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サキュバス、夢の中では最強です  作者: 雪村灯里
第三章 夢想の妖精騎士

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エピローグ 春に花咲く

 今日は舞踏会だ。一か月前に称号を得た者はお披露目に当たる為、強制参加となる。


 はぁ~!緊張する……。


 噂によると妖精騎士を一目見ようといつもより参加者が多いらしい。

 

だが、先日吸血鬼に狙われた件も有り、私は顔を隠す事を許された。角と尻尾も隠している。その配慮感謝いたします!


 今日はブルーを基調とした服を纏っている。着慣れない服なのでそれが更に緊張感を高める。領地から帰った後も騒がしい日々を過ごしたが……この日の為に苦手なダンスも頑張った! 私は元より技の習得率が上がる特性が有る。そのおかげで覚えられたと言っても過言ではない。ホントこれが無かったら覚えられなかったよぅ。


 最初のダンスの相手は決まっていた。そのパートナーは私が珍しいのか、じっと見つめてくる。穴が空いてしまいます……。そんな私達参加者は廊下に順に並び会場入りを待っているのであった。


時々行き交いすれ違う令嬢たちが「妖精騎士様はどこ?」と探している光景を見かけた。


 居ますよ。ここに。


 その様子を見たダンスのパートナーが、感想を述べる。


「顔を隠して勿体ないな……。それに気づかないもんなんだな?」

「そうですね。翼だけではバレないものですね」


 私は隣にいるエスタにそう零した。

 青を基調としたドレスを纏い髪はアップにしている。髪飾りにはアクセントにエスタの瞳の色とお揃いのオレンジ色の宝石がはめ込まれたアクセサリーが輝いている。


(綺麗だな。似合っておる。半年後も楽しみだ)


 真夜の君もそう褒めてくれた。半年後、私とエスタは結婚する。

 今日はエスタの婚約相手として参加することになった。その為今日はエスコートされる側だ。一週間前急遽決まり私はダンスを一から覚えなおすという荒行を敢行することになった。

 ドレスはエスタが騎士就任時にこっそりと用意してくれていたらしい。だからあのときはガッカリしていたのか。


 緊張で胃が痛いが隣にいるエスタが手を握り安心させるように微笑かける。彼の微笑を見ると胸が高鳴った。


 待機列が動き、前に居るニグルム陛下とリーリの後について私達は会場へと進む。ホールに進み、エスタと向き合うと


「俺と踊ってくれませんか?」


 そう言って彼は手を差し出す。


 サキュバスになり、この世界に来ていろんな事が起ったが……彼と一緒に乗り越えてきた。この夢の様な異世界で……あなたと一緒ならば私は強くなれる。手を取り合って一緒に困難を乗り越えられるだろう。


「もちろん! 喜んで!!」

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― 新着の感想 ―
全体通して物凄くワクワクドキドキしました! ただ、異世界に来る原因となったケイモス(?)との関わりみたいなのが結構浅めだったのが残念です。それとの攻防みたいなのをもうちょっと見てみたかった!せっかくお…
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