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異世界転移 ~魔を狩る者~  作者: 緋色火花
第一章 岩場の聖域編
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56話 指輪の真実

お疲れ様です。


今回の話は、「暴走馬車」の一件の回収ですね。

上手く回収できているといいのですが・・・。

今後の展開も頑張って行きたいと思います^^

応援のほど、宜しくお願いします^^


そして次の日・・・


悠斗とセルカは一度聖域を出た・・・

「セルカ?一度隠蔽を使って偵察をしよう」

「わかったにゃ、ちゃんと見ておかにゃいとにゃ」

二人は隠蔽を使うと丘を目指す。


「ふぅ・・・やっと着いたのにゃ。ユウト様?」

「ん?ちゃんと居るから大丈夫だよ」

「はいにゃ」


悠斗とセルカは周りを見渡すと・・・


「思っていたより多いな・・・どう思う?」

「んー・・・。余程にゃにか重要なモノでも持っているのかにゃ?」

「それって命令書の事じゃないのか?」

「多分・・・それだけじゃにゃいかも・・・」

「後で聞いてみるかな?」


セルカはもう一度辺りを見回すと・・・


「ユウト様・・・此処で魔法使ってもいいかにゃ?」

「ああ・・・あの折り紙の?」

「はいにゃっ♪」

「わかった。じゃ~頼むよ」


悠斗が念の為周りを警戒する間にセルカは魔法を使う。


「折り紙魔法・・・梟の郵便屋さんっ♪」

一瞬折り紙が黄色く光ると、梟の形をした折り紙が動き出す。


「おお~っ!すげー・・・可愛い♪」

悠斗がセルカの魔法を誉めると見えなくても照れているのが分かった。


そして折り紙の梟は、羽根をパタパタと動かす。


「この手紙を、アシュリナの領主サウザー様と、

 冒険者ギルドのグレインに届けるのにゃっ!」


セルカがそう言うと梟は「ホォー♪」っと鳴くと、

手紙を咥え空に舞い上がった。

そしてアシュリナの方角へ飛ぶと、姿を消していった。


「これで終わりなのにゃ。後はグレインの連絡を待つだけにゃ♪」

「わかった。お疲れさん、セルカ」

「にゃっはっはっはっ・・・て、照れるのにゃ♪」

「じゃ、戻りますか?」

「はいにゃ♪」


二人はそのまま丘を下り、一度森へと抜ける道を確認すると

岩場の聖域へと戻って行った。


聖域へ戻ってきた悠斗とセルカは、ロジーに会いに行く。


「ただいま~ロジーはいる?」


悠斗が食堂のドアを開けると、

イリアとミスティとロジーが紅茶を飲んでいた。


「「「おかえりなさい♪」」ませ」


「はい、ユウト様・・・何か御用でしょうか?」

ロジーは悠斗の前で跪くと・・・


(・・・普通にしてもらいたいんだけど?)

(ふふ♪後で伝えておきますわ♪)


