大晦日の代行
ツライ仕事納めになりました。
終始吹雪!
ただ降ってるだけならいいんだけどね、北海道には地吹雪ってのがあります。
雪が軽く気温が低いために、融けない雪が暴風に乗って舞い上がります。
たとえ雪が降ってなくても、この地吹雪のせいで畑や山から風であおられた雪が道に雪山をつくり、時として走行中に雪の壁に衝突することもあります。
5分前にはなんでもなかった場所に高さ1メートルの雪山が突如現れるのが恐怖。
今日は何回も国道にできた雪山に衝突したり乗り越えたりしました。
マジで。
さて、片道50キロの隣市との往復。
年に2回あるかないかの仕事です。
この路線は吹雪時には超要注意のポイントがたくさんあります。
何年か前には吹雪で遭難した軽乗用の女性が凍死してます。
往復の最中、雪に強いはずのジムニーが路外の谷に落ちて、パトカーが様子を見にきてました。
こわいねー。
で、突如、ケータイが鳴りました。
出会い系SNS大好き、熟女大好き、借金大好き、ヘビースモーカーで喘息患者のM氏です。憎めない憎まれっ子です。歌がヘタ。
「いまどこ?」M氏
「○○からの帰り道」オレ
「客の家の前でハマっちゃった」M氏
「どこ?」オレ
「バカツカの実家」M氏
山の中です。
吹雪時にはランクルでも帰宅不可能の危険な場所です。
元代行ドライバー、バカツカの兄貴を送った帰りに雪にハマったらしい。
SOSです。
バカツカの兄貴は最近出会ったばかりの彼女をハメ倒した帰りです。
ハメたあとに11号車がハマってしまいました。残念です。
まあ、M氏とKM君の乗る11号車はアルトワークス。車高の低いFF車です。基本的に無理な仕事でした。20センチの車高に対して積雪は40センチを超えたナイスシチュエーションです。
とりあえず、隣市からの帰り道に救助に向かいました。
こんなとき、インチキは絶対に助けに来てくれません。
「忙しいから行けない」インチキ、電話で言い放ちました。
いつも通り。死んでしまえ。
とりあえず、仲間同士が助け合わないとどうにもなりません。
現場に到着しました。
完全に雪に埋まってます。
オレの9号車でさえ4WDながら危険な場所です。
ヘタしたら2台とも遭難の危機です。
11号車のフロントに牽引フックを引っ掛けて、9号車で引っ張りました。
フォーーーーーン!
フォーーーーン!
アクセルをベタ踏みで引っ張ります。
上り坂。超非力な9号車が数センチずつ前進します。
100メートルほど山を登ったところでようやく11号車が2時間ぶりに復帰しました。
このあと1時間半の残業を経て、ようやく仕事が終了。同業者でさえ事故を多発させているなか、なんとか無事故で終えました。
それにしても腹立つな。インチキ。




