表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
異世界転移 ~魔を狩る者~  作者: 緋色火花
第三章・冥界編
378/407

270話 エビル・バラッド

お疲れ様です。


相変らずヘロヘロの緋色で御座います。


ってか・・・。

まじで暑すぎるんだが?


そう同僚に言ったら・・・。

「まぁ~、夏だしな?』と真顔で言われました。


知ってる・・・そんな事、当然知ってる・・・。


ってか、夏に強い人ってまじすげーと思う今日この頃でした。


まぁ、そんなこんなでしたが、

今回も前回の続きです・・・。


楽しんで頂けたらと思います^^



それでは、270話をお楽しみに^^

執事の合図で堅狼族達は一斉に駆け出した。


その様子に咄嗟に南雲は堅狼族達の前に躍り出ようとするが、

執事が一瞬にして南雲の前に立ちはだかると笑みを浮かべた。


『死の番人・・・。

 一体どちらへ行かれるのですかな?』


「お、おのれ・・・」


執事の笑みに『ギリリ』と歯を食い縛る南雲の横を、

堅狼族達が無情にも通り過ぎていく・・・。


(このままでは悠斗が・・・)


ほぼ無力とも言える今の悠斗の安否を心配した南雲は、

すぐさま念話を送り指示をした。


{悠斗やっ!いますぐこの場から離脱せいっ!

 一心不乱で逃げれば、お前の足なら何とかなるやもしれんっ!}


悠斗の身を案じそう念話を送ったのだが、

その返答からは南雲が思いも知らぬ言葉が返って来た・・・。


{じぃーちゃんっ!俺は大丈夫だっ!}


{なっ、なんじゃとっ!?}


{今は俺の事よりも、そいつを何とかする方が先決だっ!}


{バッ、バカを言うでないっ!

 とっととこの場から離脱するんじゃっ!}


{ダメだっ!じぃーちゃんを1人にする事なんて出来ないっ!

 だからっ!}


そう念話を返した悠斗はすぐさま行動に移った。


『はぁぁぁっ!』と魔力を更に両手に恐縮すると、

広範囲に魔力弾をバラマキながら念を送った。


「いっけぇぇぇっ!」


『っ!?』


{じぃーちゃんっ!魔力弾を搔い潜って攻撃だっ!}


そう念話を受け取った南雲は不本意ながらも行動に移し、

悠斗が広範囲にばらまいた魔力弾を掻い潜りながら執事に接近した。


「はぁぁぁぁっ!」


『ガキンっ!』


「・・・あ、あのガキめっ!」


よもや悠斗がこちらに向かって攻撃して来るとは思わず、

油断しきっていたところに南雲の強襲である。


南雲の漆黒の大鎌を腕をクロスさせ受け止めた執事は、

その怒りの形相を見せていた・・・。


「儂の孫をやらせんぞっ!」


そう唸るような声を挙げながら、

南雲は視界の隅で堅狼族達から逃げる様子を捉えていた。


『ギチっ!ギチギチギチっ!』


力を込め押し斬ろうとする南雲に、

執事は『グゥゥゥっ!』と呻き声を挙げていた。


交差する大鎌とクロスする腕の隙間から覗かせた南雲の眼光が、

髑髏の仮面の隙間から垣間見えた・・・。


「お、おのれぇぇぇぇっ!」


「っ!?」


そう声を張り上げた執事はその赤い瞳で南雲を睨みつけると、

一瞬にしてその場から霧散した。


「なっ、なんとっ!?」


一瞬にして霧と化した執事を探す為、

南雲は両目を閉じ集中した・・・。


(・・・姿が見えぬばかりか気配までとはの?

 じゃが・・・今までのヤツの言動からして、

 あやつはもしかしら・・・)


両目を閉じそう考えた南雲は漆黒の大鎌を振り上げ、

円を描くように地面を薙いだ。


『ズガガガガガガっ!』


無数の土や砂・・・そして石片が飛び散る中、

南雲は五感全てと魔力や神力感知・・・

全てを動員すると執事の行方を探った・・・。


だが・・・。


「クククククっ!」


「っ!?」


「その程度で私めの居場所がわかるとでも?」


「・・・な、なるほどの」


予測が外れた南雲が渋い表情をする中、

執事は白い手袋を外しながら口を開いた。


「・・・深淵からすれば、冥界の死神如き、

 無に帰す事など造作もありませんが・・・ね」


ニヤけた表情では想像も付かない程の殺気を放つと、

濃度の高い冥界の神力をその身体に纏わせ始めた。


「私めはこう言いました・・・。

 死の番人を嬲り殺しにすると・・・ね?」


異常なほどまでに高まった力を着にしつつも、

南雲はその態勢を変えながら、

逃げ続ける悠斗を視界に捉えていた・・・。


(じ、時間が・・・)


南雲が堅狼族達から逃げる様子に一瞬気を取られた時、

『ゆくぞ・・・』とドス黒い執事の声が聞こえた。


『ゴォォォォォォォォっ!』


再び『陰・呼吸』をした南雲の前に、

一瞬に移動してきた執事は右手を振り上げた。


『嬲り殺してやるっ!』


そう言いながら振り上げた右手の爪が伸び、

振り下ろされようとした瞬間だった・・・。


「予想通りじゃっ!」


「っ!?」


口角を上げながらそう呟いた時、

南雲は漆黒の大鎌に気道を流し込んだ・・・。


『陰流・大鎌術・縦横無尽っ!』


南雲は漆黒の大鎌を回転させ、上下左右からの攻撃を仕掛けた。


『ヒュンヒュンヒュンヒュンヒュンっ!』


大鎌を回転させながら斜め上から振り下ろしたかと思えば、

その遠心力を生かして大鎌が跳ね上がり、

再び振り下ろしたかと思えば、

真横から回転したままの大鎌が襲って来る。


「ぐぉぉぉっ!?