「なぁ、ロジー?俺達は見回り隊の隊長から命令書を奪ってきたんだけど

 それ以外に、ロジーが持ち出したモノってないかな?」


「私が持ち出したモノ・・・ですか?」


「ああ・・・思っていたよりも捜索隊の人数が多いんだ。

 言ったら悪いんだけど、ロジーの身柄と命令書だけで、

 あんな大人数が出てくるとは思えないんだ」


悠斗の質問に腕を組んで考えるロジーは・・・


「ああっ!!そう言えばっ!」

ロジーは束ねていた髪を解くと・・・中から折りたたまれた紙が出てきた。

「それは? 」

「はい、実はこれ・・・私の父の署名が入った誓約書なのです」

「誓約書って、どうして髪の中に?」


ロジーは椅子に座ると話し始めた。


「この誓約書はそもそも偽造なのです」


「偽造なのかそれは?」


「はい。その証拠に、本来なら領主である父の指輪の印が必要なのですが、

 これに押されているのは、私の指輪印なのです。

 ですが・・・その指輪は失くしてしまったようなのです」


「失くしたって・・・」


ロジーはとても悔しくて悲しい顔をしていた。


「あっ!思い出した・・・ロジーに渡さないといけないモノがあったんだ」


ロジーは当然首を傾げているが・・・

それに気付いたのはイリアだった。


「あっ!確かユウト様っ!ロジーが本人である物的証拠って・・・」

「正解!覚えていたんだね?」

「それはそうよ・・・ユウト様の悪そうな顔を見てしまったから♪」

「はっはっはっ・・・俺ってそんなに悪そうな顔してた?」

悠斗の困った顔に吹き出すイリアだった。


「で、その証拠の品をっと・・・はい、これ・・・返すよ」


悠斗がマジックボックスから取り出したモノは・・・

シルバーで出来た、家紋入りリングと小さなバッグだった。


それを見ていたイリアとセルカは・・・


「えっ?い、今・・・荷物を何処から出したの?」

「そうにゃっ!一体何処から出したのにゃっ!」


イリアは席を立つとセルカと一緒に詰め寄ってきた。

悠斗はチラッとミスティを見ると、紅茶を飲みながら黙って頷いていた。


「ふう、わ、わかったよっ!白状しますっ!

 俺は神達にマジック・ボックスをもらったんだよ。

 だから今取り出したモノは、そこから出したんだよ」


「ア、アイテムバッグも持ってるのに?」


「そうにゃっ!贅沢なのにゃっ!」


再び詰め寄られる悠斗はミスティにヘルプを求めた。


「ふふふ♪悠斗様には温泉での一件を黙っていてもらいましたから、

 ここは私が引き受けますわ♪」


(ああ~♪あの件ね?ははは)


そう言うと、ミスティは手招きをして説明を受ける事になった。


そして悠斗は再びロジーに向き直ると・・・


「待たせてごめん。で、話を戻すけど・・・

 この荷物は暴走した馬車の中にあったんだ・・・他にもあったんだけどさ、

 それほど重要なモノとは思えなかったモノは見回り隊へ渡した。

 そして残ったのが・・・この二つだけ。勝手な事をしてごめんね?」


悠斗は謝ったのだが、ロジーは涙を流していた。


「えっ?ご、ごめん・・・渡したモノに何か大切なモノでもあった? 」


ロジーは涙を拭きながら首を振ると・・・


「い、いえ、違うのです。

 この指輪は勿論、このバッグもとても大切なモノだったので、

 目を覚ました時、手元に無く不安になってしまいました。

 ユウト様・・・改めて感謝致します。有難う御座いました」


深々と頭を下げるロジーの頭を撫でると、

ロジーが照れているのがわかった。


「でもどうしてユウト様は、このバッグが私の大切なモノだと?」


「ああ~・・・それは、このバッグってとても使い込まれたモノだったし

 古いモノなはずなのに、きちんと手入れされていたからね?

 だからそうなのかな~ってさ」


「本当に、その様な事でわかるのですね?流石は使徒様です♪」


そのロジーの笑顔に、悠斗は背中が「ぞくっ」とした事は誰にも言えなかった。


「あははは・・・あっ、そうそう、それでさ・・・

 この指輪って魔法を付与されていたり・・・」


そこまで言うと・・・悠斗の声が真剣な声に変わった。


「・・・もしくは、魔法で作られていたりする指輪なのかな?」


「ええ、はい。おっしゃる通りですけど・・・それが何か?」


悠斗は少し眉を潜め拳を握った・・・。


「イリアかセルカ・・・悪いんだけど、アリエルを呼んで来てもらえる?」


「わかったにゃ。私が呼んで来るのにゃ」


そう言うと、セルカは食堂を飛び出して行った。


(まさか・・・とは思うけど、一応ね)

