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三話 この世界優しい人多いかよ。

俺は王都にいる。..へ?展開早いって?仕方ないじゃん。着いちゃったんだもん。いや、長旅になるだろうなーと思って疲れない程度に走ってたら1日で着いてしまった。流石俺。


地球にいた頃はあんなに俺って速くなかったけど。そして、前々から感じてたけど、この世界に来てから、妙に身体が軽い。何かに開放されたみたいに。


まあ、そんな事考えたって分からないだろうから、とりあえず、冒険者登録だな。そしてクエストをこなさないと、金がない。


って事で冒険者ギルドを探している。あの本にも書いてあったけど、1つ1つの国に冒険者ギルドは存在するようだ。


「すみません、冒険者ギルドを探しているんですが」


「お?お前さん冒険者になりたいのか?やめとけやめとけ、心臓何個あったってお前さんじゃ無理無理」


散々の言われ用だな。


「場所だけでも教えて頂けないでしょうか?」


「しゃーねーな。特別に教えてやらぁ。」


案外いい人だった。この人、もしやツンデレか?なんて―――


「そこを真っ直ぐ行って、右に曲がって真っ直ぐいけば、正面にある。勘違いするなよ?お、俺はただ単に暇だった...だけなんだからね!」


おえぇぇぇ.....男が言うと、こんなにも違うのか...と、とりあえず行ってみるか


「ありがとうございました」


「べ、別に礼はいいんだからね!」


ごめん、立ってるだけでもきつい...


と、なんだかんだありながら冒険者ギルドの前にやってきた。かなりでかい。建造物で周りを見渡しても見えなかったが、こんなにもでかかったとは。あっぱれ。


さて、俺は冒険者ギルドの中に入った。大体冒険者ギルドに来るとテンプレ起きるんだよな。


俺はカウンターにいる受付嬢の前へ行った。


「すみません、冒険者登録をしたいのですが」


「分かりました。少々お待ちください」


と、言われ数秒待った。


「こちらに、書いてある事を詳しくご記入ください」


契約書かな?それを渡された。


「分かりました」

―――――――――――――――――――――


名前:雫華白兎


年齢:17


得意な魔法:雷魔法


主武器:大鎌


規約。1、冒険者同士の殺し合いは禁止

2、魔物のドロップアイテムはトドメを刺した人の物

3、全て自己責任

4、犯罪を犯したら冒険者剥奪、しかし盗賊討伐は良しとする

___

│同意│

 ̄ ̄ ̄


―――――――――――――――――――――


「では、少しお待ちください」


そう言われ、待っている時。


「よお、兄ちゃん」


お?これはテンプレってやつ?


「兄ちゃんも冒険者の仲間入りだ!歓迎するぜぇ!」


この世界優しい人多いかよ。でもここは。


「ありがとうございます」


礼を言えば明日の友。ってよく俺が使ってる言葉だ。注意!辞典には載ってない言葉だよ!


おっさんと握手してから俺は冒険者カードを受け取った。


「では、冒険者の序列等の説明を致します。

冒険者はFからSSSランクまでのランクがありますが、Sから上の人はこの世界の超越者です。ですので、超越者を目指して冒険者をやっている人が多いです。あちらの方達も超越者になるべく日々頑張ってるんですよ。そして、白兎様のランクはF。一番下のランクとなります。ランクを上げるには、クエストをこなす必要があります。しかし、討伐クエストの方がランクが上がりやすいです。Sランクから上になるには、Sランク以上の『魔物』を何十体と倒せばランクがあがりますが、そう簡単なものではありません。地道にやって行くのが効率いいです。

そして、魔物です。魔物にも序列があります。FからEx。ExはSSSランクの冒険者が全員で戦ってやっと倒せる程の異次元の存在です。


クエストにも制限がかけられています。Fランクの冒険者の方はFランククエストしか受けられませんが、序列が上がればEランクのクエストが受けられ、勿論Fランクのクエストも受けられるようになります。これで以上となります」


余り頭に入ってこなかったけど、大丈夫だろう。


「ありがとうございました」


「今はなるべく危険なクエストを受けない方がいいかと思います。なので薬草を採取したりなどのクエストがあるので地道にランクを上げていけばいいかと思います。魔物との戦闘も慣れた方がいいのですが、私は何人か新米冒険者が命を落としてしまったので、なるべく今はなるべく命を落としてしまうようなクエストは受けて欲しくないと私共は思っております」


「忠告ありがとうございます」


俺はクエストボードを見た。


薬草採取...これか。まあ、これでいいかな。


「これを受けたいのですが」


「かしこまりました。場所は王都の近くにある森の中に生えてますが、十分気をつけてください。」


俺の初クエスト。楽しみだ。

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