閑話2
あの日から○○の様子は特には変わらなくて、その事が逆に不気味に思うのは私が○○の事を嫌がってるからなの?
いいや、そんな事はない。
ワタシは○○の事が友達として好きだ。
それは絶対に変わらない事だ。
例え────○○がどんな事をしたとしても。
私は絶対に○○の友達でいてみせる。
※
あの事を聞いてしまった私はどこか狂ったのかもしれない。
ひそひそと同級生に何かを話すあの人を見る度にいらいらし、手を出しそうになった。
今までは□□のためにずっと我慢出来ていたのに、どうして□□の努力を壊してしまうような事を私はしようとしたんだろう。
やっぱり、私は狂ったの?
だから、そんな事をしてしまうのだろうか。
分からない。
でも、手を出しちゃいけない。
私が直接、手を出せば終わりだ。
だから、今はやらない。
でも、許すわけには絶対にいかない。
□□を傷つける人間を────この場にいさせちゃ駄目だ。
それは私に与えられた使命のような気がした。
────復讐だ。
この事で私が□□にどう思われようとも、嫌われたっていい。
友達じゃなくなってもいい。
私がどんなに傷ついたっていいから、
私は□□を必ず守る。
────それが多分、□□の家族である私に出来る唯一の事だから。