指輪を見つめる悠斗の目はとても鋭かった。


そして悠斗達は、ミスティに座るよう言われ

アリエルが来るまでの間、コーヒーを飲みながら待っていた。

それから暫くすると・・・


「おっじゃま~♪」と、魔法神アリエルが入ってきた。

「ユウト・・・私に何か用があるって聞いたのだけど?」

「ああ、アリエル・・・済まないが、この指輪の鑑定をしてもらえるか?」


アリエルは悠斗を見ると・・・


「ユウト・・・何故自分で鑑定しないの?」

「・・・念の為・・・かな?」

「そう・・・でも、ちゃんと説明しないと、私は協力出来ないわ」

「わかったよ」


そう言うと、アリエルは席に座ると紅茶を受け取った。


「アリエルも知っての通り、ロジーには阻害系の魔法が重ねがけされてた」

「ああ、ラウルからはそう聞いているけど?」

「・・・万が一なんだが・・・この指輪にも・・・」


アリエルはその話を聞き「えっ?」と、つぶやくと、悠斗から指輪を奪い取った。


「ユウト・・・その可能性があると言うのよね?」


「ああ、無くはない・・・むしろ可能性は高いと思ってるよ。

 それに、俺の鑑定じゃわからない事もあるだろうしね」


「そう・・・わかったわ。引き受けるわ」


そう言うとアリエルは防御結界を指輪に張り巡らせると、鑑定を使用した。

「・・・・・・・・ちっ!」

「どうしたんだ?アリエル?」

「アリエル?」


悠斗とミスティは言葉に出す事が出来たが、

それ以外の者は、声に出せず固唾を呑んで見守っていた。


「・・・ユウト・・・ズバリ正解よ。あんたの言う通りだったわ」

アリエルの言葉に悠斗が顔をしかめた。

「まじか・・・で、どんな細工が?」

「ああ、先に言うけど、この指輪は本物に間違いない。

 それは断言しておくけど・・・」


「ん?、おくけど・・・なんだ?」

「・・・この魔法は、アマルテアに掛けられていた魔法と同じモノよ」

ロジー以外全員が勢いよく立ち上がった。


「アリエルっ!・・・どう言う事なのか説明しなさいっ!」


「ミスティ、・・・ユウトが私達に気を遣っていなければ、

 我々もアマルテアと同じ様になっていたかも・・・

 いや・・・。なっていたはずよ」


全員が言葉を失くしていた。

だが悠斗だけは違っていた・・・


テーブルを勢いよく叩くと・・・

「くそっ!・・・これで一つ分かった事がある」

「えっ?」っと、全員が聞く。

「悪い・・・皆を集めてくれ。

 そしてミスティ・・・ラウルとミランダもだ・・・頼む」


悠斗とロジー以外は食堂を飛び出てみんなを呼びに行った。

ミスティはラウルを、アリエルはミランダを・・・

念話を使って呼び出していた。


食堂に残されたロジーは、悠斗の怖い表情に緊張していた。

「ユ、ユウト・・・様?い、一体な、何が・・・?」

悠斗はロジーの言葉に笑顔を向けたつもりだったが、

その笑顔は笑顔になっていないほど、引きつったモノになっていた。


「・・・ごめん、ロジーには分からない事だらけだと思う。

 説明は・・・ミスティに聞いてくれ。俺よりはいいと思うからさ」


「わ、わかりました。それほど・・・と、言う事なのですね?」


「ああ・・・もし、俺が思っている通りなら・・・この世界は滅ぶ」


ロジーは悠斗の言葉に戦慄を覚えた。


(そ、それは、ほ、本当の事・・・な、なのですね?

 この世界の・・・じ、人類が・・・滅ぶと?!)


