかありません。
あこがれの延長線。試みの地平線。
ファンクラブ。
極道入りが家族にバレたとたん、家族に捨てられたようです。
離婚ってやつです。
ファンクラブの代償=転落人生
いま、実家暮らし。
自慢のシャコタンも軽のポンコツに変わってしまいました。
頑張れ!M田さん!
頑張ってアリンコを売りまくれ!!!
極道の頂点は遥か2万光年先。




