第27話 新たなる作戦
ステラとアンドロメダがアンドロメダの部屋に突然に現れ、アンドロメダをベッドに寝かせる。
アンドロメダを寝かせた後ドアからノック音が鳴る。
「どうぞ。」
ステラが答えるとドアが開きケフェウスが部屋に入る。
「メダ!大丈夫か…
あれ?ステラさん?なんでメダの部屋に?」
ケフェウスがステラに驚きつつ後ろのアンドロメダに気づいた。
「ってメダ!!ステラさんメダどうしたんですか!!」
ステラに駆け寄るケフェウスにステラは嫌な顔をしつつ答える。
「ああ、勉強疲れってところだな。しばらく休めば回復するだろう。」
「本当か?良かった…
あ!ステラさん、オリオンさんが呼んでいましたよ。」
「ああ…そういえば『流星』の確認がまだだったな。
仕方がない、向かうか。」
ステラとケフェウスはベッドで寝ているアンドロメダを一度見て、その後カシオペア女王のいる謁見の間に移動する。
ステラが謁見の間につくとオリオンが口を開ける。
「ステラ、どこに行っていたのだ?
それとケフェウス、アンドロメダは大丈夫だったか?」
「メダはステラさんに何かを教えてもらってたらしいです。
勉強疲れで寝ていました。」
「ああ、あの少女に魔法を教えていてな。少し外にいた。
で、私が呼ばれた理由は『流星』の件だろう?石はどこだ?」
ステラが尋ねるとオリオンは懐から石を取り出す。
「これだ。アリエスの懐にあったからこれが『流星』だということになると思う。」
ステラはその石を見ると興味なさそうに椅子まで移動する。
「そうか。であれば、そのアリエスというやつは水に沈む準備でもしていたんだろうな。
それはただの石だ。」
その返事を聞いてオリオンを含む騎士団員は落胆する。
「あんなに多くの犠牲を払って、手に入れたのがただの石だったのか…」
「大変だったらしいな。まぁでも、その大量の犠牲を出す元凶を倒せたんだ。
そう考えるしかないだろう。」
落胆するオリオンにステラは興味なさそうな感じだが励ますような言葉を返す。
「意外だな、ステラが励ますなんて。
そうだな、これ以上村がアリエスの犠牲になることはなくなったんだ。」
オリオンは少し元気を出し、謁見の間から出て行った。
ーーーーーーーーーー
「あ!アリエス様がお死にになりましたね。」
眼鏡をかけた子供が突然そうつぶやく。その言葉にシルクハットの男がため息を吐く。
「やはりあの人勝手に『流星』探しに行ってしまったんですね。
取られた石は『流星』だったんですか?」
「申し訳ありません。現状どっちだったかの情報はオレに届いてません…
モウシワケアリマセン…モウシワケアリマセン…モウシワケアリマセン…モウシワケアリマセン…モウシワケアリマセン…モウシワケアリマセン…モウシワケアリマセン…モウシワケアリマセン…モウシワケアリマセン…モウシワケ…」
急に頭を抱え壊れたように謝罪を繰り返す眼鏡をかけた子供の様子にシルクハットの男が慌てる。
「い、いえ大丈夫ですから!落ち着いてください…」
「はぁ、この程度でトラウマを思い出して取り乱すなんて情けねぇですの。
しかし、アクエリアスの野郎の件といいピスケスやアリエスの件といい…騎士達はどうしてアタシ様達の居場所が分かるんだ?ですの。」
赤髪の少女の言葉に先程まで取り乱していた事が嘘のように眼鏡の子供が答える。
「その情報ならすでにオレどもの耳に入っております。ピスケス様の方は未だ不明ですが、アクエリアス様とアリエス様の方は『緊急救助要請』なるもので騎士サマ方のもとに情報が行くようです。」
「何ですの?それは?」
「手に入れた情報によりますと一部の村や都市には『シェダル』に直接連絡が出来る装置があるようです。
大きな都市とかなら確実にその装置があるでしょうね。」
「なるほど…ですの。」
「であるとすると今後は大きな都市には攻めていきずらいですね。
それに、今のままでもかなり厳しいですね。なぜかあちらは救助要請以外でも私達の攻める村を把握する術を持っているんですから。」
シルクハットの言葉に隣にいた黒髪の少女が「なぜかねぇ…」とつぶやく。
「ふむ、ひとつ提案なんだが。」
筋肉質の男が手を上げる。
「なんですか?」
「いっそ場所がばれるなら、二人でペアを組み片方が村や都市に行き『流星』の回収をする。もう片方は『シェダル』に行き取られた『流星』の奪還をしてはどうだ?」
「うーむ、悪くない考えだと思いますが。少々『シェダル』に向かう側が厳しくありません?
誰か『シェダル』側に立候補する人います?」
シルクハットの男に皆が手を上げようとしない。
「俺が言い出しっぺだし俺がいく…」
筋肉質の男が手を上げようとしたところで一人の女性が手を上げた。