ロジーは何とも言えない恐怖に震えていた。

(あっ、し、しまった。うかつだったな・・・)


「ロジー・・・紅茶のおかわり・・・いる?」

先程とは打って変わって悠斗の笑顔に体の震えが収まってきた。

「あ、有難う御座います」


そう言って、ロジーはカップを悠斗に向けると、

笑顔を絶やすこと無くカップに紅茶を注いでいった。


(怖がらせてしまって悪いとは思うけど・・・)

悠斗はその後の言葉を飲み込んでいた。


そして暫くして全員が集まった。

ミスティがそれぞれの飲み物を全員に行き渡らせると席に着いた。


「悠斗君・・・かなりやばい話・・・って事だね?」

「・・・ああ、でもその前に・・・白斗」

「ん?主、何でっか?」

「月読とは連絡つくか?」

「勿論着きますけど・・・でもなんでです?」

「悪いんだけど、早急に呼び出してくれ」

「わ、わかりました」


白斗は月読と連絡を取ると、悠斗の中に舞い降りた。


「聞こえるか?月読。声はみんなに聞こえるようにしてくれ」

「はい、かしこまりました。皆さん初めまして、月読と言います。

 自己紹介は後ほどと致します。悠斗様・・・どうぞ」


「有難う、月読」


悠斗は一人立上がると・・・


「みんなに聞いてほしい事がある。俺が馬車の中で見つけたロジーの指輪だが、

 その指輪に・・・剣神の女神・アマルテアと同じ魔法が施されていた」


悠斗の発言に全員がざわめく・・・


「ゆ、悠斗君・・・それは本当の事なんだね?」

「ああ、本当だ。アリエル・・・補足を頼むよ」

「わかったわ」

悠斗が座るとアリエルが立上がる。


「ユウトの言った事は本当よ?ユウトが気付いていなかったら・・・

 今頃此処に居る連中は・・・」


アリエルは顔をしかめた。

それは仕掛けられた魔法にではなく、手に持った時に見破れなかった事だった。


(本当にユウトが気付かなければ・・・私もやられていたわね)


