小さな反乱軍
インチキと7号車は犬猿の仲です。
っていうか、Y氏とインチキが犬猿の仲です。
原因は常にインチキ。
女性従業員とお気に入りのドライバーだけ、あからさまに楽な配車をするのが不仲の根源です。
オンナのドライバーや媚びへつらうドライバーには遠方の配車をして、7号車には近場の面倒な配車ばかりします。
当たり前に面白くありません。7号車は。
だからね、客を送ったあとにわざと10分ほど休憩したり、コンビニに行ったりして、あえて走る本数を調整します。
当然、売り上げが悪くなります。
そうなると、インチキも意地になって短距離の面倒な配車を増やします。
で、昨夜。
7号車にしては珍しく帰ってくるのが早い。
おかしいと思ったので訊いてみました。
「まともに走ってるけど、どーしたの?」オレ
7号車のY氏とやーくんがニヤリとしました。
「ちょっと来てみて」Y氏
行きました。
「これ、見てみて」Y氏
計器を見ました。
「あああああ!」オレ
「うふふふーーーー」やーくん
「どーーしたの?これ!」オレ
近場ばかり走ってるはずなのに燃料がありません。
「あのね、ずーーーーーっと『ロー』で走ってるの」やーくん
「もうね、ウゥゥゥゥゥゥーーーーーー!って唸りっぱなし!」Y氏
ローギヤで50km/hのリミットギリギリで走ってます。
常にレッドゾーン!
当たり前にガソリンが減ります。
普通なら3分の2以上のガソリンが残るところ、昨夜の7号車はみごとスッカラカンをブチ決めました。
2人とも上機嫌で帰っていきました。
小さな反乱軍。




