Re-Fill
ほら、刻一刻と
時間は過ぎて、過ぎていく
いつかは一杯だったこと
今は空っぽになったこと
それは経過した時間と共に
消費されて
消化されて
目に見える位に減ってきたことは
二人の目には、あまりにも明らか
もう一度
空っぽを
一杯に
詰め直すことが、できたのなら
お互いの思い出袋の中身に入った
何年か前の雪の日の事が
きっと、鮮やかに思い出される
だから今日は
空っぽの
コーヒーの瓶と
紅茶の瓶を二つ並べて
一緒にどちらを楽しもうか
そんな会話を、しようじゃないか
ありがとうございました。