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願いを勝ち取る少年達  作者: HAKU


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第26話 魔法の研究

 オリオン達は被害状況の確認をしていた。犠牲者は騎士団だけで50を超える、ベラトリクス等の死亡はしていないもののけがを負ったりしたものは騎士団の半数を占めた。

 アンドロメダは後悔していた。人を殺めたことに対する後悔ではなく、多くの犠牲者を出したことにである。

 あと少し、早く火について思いついたら。魔法を使うことが出来たら。被害はもっと減らせたのかもしれない。

 騎士団は仲間や村の人の墓を作り『シェダル』に帰った。


——————————


 アンドロメダは『シェダル』に戻ってからステラのもとに訪れた。ステラは椅子に座り、本を読みながら眼だけでアンドロメダの方を見る。


「村の少女か、私に何の用だ?」


「ステラさんって魔法に詳しかったですよね?」


「ふむ、まぁそれなりにはな。」


「私に魔法を教えてください!!」


「どうした、突然。」


 突然頭を下げるアンドロメダにステラは相変わらずの無表情で答える。

  アンドロメダはステラに今回の戦いについて話した。

  そして、自分が火をつけるのに手こずってなければ犠牲者を減らせたと思っていることも。


  ステラは本を置き、少し何かを考え始めた。

  数分間考えた結果ステラはアンドロメダの方を見る。


「ま、暇つぶしにちょうど良いか。教えてやる。」


 ステラは席を立ち、城の庭に移動した。


「教える前に注意して貰いたいことが3つある。

  1つ、魔法は基礎の基礎から教える。当然最初は戦闘に向いてる事とは思えんことからだ。

  2つ、私は厳しいぞ。なにせ人に魔法を教えるのは初めてだからな。

  そして3つ、魔法を覚えても死ぬやつは死ぬ。

  お前が全員を助けるつもりでいるなら余計な考えで魔法に集中出来なくなるのは目に見えてる。

  よってその考えをしているなら私はお前に魔法を教えない。 いいな?」


  アンドロメダは考える。


「(魔法を得ても助けられない可能性もある…

  それでも、今までより役に立てるなら…)」


 アンドロメダが顔を上げる。


「分かりました。お願いします!!」


「そうか、では始めようか。」


 ステラは赤、青、黄、緑の小さな光を手から出して言う。


「ではまず魔法の基礎の基礎、4属性の魔法について学ぼうか。火、水、風、土この4つが魔法の基本だ。

 いや、すでにこの世界にこの4つ以外を使える魔法使いはほぼいないだろうから魔法の全てと言ってしまっても問題ないだろう。」


 ステラは光を消し改めてアンドロメダの目を見る。


「次に魔法を使うのに必要な事を教える。

 魔法を使うには使用者の魔力を消費する。ここで良いことを教えてやろう。

 この魔力だが誰でも持っているんだ。そして魔法を使えば使うほど、魔力を回復した時に持てる魔力が増えてくんだ。

 だから私が教える基礎の魔法でも毎日使っていればいずれ強力な魔法をつかえるまで魔力が増えていく。

 まぁ、筋トレと同じだな。

 まぁ、今の時代はそこの所を端折って魔法道具で魔法を底上げしてたりするのだが…」


 ステラはアンドロメダに近づく


「さて、早速魔法の練習をしようか。

 まず、お前が今回使いたいと思った火の魔法からだ。

 利き手の手のひらを上にして目をつむれ、そして頭の中で火を思い描け。大きなものじゃなくていい、むしろマッチの火程度の方が良い。」


 アンドロメダはステラに言われた通りに目をつむり、右手の手のひらを上にした。


「そう、それでいい。深呼吸をして呼吸を整えろ。」


 アンドロメダは自分の中の『何か』が激しく動き、体が熱くなるのを感じる。


「目を開けろ。」


 ステラの声でアンドロメダは目を開ける。

 すると、アンドロメダの手のひらには小さな火が出ていた。


「うわ!!」


 アンドロメダが驚いて手を振ると小さな火は消えてしまった。


「初めてはそんなもんか。

 今、お前の中の魔力を無理矢理放出し魔法を使わせたのだが。魔法を使うコツはまだつかめてなさそうだな。

 まぁいい、しばらくは私が補助をしてやるがいずれは自分自身で魔力をコントロールする術を身につけろ。」


 アンドロメダは突然座り込む。


「ふむ?魔力の放出の調整を間違えたか?魔力は一晩寝れば回復するだろうが。

 仕方がない、私がお前を部屋まで運んでやる。」


 ステラが手を上げると辺りが光り、アンドロメダとステラの姿が消える。

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― 新着の感想 ―
なるほど、筋トレ式ですか。 筋トレ→タンパク質 のように魔力使った後に摂取するもの次第であがったりとか? でも、頑張った分上がっていくのは良いですね〜。
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