酔いがさめたら
2時間の残業でした。
終業間際に飛び込みの仕事です。
港町から飲みにきたオッサンと飲み屋の姉ちゃん。
オッサン、食ったこともないモスバーガーで姉ちゃんが養う5人ぐらいの子供のための「みやげ用」ハンバーガーセットを大きな紙袋3つほど買わされたあげく、自宅とはまったく逆方向にある姉ちゃんの家まで送らされる始末。
「ねえー、ラブホ行こー」オッサン
姉ちゃんシカト
「ねえー、メグミちゃん行こー」オッサン
メグミ姉ちゃんシカト
メグミ姉ちゃんの家に到着。
オッサン、希望の星に願いながらくちびるを差し出します。
車体が歪むほど強く閉まるスライドドア!
沈黙の中、未練がましく急いでメグミ姐さんにメールを打つオッサン
ワンチャンに賭けます。
返信なし
沈黙のまま30分経過
時速75キロで走るバディ
「あのー、60キロで走ってもらえます?」オッサン
「え?」バディ
「メグミちゃんが心配だから」オッサン、意味不明
返信があったら、すぐに引き返せる距離を保ちたいのか。
そこでバディ、アクセルを踏む右足にチカラを込めました。
フォーーーーンっ!
一気に引き離される後続のオレ
ロケット級の急加速に後ろ90度に首が倒れるオッサン
痙攣間もなく爆睡に入りました。
客車に装備のナビに従い自宅に到着。
オッサンを起こしました。
「カアちゃんに怒られる」酔いが醒めた模様。
年金の散財に今更ながら後悔したオッサンは代行料金1万円を払い、背中を丸めて自宅にコソコソと入って行きました。




