第11話 帰還
十二座集達は話を終え、席を立った。
「そうそう、言い忘れてた。
次に行く村を決めたわ。『アルレシャ』よ。」
水色髪の発言を聞き、彼女に近寄る眼鏡の子供。
「『アルレシャ』!?ピスケス様、それは本当ですか!?」
「うおお!?ほ、本当だ。」
「気をつけてくださいね。
あの村の坊やは一筋縄ではいかないようですよ。」
シルクハット男は嫌味な感じにニヤッと笑う。
「問題ない、君も知ってるだろ。
ワタシは殺し合いは好まない、村の子供の方なら話し合えばきっと分かってくれるさ。」
水色髪の女性は笑って答える。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ケフェウス達は『シェダル』に帰り、カシオペア女王にアクエリアスを倒した事を伝え、石を渡した。
「これが『流星』?割れた石のようにしか見えんな…」
「それはたしかに『流星』だ。私が保証する。」
カシオペアの疑問に、ステラは本を持ちながら石を少し見て答えた。
「ステラ、お前の言葉を疑うわけじゃねぇけどさ。そんなパッと見で分かるもんなのか?」
ベラトリクスは少し疑うような目をしつつステラに聞く。
「『流星』は特殊な石だ。独特の魔力を放っている。
1度感じたら忘れるわけない。」
ステラは気にもしない雰囲気で答える。
「『流星』を見たことあるんですか?」
ケフェウスが聞く。
「ああ。
私はこんな見た目だがな、100年程生きてる。
『流星』が空を流れるのも見たことがある。
地に落ちたと言われた隕石で、あの隕石だけが魔力を感じた。
それと同じ魔力をその石からは感じるわ。」
「そ、そうなんですね。」
ステラの口から出る多くの言葉に、ケフェウスはひきながら頷く。
「女王様、あとひとつ報告が…」
オリオンがカシオペアに言う。
「なんだ?」
「また、村の子供が1人軍に加わりました。」
そう言ってオリオンが後ろを見た。しかし、ポルックスの姿はなかった。
「ん?ポルックスはどうした?」
皆も探したがポルックスの姿はなく、カシオペア女王がとりあえず休憩しろと言い、全員が解散した。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ケフェウスとアンドロメダはベラトリクスの提案で、城下で買い物に行くことになった。
ケフェウスが城から出ると、そこには階段に座っているポルックスの姿があった。
「ポルックス、どこに行ってたんだ?探してたんだぞ?」
「苦手です、ボク、偉い人がいる部屋が。
無理です、女王の前に立つとか。
頭痛が痛くなる。」
ケフェウスの疑問に頭を押えながら答えた。
「特殊なやつだな。
まぁいいや。お前も買い物に参加な。」
頭を抑えていたポルックスの頭に軽く手を乗せ、ベラトリクスは笑った。




