夏の終わりに
バディのHDくんと名曲「夏の終わりのハーモニー」を口ずさみながら、長距離の仕事から戻ってきました。
「もう、夏も終わりなんだねーーーー」ってしみじみ言いながら。
そんなとき、インチキ社長から無線が入りました。
「8号車、JyaJyaに行って!」インチキ
「了解」オレ
迎えに行きました。
クルマにカギが入ってるっていうのでクルマまで行きました。
クルマに到着。
ドアが開かない。
どうやっても開かない。
もう一度客のところに戻ります。
カウンターで爆睡中。
起こしてクルマのことを伝えました。
「そんなことない!カギはクルマん中だもん!」常連ホステス
「でも、もしかしてその手にもってるのは?」オレ
「あ、カギだ!」ホステス
脳細胞がガッツリとやられちゃってます。
クルマを持ってきました。
順調に目的地へと進むオレら。
が、一瞬、客車のウインカーが点灯し、路肩に寄りそうになりました。
でもやっぱり走行車線へ。
3分後、ホステスが降りるいつもの場所に到着。
精算です。
降りてきたホステス、ジャイアンみたいにホッペが膨らんでます。
話しかけても返事をしません。
サイフを探しながら紙袋からいろんなものを取り出し始めました。
とにかく紙くずだらけ。
そんな中、彼女が掘り当てたもの。
冷え切ったモスバーガー2個。
膨らんだままのホッペ、無言でオレたちに1個ずつくれました。
でも、残念なことにHDくんのはクシャクシャになった包みから、とっておきのソースが漏れてます。
自慢のドライビンググローブがソースとマヨネーズまみれ。
静かな住宅地に魅力的な香りが漂い始めました。
とにかく精算終了。
「困ったね」そう言いながらHDくん、車内であわててモスを食べてます。
「どう?」オレ
「冷えてるけどウマイ!」HDくん
「そう、良かった」オレ
「そういえば、さっきどうして路肩に寄せようとしたの?」オレ
「ゲロ吐きそうになったから停めようとしたの。でもね、彼女はプロだねーーーー。口の中でこらえたの!」HDくん
ジャイアンの中身。
ゲロでした。
あの口の中には、幸せなひと時を満喫したあとのリバウンドが詰まっていたようです。
無理やり話しかけなくてよかった。
「今日の~、晩御飯は~、ヒジキと~、みそ汁ぅだから~♪」
HDくん、「夏の終わりのハーモニー」の替え歌を歌ってます。
今年も夏が終わります。




