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トゥルットゥーの住宅事情

代行ドライバーで超熟女好き、パチンコ好き、貯蓄ゼロ、超C級グルメ、家財道具は14インチテレビ(ブラウン管)のみというトゥルットゥー(44)の話です。


毎日毎日稼いでいるのに常に金欠です。



昭和中期に建てられたアパートの部屋は家賃7000円の共同トイレ、共同キッチン、洗濯機なし、玄関は傾いたどこでもドアの、別名・昭和基地とも言われています。


冬になると、隙間しかない部屋には四方八方から寒風が刺さりこみ、ストーブ全開でも常にマイナス気温という厳しい越冬生活を強いられます。


そんな昨夜、


珍しいことにトゥルットゥーが仕事を休みました。



理由、


「寒くて眠れなかったから、っていうか死にかけたから」


太陽の日が当たる昼間でさえ眠れないほどの寒さに、眠ろうにも寝たら確実に死ぬという恐怖体験をしたという。



そんなトゥルットゥーに先日、「電子レンジをあげようか?」と言いました。


「いらん」トゥルットゥー


「どして?」オレ


「欲しくても無理なんだわ」トゥルットゥー



「?」オレ



「オレのアパートね、全世帯合計で10アンペアしかないのよ」トゥルットゥー



10アンペアとは計算値では1000ワットの電力を使えます。



今の世帯では14型テレビとポータブルストーブがギリギリの使用可能電力らしい。


だから、ドライヤー一発でアパートのブレーカーが落ち、全世帯が停電になります。


そんなところに電子レンジなんぞ持ち込んだら、のり弁加熱一発で全世帯が凍死となりかねません。



オレの電子レンジは殺人マシーンと化すところでした。



あ、そうそう、


トゥルットゥーによると、大家さんから「老朽化による倒壊の可能性がすこぶる高いから出てってくれ!ほかのアパートを割り当てるから」と言われてるらしい。


でもね、トゥルットゥーは拒否。


どうにもこうにもいまの部屋に愛着があるらしい。



困った越冬隊員です。


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