第一話 竜神谷の少年
初のオリジナル連載です。
駄文ですがよろしくお願いします!
この世界には色々な職業がある。
医者や教師、警察官など様々だ。
そしてその中でもっとも人気があり、もっとも過酷な職業がある。
その職業の名前は「神獣ハンター」
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竜神谷
竜帝道場
俺の名前は「雷雲寺 竜二」という。
今年から「神獣ハンター養成学園」に通う事になった。
「ホントに行くんだな。」
「ああ。俺は神獣ハンターになりたいしそして親父! あんたを越えたい。」
俺が今はなしている相手は俺の親父の「雷雲寺 竜一」。親父はかつて「竜皇」と呼ばれた伝説の神獣ハンターだったらしい。
現在は道場を開いて金を稼いでいる。ちなみに俺も門下に入っている(当然だが)。
「やるからにはがんばりなさい。母さんも応援しているわ。」
母さんの名前は「雷雲寺 水華」
俺を心配してくれたり近所付き合いもいい理想的な母さんだ。ただ……−
「ただし諦めて帰ってきたら……ワカッテルワヨネ?(ゴゴゴ)」
「はっはい。(ガクガクブルブル)」
とてつもなく怖いところを除けばだが……。
「それじゃ行ってくるよ!」
「頑張ってこい!」
「しっかりねー!」
そして俺は駅に行き、「神獣ハンター養成学園」のある街「デオキシリボース」に向かった。
竜一side
いっちまったか。
まあ昨日正式にアレと契約させたから準備万端なんだがな。
「大丈夫かしら? あの子」
「大丈夫だよ。てゆうかあの学園くらい卒業出来なかったら一生俺を越えることなんて出来ないよ。」
「それもそうね。」
まっ楽しめや!
竜一sideEnd
デオキシリボース
「ここがデオキシリボース通称『ハンター街』か……」
俺は電車を降り街の様子を見ていた。
「甲冑とか着ている人がたくさんいると思っていたけど普通の大都市って感じだな」
鎧等を着ている人は少なく、普通のスーツや制服で人々は歩いていた。
「でも楽しそうだ。」
と俺が思っていると−
「竜二〜! 久しぶり〜!」
−数年ぶりに聞いた声が聞こえてきた。
「久しぶりだね姉さnうわあー!w(°O°)w」
まさかのハグをされた。
「お姉ちゃんね! 竜二と数年会えなくて寂しかったのよ」
「あの……」
「何?」
「とりあえず離れてくれない? 一応公共の場所だし」
「しょうがないわね。じゃあ続きは家で「やりません!」Σ( ̄□ ̄;)」
姉さんはガーンという表情を見せたが俺の解答は常識的だったはずだ。
「わかったわ。とりあえず私の車に乗って」
「うん」
とりあえず今はなしている相手は俺の姉の「雷雲寺 竜華」だ。
俺の事は心配してくれる優しい姉なのだが……極度のブラコンなのだ。
ハグは日常茶飯事で小さい頃にはキスもされた。
まあ、だから彼氏できないんだろうけど……。
正直俺はこの姉が嫌いではないが苦手だ。
そうこうしている間に姉さんの住むマンションが見えた。
マンション
「さあ着きましたよ」
「うん。」
俺と姉さんは車から降りマンションに入り、玄関のドアを開けた。
「さてと荷物を置いたらシャワーでも……ってなんだこりゃー!」
「いきなり騒いでどうしたの?」
「どうもこうもないぞ! なんだこりゃ? 完璧にカオスだろうが!」
リビングを見ると脱いだ服や本などが散らかっていた。とても人が住める所とは思えない。
どうやって生活してたんだろう?
