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第8章 鬼将軍グレンとの最終決戦

神器戦記 - 神滅三国


第8章:鬼将軍グレンとの最終決戦


鬼国夜叉羅、決戦の刻


剣聖カイザーの厳しい修行を終え、五勇者はついに鬼国夜叉羅の最奥へと辿り着いた。


城の中心、大広間の奥に立ちはだかるのは――


鬼将軍グレン。


漆黒の鎧を纏い、巨大な魔剣を携えた彼は、不敵な笑みを浮かべていた。


「フフフ……よくぞここまで辿り着いたな、小僧ども」


グレンが椅子からゆっくりと立ち上がる。


「以前とは比べものにならぬ気迫……成長したようだな」


「貴様を討ち、ゼウスを倒す道を切り開く!!」


リクが雷刃を構え、仲間たちも武器を構える。


「ククク……ならば見せてみろ、その力を!!」


グレンが魔剣を振り上げた瞬間、戦場が闇に包まれた。


最終決戦が、ついに始まる――。


鬼将軍グレンの圧倒的な力


「行くぞ!!」


リクが雷刃を振るい、雷撃を放つ。


「ヴォルトテンペスト!!」


雷の刃が空間を裂き、グレンへと襲いかかる。


しかし――


「その程度の雷……俺には通じん!!」


グレンが剣を振るうと、雷撃は霧散し、空間に消え去った。


「なに!?」


驚くリクに、グレンが猛然と突進する。


「ヘルブラッド・デストラクション!!」


漆黒の斬撃が放たれ、リクは吹き飛ばされた。


「ぐあっ!!」


「リク!!」


レオンとカエデが援護に入る。


「ならば、俺が相手だ!!」


レオンが風の刃を纏い、斬撃を放つ。


「ストームエッジ・クロノス!!」


風の斬撃がグレンを襲うが――


「甘い!!」


グレンが剣を振るうと、風の刃ごとレオンを吹き飛ばした。


「ぐっ……!!」


「こいつ……強すぎる……!!」


カエデが炎槍を掲げ、魔力を込める。


「私が決める!!」


「フェニックスブレイザー!!」


炎の鳥が飛翔し、グレンに突撃する。


だが――


「くだらん!!」


グレンが剣を振ると、炎の鳥は一瞬で掻き消えた。


「何……!?」


カエデが目を見開いた次の瞬間、グレンが瞬間移動し、目の前に現れる。


「遅い!!」


「ダークスレイヤー!!」


漆黒の剣がカエデを斬り裂き、彼女は地面に崩れ落ちた。


「カエデ!!」


リクたちは次々に倒されていく。


「このままじゃ……勝てない……!」


リクは血を流しながら剣を支えに立ち上がる。


その時――


「……ここまでか」


グレンが剣を振り上げ、止めを刺そうとした瞬間、風が止まった。


「まだ終わっていない」


静かに響く声。


「……カイザー!!」


剣聖カイザーが、大広間へと現れた。


剣聖カイザー vs. 鬼将軍グレン


「ほう……ついに現れたか、剣聖カイザーよ」


グレンが不敵な笑みを浮かべる。


「俺が貴様を倒す」


カイザーが剣を構える。


「フン……どこまでやれるか見せてもらおう!!」


グレンが魔剣を振るい、突撃する。


「ヘルブラッド・デストラクション!!」


黒い斬撃がカイザーを襲う。


しかし――


「遅い」


カイザーが剣を振ると、黒い斬撃が一瞬で掻き消された。


「なに!?」


「俺の剣は、あらゆる技を断つ」


カイザーの剣が青白く光る。


「アークゼウス・クレスト!!」


神の斬撃が放たれ、グレンの体を貫いた。


「ぐおおおおお!!」


グレンが膝をつく。


「貴様……強すぎる……!」


「俺がここで終わらせる」


カイザーが最後の一撃を放とうとする。


しかし――


「フフフ……貴様でも、俺を殺せはしない」


グレンの体が光を放ち、瞬時に回復していく。


「……こいつ、自己再生能力があるのか!?」


リクが驚愕する。


「ならば、仕留めるまでだ!!」


カイザーが剣を振りかざす。


「ゼロエクリプス・グランドバスター!!」


青白い光の刃がグレンの胸を貫き、大爆発が起きる。


「ぐおおおおおお!!」


グレンが絶叫し、ついに崩れ落ちた。


しかし――


「……ははは……無駄だ……」


倒れたはずのグレンが、笑いながらゆっくりと立ち上がる。


「俺を本当に倒すには……“神器の力”を超えねばならん……!」


カイザーが目を細める。


「くそっ……!」


リクたちは力を振り絞って立ち上がる。


「まだ……終わらない!!」


五勇者は剣を握りしめ、カイザーと共に最後の戦いに挑む――!!


次章:「鬼将軍グレン、最終形態へ」へ続く

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