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魔王ディフェルの世界征服  作者: カイロ
第1章 魔大帝国ディフェルクルーヌ建国
7/11

クレフリール対ディフェルー追記中ー

対処Ⅰ


1/28投稿


改稿版


数日後

「さて、雷の大精霊の洗脳も終えたことだ。セルン、ミリナ、あの大砦を襲撃せよ」


今回のディフェルの予定とは、このままこの大砦を突っ切り、王都近くまで占領することである。大砦には、今も多くの騎士、兵士が国の安全のため、動いており、常に戦争への準備をしている。セルンとミリナをいかした理由、それはこの2人は前回までの戦いに関わっておらず、顔がマークされていないかもしれないからだ。ある程度中まで入ってもらったら破壊するつもりだ。


「じゃあ、俺は今のうちに外の連中を襲撃するとしよう」


ディフェルは歩く方向を変え、演習をしている兵士軍のところ向く。


「おい、止まれ!!お前何処のものだ?!」


「何処の者?そりゃー決まってるだろ?襲撃者の者だ。お前らを殺しに来た」


ディフェルは目の前にいる兵士の鎧をわざと蹴り、内部に衝撃を与え、怯ませる。


「ん?ここはちゃんとガードしてないんだ?なら…えい☆」


ディフェルは男の急所、即ち男で最もダメージの喰らうところを'本気'で蹴る。その男は悲鳴を上げるが、もう遅い。潰れているだろう。


「お、おれの玉がっ…」


「殺してはないけど重症だね。次は誰からに…ん?」


ディフェルのいる、訓練場の上空を旋回しているのは飛竜だった。飛竜は次々と咆哮を上げ、口を開いてディフェルを捕食しようとする。だが…


「我が望みしものは、世界を崩壊に導き破滅の炎」


ディフェルの目の前に赤黒い炎が出現し、飛竜を飲み込む。飛竜はそこから逃れようとするが、逃れれる前に焼き尽くされてしまった。


「なっ!?」


「何を驚いているのかな?魔王って名乗っているくらいだからこれくらいできても不思議じゃないでしょ?次は誰が楽しませてくれるのかな?」


ディフェルは徐々に固まっている連中のところへ近づいて行く。


「や、やめろ!!」


「あ?誰だお前?」


「俺の名前は陽鷺(ひさぎ) 流海(るかい)だ!!」


それを聞いたディフェルはニヤリと笑みを浮かべた。だか、見た目は幼く、少し震えているところを見て、つまらなそうな顔をした。


「勇者か…だが、召喚されて間もないだろうな。残念だ。もう少し成長していれば楽しめたんだが…」


「うるさい!!この俺と勝負しろ!!」


「だが断る。お前みたいな雑魚には興味が無い。それ以前に、異世界人と戦おうとは思わない。この世界も落ちたなぁ異世界人に俺を討伐しろと頼むなんて……屑か。いいだろうお前をこれからこの世界の藻屑にしてやるわ!!」


ディフェルはフラガッハを構え、勇者が向かってくるのを待った。すると、勇者は聖剣を抜き、こちらにその刃を振りかざしてきた。が、弾かれ、剣は宙に舞った。


「十字剣抜!!」


勇者は宙に舞ったはずの剣を持ち前の能力を使い、無事に拾ってディフェルの肩を狙った。

「っ!?」


「乱花抜刀、12連!!」


「んなもの効くか!!集え炎よ、神魔の双龍!!」


ディフェルの手からドス黒い龍と、その逆、神々しい龍が渦巻き、勇者を襲う。だが、勇者も負けていない。白龍を断ち、黒龍のブレスを受け止める。


「まだか……」


「どうした?この世の終わりを目の当たりにしているような顔をして?」


「いや、だって…」


そこには、同じ日本人の若い女性がディフェルの後ろで貫かれていた。この女性は幻なのだが、幻の耐性がない勇者は本物と幻視する。その女性を貫いているのはセルンで、セルンは幻の血が顔に掛かり、うっすらと笑みを浮かべ、ショックで倒れそうな勇者を見る。


「面白いだろ?自分がかつて愛していたものが貫かれる気持ち。まあ、幻だから安心しろ。記憶から読み取ったものだから少し変になっているだろうがな」


「ぐッ…幻?嘘だ!!許さない!!」


これは幻聴も試すべきか?


『流海…』


「騙されるかっ!?」


「あれ?俺を殺すんじゃなかったのかな?殺す覚悟もないのにこの戦場に来ているというのなら、それはただの足手まといにしか思わないけどなー」


勇者はディフェルを睨み、悔しいのか歯ぎしりをする。

その様子を見て哀れに思ったのか、声を掛けた。


「よし、お前にチャンスをやろう。これから2ヶ月、俺たちの住処に辿り付いたら引こう。だか、辿り着けなかった場合、女子供関係なく、この世から消してやる。どうだ?もちろん、俺の配下や、契約しているものが阻むがな」


「わかった。けど、絶対にその期間は手を出すなよ!」


「この国が俺を攻めなかったらな。攻めてきたところで、あの世へのお土産でも持たせて…ってするけどな」


「…それでいい。だから、手出しするな!!」


「威勢がいいのはいいことだ。精々、人殺しを特訓するべきだ。セルン、ミリナ、撤退するぞ!!」


ディフェルは地面に転移陣を描き、発動させる。その光が目印となり、配下はその光目掛け、駆け出した。


「待ってるからな」


と、言い残し光の中に消えていった。この瞬間、勝ったと勘違いしたクレフリール軍は共に喜び合った。









とりあえず投稿。

1/28〜2/1まで合宿があるので投稿は不可となります。また、内容変更により、更新が滞っています。


第1章のタイトル変更あり。


2/14より お知らせ


近頃、更新が滞っています。

1,言い訳になりますが、2/19よりテスト一週間前になりますので…


2,講座と大量の宿題をしていると、どうしても時間が足りません。


3,3/4…5?ぐらいに実力テスト&学年末テストが終わるので、4〜6ぐらいから2日に1ペース(できたら1日1回)でディフェル〜を投稿します。

バレンタイン、ホワイトデーの番外投稿は3/14?(何日だっけ?)に行います。



ー追記ー

クレフリール占領後、どうしようか…


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