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七日目

 パシリの矜持。


 六日は全力を傾けてパシリを行う。


 そして一日は全力で休む。パシリ魂を一旦落ち着かせ、六日間の己の精神と行動を内省する静かな一日。


 真新しい窓を開ける。


 外を見れば街中お祭り騒ぎだ。笑顔が溢れかえっている。


 騒がしい。だが、嫌いではない。


 小袋から瓶を取り出し一気に飲み干す。


 喉を潤す爽やかな清涼感が疲れを癒す。


 氷の小人がテーブルで踊り、空き瓶に氷が湧き上がる。


 燃えるトカゲが灼熱の花を咥えて持ってくると、空き瓶に赤い花が咲く。


 光の豆粒が宙を舞えば、花は生き生きと咲き誇る。


 小さく一息ついて俺は窓を閉める。

 

 賑やかな声を遠くに聞きながら真新しいベッドで心地よい眠りに沈む。




 

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