M氏の恋
バディのM氏、
悩んでます。
出会い系の女について。
去年の12月からのつながりらしい。
互いの写メは交換済み。
その彼女と高速メールを打つM氏、
しばらくして
「今月、誕生日なんだって」M氏
「じゃあ、何か贈ってあげたら?」オレ
「いやあ、そんな仲じゃないし」M氏
「でも、それとなく返事したら?」オレ
数分後・・・
「欲しい財布があるみたい」M氏
「ほらあ、どんなの?って聞いてみたら?」オレ
数分後・・・
「イオンで5000円で売ってるやつだって」M氏
「買ってあげりゃいいじゃん」オレ
運転しながらなので、けっこういいかげんに答えるオレ。
数分後・・・
「火曜日に彼女の街(140キロ先)で待ってるって・・・」M氏
ここから始まるM氏の悶絶!!!
「あーーーー、どーーしよーーーーっ!!!」
「これってチャンスなのかなあーーーっ!」
「いいの?ホントに行っちゃっていいの?オレっ!!!」
「いやあ、参っちゃったなあーーーっ!」
突然、思い出したように大声で悶絶します。
そのたびにビクッ!!!っとしてハンドルを切り損ねるオレ。
凍結路面なので、危険極まりない。
そして急に松山千春の曲を口笛で吹きまくるM氏。
まったく落ち着かない。
「どうすりゃいい?」M氏
「まず、迎えに行って、食事でもしながら話せばいいじゃん」オレ
「あ、そっか。ご飯ね」M氏
「そこで、今までの話しをしながら買い物に行けばいいじゃん」オレ
「ああ、そ、そっか」M氏
数分後・・・
「あーーーー、緊張してきたっ!!!」M氏
「何か決定づけるものない?ね!ね!」M氏
いつもの巨漢とは明らかに違う人格で甘えてきます。
「うーーん、まあ、あれだね、ケータイから始まった関係だからお揃いのストラップでも買えば?」オレ
「そ!そっかーーーーーーーーっ!!!!!!!」M氏
恋するオヤジがいます。
ここに世界の中心がありました。
愛を叫んでます。
5号車の助手席を中心に世界がグルグルまわってます。
「あーーーーっ!たまらんわっ!!!」M氏、突然の大声!
「ビクッ!!!!」オレ
急な大声により、アイスバーンのカーブでハンドルを取られた5号車は、助手席を中心に3回ほどグルグルとスピンをしました。
死ぬかと思った。




