第16話 不死身の戦士
ピスケスを倒したケフェウス達『ペテルギウス聖騎士団』は『シェダル』に帰ってきた。
「『星神教十二座集ピスケス』を殺害し、『流星』を回収しました。」
オリオンはそう言ってカシオペアに『流星』を渡した。
しかしステラはその石を横目に見て言う。
「いや、それはただの石だな。」
「本当か!?」
オリオンの驚きにステラは冷静に答える。
「ああ、それはただの隕石だ。『流星』ではない。」
「まぁ、『星神教十二座集』を1人倒したのだから良いだろう。ゆっくり休め。」
『ペテルギウス聖騎士団』はカシオペア女王にお辞儀をしてそれぞれの部屋に戻っていった。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
その日の夜、黒装束を着た人達が『シェダル』の入口の門の門番に近寄って行った。
黒装束は被っていたフードを取り、門番に言った。
「潜入ご苦労様。
すまないな、そんな騎士の鎧など着せて。」
門番は何故か生きていたピスケスの顔を見ると『シェダル』の入口の門の鍵を開け、他の『星神教』に混ざり黒装束に着替えた。
ピスケスは『シェダル』の町をそのまま通り過ぎ、城の門まで移動する。
「な、なんだお前らは!」
門番は『星神教』の多さにビビりつつ、ピスケスに槍を向ける。
しかしピスケスは笑いながら答える。
「うおいおい、ワタシ達は別に君達に危害を加えようなんて微塵も思ってないさ。
ワタシ達はただ、『ペテルギウス聖騎士団』達から『流星』を返してもらいたいだけなんだ。呼んできてくれるかい?」
「だ、誰がお前らの言うことなんて聞くか!」
「強情だねぇ。そうなったらこっちも無理矢理回収するしかなくなるからなぁ。」
ピスケスは布に包まれた槍を抜き門番の槍を折って門番の首に槍を突きつける。
槍を突きつけられた門番もそれを見た門番も手を挙げ降参する。
「ね?頼むよ、『ペテルギウス聖騎士団』を呼んできてくれないかい?」
門番は急いで『ペテルギウス聖騎士団』達を呼びに行った。
「どういう事だよ。お前はアタシが首を跳ねたはず…」
「まぁ、細かい話はいいじゃないか。
それより、『流星』を返してくれないかい?」
ベラトリクスの質問に答えずピスケスは笑顔で左手をつきだす。オリオンはそれに答える。
「あの石はただの隕石らしいからなお前達にくれてやってもいい。」
「え?ワタシ命張って回収しようとした石がただの石なの…
まぁ、けどアクエリアス君の石の話が出ないってことはアクエリアス君の石は本物って事みたいね。
それじゃあそっちを…」
「断る!お前はここで倒す!」
「酷いねぇ。この町を戦場にするなんて。」
オリオン達が武器を構え『星神教』に向かって走っていく。
『星神教』も槍を構え『ペテルギウス聖騎士団』を迎え打つ。




