噂のカリスマ美容室
終業間際に受け付けた仕事です。
市内の有名美容室。
ホモのうわさが持ちきりの店です。
店長は、なにやら東京ではカリスマだったらしいの。
でね、いつも長髪を後ろで縛っていて、そこの男性店員も同じ髪型です。
カリスマならね、モデルになるくらいの髪形にしたらいいのに、いつもコレです。長い髪の女性を意識してんのかなあ。
さて、店に到着しました。
店内が暗い。
っていうか、間接照明ひとつだけでほとんど店内が見えない。
クルマを降りて、店に向かいました。
ドアに鍵がかかってなく、あっさりと開きました。
薄暗い店内。
見渡すと、入り口真横にある長椅子にホモ店長(噂)が足を伸ばしてだらしなく寝てました。
さらに若いほうの長髪は入り口真向かいのパイプ椅子でボーーーーッとしてました。
「お待たせしましたーーー」オレ
「ん?・・・うん」若ホモ
そして、モゾモゾと立ち上がると、店長のほうに歩み寄り、いきなり店長のデニムの前右ポケットに手を突っ込みました。
「ああ、店長のポッケにクルマの鍵があるのかな」オレ、そう思いました。
??? いや、若ホモの鍵をホモ店長が持ってる意味がないです。
ここで異変に気づきました。
若ホモ、デニムのポッケに入れた指でホモ店長のツンコを「キュ」って摘みました。
ビクンっ!!!
店長が痙攣しました。
「ん?んんんっ・・・・・」店長、寝ぼけてます。
「じゃあ帰るね」若ホモ
そういいながら、なぜか寝ているホモ店長の手を「キュッ」と握りました。
なんで?
なんで握る?
あと数時間で会える店長の手を、なぜ、あえて握る必要がある?
っていうか、なんでツンコを「キュ」ってする?
「き、気持ち悪いっすねー」バディの火災くん
カレらにとっては「気持ちいい」はずです。
いや、オレも寝てるときに「キュ」ってされたら気持ちがいいかもしれません。
寝る。