「片付けなきゃダメ?」
「絶対ダメ!」
俺に言われ姉さんは部屋を片付けれ始めた。
10分後
「やっと片付いたわ」
「それじゃシャワー浴びてくるよ」
「わかったわ」
そして俺はシャワーを浴びて姉さんの作った夕飯を食べて自分の部屋で寝た。
翌日
俺は7時に目を覚まして顔を洗ってリビングに行くと姉さんが朝食を用意していた。
「姉さんおはよう」
「竜二〜! おはよう!」
また抱きつかれた。
「姉さん離れてもらえる?」
「えー!」
「『えー!』じゃないだろ……」
姉さんは渋々俺から離れた。
「所で今日が入学式?」
姉さんが朝食のパンを食べながら聞いてくる。
「いや今日は学園長に挨拶に行ってクラスの紙を貰うんだ。ほら俺は高等部からだから。入学式は明日だよ。」
「そう」
そして俺は準備した。
「それじゃ行ってくるよ!」
「頑張ってね。それと帰ってきたら私と買い物に行くわよ!」
「おう。わかった」
そして俺は学校に向かった。
神獣ハンター養成学園
学校についた途端俺はビックリした。
「広いとは思ってたがこりゃ広すぎだろ!」
敷地は物凄く広かった。
「とりあえず学園長の部屋を探すか」
俺は学園長の部屋を探すために学校に入った。
学園長室前
「あれからいらんな教師に場所を聞いてやっと着いたな」
そして俺はドアをノックした。
コンコン
「誰だい? はいってきな。」
そして俺は学園長室に入った。
学園長室
「おや、クラスの紙を貰いに来たのかい」
「はい」
「それならこれだわさ」
「ありがとうございます!」
そして俺が二つ折りしてある紙をみるとそこには『G4』と書かれた紙があった。
「ちなみにあんたのクラスについてはあんたの父親があたしにいってきたんだわさ。そして紙に書いてあるアルファベットは適性ランク。数字はクラス番号さ。」
「ふーん。それで俺の適性ランクのGはどれくらい高いんですか?」
「一番下さね」
「なっ!」
「入学試験の結果はSSランクでもよかったんだけどね。あんたの父親がね」
あの親父なんつーことを!
しかし何故か俺は自然と笑っていた。
「くくく……」
「どうしたんだい?」
「上等じゃねえか! あのクソ親父! ようするにGからSSに上がれないようじゃ超えられねえってことだな! やってやるよ!」
「……」
「それじゃありがとうございます!」
「ああ、あんたの活躍楽しみにしてるよ」
そして俺は学園長室を後にした。
学園長side
「全く落ち着きがないやつだ」
それにしてもあの子はホントにあいつに似てるさね。さすが親子だ。
こりゃあ一波乱も二波乱もありそうだね。
楽しみだよ。
学園長sideEnd
街中
G4か……。つまり俺は1年4組に向かえば良いわけだな。
俺がそうおもいながら歩いていると複数の男に囲まれてる女の子がいた。
うっわどんどん物騒な雰囲気になってるな。助けてやるか。
俺はそこに向かい歩き始めた。
「俺たちに付き合えよ!」
男の一人が女の子の腕を掴む。
「イヤ……離してください!」
「こいつさっきから抵抗しやがって」
「骨バッキバキにすんぞ!」
「あの〜」
「「「ああ?」」」
「その子嫌がってるだろ離してやれよ。まあ不細工な顔してるからこんな事しか出来ないんだろうけど」
「てめえぶっ殺してやる!」
そして男たちが一斉に襲い掛かってくる。
「食らえ!」
男の一人がパンチを繰り出してくる。
俺はそれを簡単によけ、そいつの腹を殴り、気絶させた。
「てめえ!」
二人目の男が蹴りを出してきたが俺はその足を受け止め、もう片方の足も持ち上げ、そいつを三人目の男に投げた。
「グハッ!」
見事に三人目に当たった。
「あんたらまだやるか?」
「ちくしょう! 覚えてやがれ!」
「くそ!」
そして男たちは捨て台詞を吐き気絶した仲間を抱えて逃げた。
弱い奴らだったな。
そんなことよりも
「怪我はないか?」
この女の子の事が心配だ。
「はい大丈夫です。怪我はありません。助けていただきありがとうございます!」
その女の子は笑顔になった。
やべぇ……なんかこの女の子かわいいな。
そして時計を見ると姉さんとの約束までほとんど時間がなかった。
「やっべ! 時間が! それじゃ! ナンパに気を付けろよ!」
俺は急いでマンションに向かって走った。
そしてその一部始終を近くのビルの屋上から双眼鏡で覗いている男がいた。
???side
「あいつなかなかやるやんけ」
へぇあいつがばあさんの言ってた奴か。
むだのない動きはさすがちゅーとこかな。
これからたのしくなってきそうやな。
楽しみやで
???sideEnd