第1話 JKという名の哲学(?)
前書きに
何を綴れば
良いのやら
──今年の春、私はついに、2度目となる花のJK生活を始めることになる。
私の物語を始める前に、まずは皆んなに、JKについて知っておいてほしいの。
JKとは、人格や身体が少しづつ大人びて、異性相手でなくとも、肉体接触にほんのりと恥じらいなんかが出てくる。でも、気になっちゃう!……って、そんなお年頃。
要するに……一 番 エ ッ チ な 時 期 で あ る ! !
世の中には、30代の完成された美しさや、JS・JCの幼さやあどけなさを残した可憐さ、俗に熟女と呼ばれる年齢層の成熟したオトナの魅力が素敵っていう人もいる。それも認めざるを得ない事実。
でもね!私は……JKが好きなの!!
「……ティ…」
なんたって、JKというのは……!!
「…スティ……」
なんて考えていると、急にクイクイっと制服の袖を引っ張られる。
「ん?」
「やっと気付いたね、ミスティ。また鼻息荒くなってるよ」
目を向けたそこには、私より少し小柄なくらいの耳が横に長く伸びた種族。そう。エルフの少女がいた。
「あら、ごめんなさいね。リィってばちんまいんだもの。気付かなかったわ」
「むぅ……ボクだって、ちゃんと成長してるんだよ?ほらっ」
リィ──本名を、リィジア・アルステラは、私に向かってそう言うと、私の目の前に立ち、じーっと目を見つめてくる。
「……おっふ」
「おっふ…?」
し、しまった……つい、愛属性魔法を発動してしまった……。
ちなみに、彼女は私の幼馴染み兼彼女である。
……え?お前も女だろって…?
え、うん。そうだけど……ん?
あ、そうだ!言ってなかったね!私はね、ハッキリ言うとレズビアンなんだよ。女の子が好きなの。
なんたって、そういう業の元に産まれてきてるからね、私ってば。
思えば転生前はこの趣味…というか、癖を隠す為に、エリートぼっちを貫いてたなぁ……
でも、今回(の人生)の私はひと味違う。私の夢は…美少女百合ハーレムを作ること!そして、私がこれから通うのは女子校で、転生して誰もが認めざるを得ない万能美少女となった私には…美少女の方から寄ってくるの!!
何たるEASY OPERATION……興奮が止まらない…!…ハァ…ハァ……
「ミスティ…鼻息……」
おっと。またやってしまった……。
「平気よ、リィ。私、外面だけは美少女だもの」
「外面だけって言っちゃうんだ……そんなことないけどな」
呆れたように笑った後に、ボソッと放ったその言葉……
「もちろん、聞こえてるわよ」
「…っ……もう!!」
「ふふっ…私、美少女だもの」
「関係ないよねぇ!?」
顔を真っ赤にするちんまくて可愛い幼馴染みと、そんな他愛もない話をしながら、私たちは並んで学校へ向かう。
これから始まる、美少女達との百合イチャライフに胸を弾ませて。
──そう。これは、 “生前ぼっちだった私が、異世界で百合ハーレムを作る。” そんな性春群z…じゃなくて、青春群像劇である……!!
次回からキャラクターの紹介でも入れましょうかね。