「この魔法は人を、いや、、神をも変えてしまう程凶悪な魔法なの。

 残念ながら、魔法神たる私も見抜けなかったわ」


「き、君が見抜けなかったって事は・・・」

「ええ、そうね・・・きっと誰も見抜けないわ」

「・・・馬鹿なっ!」


ラウルはテーブルを叩くと顔をしかめた。


「ありえないっ!」

「落ち着け・・・ラウル、それにまだ・・・俺の話は終わってないよ?」


今度は再び悠斗が立つと、アリエルが座った。


「ま、まだ何かあるのか?」

「ラウル・・・ある意味、これからが本題だ」

「なっ・・・」


悠斗の言葉にラウルは言葉に詰まると、アリエルを見た。

そしてアリエルは目を閉じたまま・・・黙って頷いた。


「・・・俺には一つ・・・分かった事がある」


「一つ?」


「ああ、さっきも言ったけど、

 この指輪に掛けられている魔法は剣神に掛けられた魔法と同じ、

 そして、ロジーに掛けられた阻害魔法の数々・・・

 その魔法の波動が・・・一致した」


その言葉に再び全員が言葉を失った。


「・・・一致したと言うのは・・・事実なのかい?」


悠斗は視線をアリエルに送ると・・・


「そうね・・・間違いないわ。それは私が保証するし、

 恐らく・・・同一人物よ」


「・・・そ、そんな事ってっ!」


「ラウル・・・話はまだあるよ」


「す、すまない・・・わかった。聞こう」


「ふぅ・・・。魔法の波動が一致した事実を踏まえると・・・

 ロックバルの誰かと、あの目玉野郎達は繋がっているって事だよ。

 つまり・・・最悪・・・この世界の住人たちは・・・滅ぶ」


悠斗のあまりに重い一言に絶句せざるを得なかった。

「ぼ、僕の・・・せ、世界が・・・滅ぶ?」

「・・・可能性の話だからな?」

「あ、ああ・・・わ、わかったけど・・・でもさ・・・」


全員が何も語ること無く、ただその場に座り続けていた。


悠斗は何も言わずコーヒーを持って外に出た。

そして適当な岩に座るとコーヒーを飲み始める。

コーヒーの香りが悠斗を癒やしていく。


「悠斗様・・・?」

「ん?月読か?・・・どうかした?」

「大丈夫ですか?」

「ああ・・・俺は・・・ね」

「悠斗様の考えに私も同意致します」

「でも、皆には・・・特にラウルにはキツイ話だったな?」

「それはそうでしょうね。御自分がお作りになった世界ですから」

「でもさ・・・今はまだそれでいいとは思うよ」

「どう言う事でしょうか?」

悠斗はコーヒーに再び口を付けると息を吐く。


「今はまだそれでいいと思う。

 ただ・・・立ち向かう事を忘れないで欲しいって思うんだ」


悠斗はコーヒーカップの黒い液体を静かに見つめていた。


「私もユウトに賛成よ」


背後から、そう言って此方に向かってくるのは、アリエルだった。


「アリエルは大丈夫なのか?」


「当たり前でしょ?ユウトに協力したのは私なのよ?

 黙り込む時は過ぎたわ」


「そっか・・・」

「ユウトはみんなに何も言わないのね?」

「はは・・・冷たいって思う?」


アリエルはユウトの隣に座ると・・・


「思わないわ・・・だって、ユウトはノーブルを助ける為に来たのでしょ?

 そんな人が、冷たいはずないものね♪」


「・・・そんなに誉めてもらえるとは、とても光栄だよ」


「ふふ♪不思議な人ね?ユウトはさ・・・」


聖域に吹き渡る風がとても優しかった。

しかし、その時・・・


「ちょっっっっとっ!待ったぁぁぁぁっ!!」


その大声に振り返った二人は・・・。

鬼の形相で邪神槍を握り締めるミランダの姿があった。

銀髪がミランダの気勢に舞い上がっていた。

そして勢いよく駆け出すと、悠斗とアリエルの間に滑り込んできた。


「ちょっとっ!アリエル・・・邪魔でしょ?どきなさいよっ!」


「はぁ?あんたが今、間に入ってきたんでしょ?

 ミランダ・・・あんたこそどきなさいよっ!」


「はぁ~?!アリエルはユウト様と二人っきりだったじゃないっ!?

 だから今度は私の番に決まってるでしょっ!」


「ふ、ふた、ふたふた、二人っきりって・・・

 そ、そんなんじゃないんだからねっ!」


「ふーーんっだっ!怪しいわね・・・アリエル。

 あんた・・・まさかユウト様の事を・・・」


アリエルは急激に真っ赤に染まっていく。


「ば、ば、ばばばば・・・馬鹿じゃないのっ!?」

「馬鹿はそっちでしょ? このロリっ娘っ!}

「・・・ロリって言うなぁぁぁっ!」

「・・・ふんっ!この絶壁ロリっ娘がっ!」

「・・・お、おのれ・・・ミランダっ!」


ミランダとアリエルの言い合いは続いていく・・・

(なぁ、月読・・・どう思う?)

(どう・・・とは?)

(いや・・・俺は止めるべきかスルーするべきか?って話だよ)

(スルー・・・この一択に限りますね♪)

(有難う、月読・・・さてっと・・・散歩に行きますか?)

(そうですね♪参りましょう♪)


悠斗が立ち去ったとは気付かず、ミランダとアリエルの言い合いは続く・・・

そして・・・


「・・・あ、あれ?ユウト様は?」

「・・・あれ?」


気付いた頃には悠斗の姿はなく、聖域に二人ぼっちだった。


ラウル ・・・ やっと回収だね~♪すごくかかった気もするけど♪

ミスティ ・・・ でも私達が時間を止めていますので♪

ラウル ・・・ あははは。だから数日しか経っていないからね~♪

ミスティ ・・・ 問題は今後の展開ですわね?

ラウル ・・・ うむ。僕は活躍出来るのだろうか?

ミスティ ・・・ 焦らして「閑話」と、いう手も御座いますわね♪

ラウル ・・・ それだけは断るっ!

ミスティ ・・・ 困った創造神様ですこと♪



ってなことで、緋色火花でした。

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― 新着の感想 ―
[一言] おー、このロジーの一件もつながっていくんですね。 ミスティが彼女を気にかけるだけあってロジーもキーパーソンなんですね。 今後の展開、楽しみにしています♪
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