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北の国から

毎日毎日マイナス20度前後という極寒の地です。


なぜかこの寒さにも慣れちゃうもんで、マイナス15度くらいだと、「そんなもんかー」ってなもんになっちゃってます。



でもね、慣れない人もいます。


命がけで過ごしてる人もいます。



トゥルットゥー、その人です。



外はマイナス20度の早朝。身を切る寒さです。

全身を防寒具で装備を固めても顔が寒い。


トゥルットゥー、ただでさえ酒焼けした赤っ鼻なのに、寒さで赤を通り越してドス黒くなってます。



外はマイナス20度、


困ったことに、家に帰っても体感温度はマイナス20度です。



基本そのまま。


外も室内も同じ温度のボロアパートです。

かまくら以下の物件。

室内なのに解放感溢れる居住性です。



外からの風が遠慮なく入ってくるマイナス20度の部屋では、小さな石油ファンヒーターなんぞ、まったく意味がありません。


マッチ売りの少女が手のひらを温めるために使ったマッチ1本以下の効果です。



「オレ、死んじゃうかもしれないなあー、おいっ」トゥルットゥー



言葉尻に「おいっ」を付けるのはトゥルットゥー特有のクセです。



「なんだぁー?おいっ」トゥルットゥー、たいがいこの言葉を発してます。



「死んだらドス黒い顔がきれいなピンクになるからいいし!」やーくん




家でマイナス20度、仕事に来てもマイナス20度の世界にすっかりヤラれてるトゥルットゥーは今朝もグッタリと頭をたれて、コンビニで100円の鬼ころし(安酒)を買って帰っていきました。

安い命には安い酒が合うようです。


とりあえず、仮眠後、昼間はパチンコ屋に避難する難民です。



「ほ、ほたるぅー、と、父さんはトゥルットゥーのような家には住めないようぅー」

五郎さんでも無理っ!


「ほたる、この人は一生こういう生活のままなので」

純くんからも、なんとも言いがたいコメントをいただきました。


寝る。




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