 よ、予想以上に・・・。

 そ、それにしてもこの死の番人・・・

 もはや冥界の器では・・・」


南雲の予想にもしなかった攻撃に、

執事は回避し続けるしかなかった・・・。


その攻撃が繰り返されていく中、

執事の服は数ヶ所切り刻まれ、

いつの間にかその頬にも切り傷が付き、

紫色の血が滲んでいた・・・。


咄嗟に執事が南雲から距離を取ると、

頬に滲む血液を触り、それを舐めた・・・。


「・・・少々見くびっておりましたな?

 下賤なる死の番人と思っておりましたが、

 まさかこの私めに傷を付けるとは・・・

 貴方・・・只者ではありませんね?」


突然口調が変わった執事に南雲は眉をピクリと反応させるも、

『ふぅ~』と大きく息を吐き整えると、

再び『陰・呼吸』へと変えた・・・。


南雲の様子をじっと見ていた執事は突然態勢を変えると、

直立し片腕を胸に当てながらお辞儀をした。


「・・・今更なんじゃ?」


「クククっ・・・。

 まさかこれほどとは・・・。

 ですから今までの言動は全て・・・撤回し謝罪致します」


「・・・撤回と謝罪じゃと?」


「はい・・・。

 その強さに敬意を示して、名乗らせていただきます。

 ですが・・・少々お待ちを・・・」


突然名乗ると言われた南雲は困惑した。

今まで見下されていたはずが急に態度を改めたからだった。


すると突然その執事は動きが止まり、

小声ではあったが、誰かと会話しているようだった・・・。


(念話・・・かの?)


そして南雲の方へと顔を向けた瞬間、

執事は微笑みを見せながら口を開いた・・・。


「我が親愛なるお嬢様の許可を頂きました」


「・・・許可?」


「・・・はい」


そう返答した執事は少しの間沈黙するとこう言った。


『私の名は『エビル・バラッド・・・。

 深淵なるヴァンパイアで親愛なるお嬢様の執事で御座います』


そう名乗った執事はお辞儀を止め顔を上げると、

真っ赤なその瞳を光らせながら再び口を開き続けた。


『・・・そして、貴方の上位互換でもある、

 深淵の死を司る死神で御座います』


「・・・ヴァンパイアで深淵の死神・・・。

 や、やはり・・・そうじゃったか。

 それにしても、色々とてんこ盛り過ぎやせんかの?」


『はぁ~』っ溜息を吐いた南雲だったが、

エビルと名乗った執事からは今まで以上の力を感じ身構えた。



南雲とエビルが対峙する中・・・。


悠斗は堅狼族達の追撃を回避し続けていた・・・。


「うわっとっ!?

 い、今のは危なかった・・・」


堅狼族達の攻撃は匠であった・・・。


陽動、追撃・・・そして伏兵・・・。

獣タイプだからだろうか?

獲物を追い込むその巧みな戦略に、悠斗も気が抜けなかった。


(こ、こいつらまじで強い・・・

 っていうか、戦略が・・・)


そう考えているのが精一杯で悠斗の思考は鈍っていったが、

だが・・・。

その様子を見て訝し気な表情を浮かべている者も居た・・・。


(あ、あのガキ・・・どうして逃げ回ってばかりいるのよ?

 魂だけの存在だからと言われたらそれまでだけど、

 でもあのガキ・・・何故魔法を使わないのよ?

 両手には魔力が集っているはずなのに・・・どうして?)


ひたすら堅狼族達の攻撃を回避し続ける融資に疑問を感じ、

ルチアーノは悠斗の動き1つ1つに目を凝らした・・・。


(や、やはり・・・あの子は何も・・・)


そう確信したルチアーノは駆け出すと、

追尾する仲間達を倒しながら悠斗に接近して行くのだった。


(なっ、何だっ?あの狼・・・仲間を蹴散らして・・・?

 ん?な、何でだ?)


回避しながらも視線はルチアーノへ向け続け、

両手はいつでも南雲の援護が出来るよう備えていた・・・。


その時だった・・・。


「悠斗をやらせる訳にはいかんのでなっ!

 参りますぞ・・・深淵の死神エビル殿っ!」


「来なさい・・・死の番人・・・。

 いや、死神・・・南雲殿っ!」


南雲の実力に敬意を払ったエビルと、

眼前に居る強者に対峙する南雲の間に緊張が訪れた・・・。


(この死神は冥界に居ていい器ではない・・・。

 俺もそろそろ本気を出さねば・・・いやいや、

 実力はあっても所詮は冥界の地での話。

 本気を出すにはまだ・・・)


(・・・流石は深淵の死神なだけはある。

 これといった隙が見当たらんの?)


拉致の開かない南雲は再び『陰・呼吸』を使用しながら、

漆黒の大鎌を担ぎ駆け出し、眼光を鋭くしたエビルもまた、

両手の爪を鋭利な刃物へと伸ばし前へと出た・・・。


その光景が悠斗の目に止まり一瞬・・・その動きを止めた。


『ガォォォっ!』


「し、しまったっ!」


悠斗の動きが一瞬止まった事を見逃がさなかった堅狼族の1頭が、

大口を開けて噛みつこうとし悠斗も覚悟をした時だった・・・。


両腕でガードし身を屈めた時、

突然『キャインっ!』と狼の悲鳴が聞こえた・・・。


『えっ!?』と驚きながら声がした方へと視線を向けると、

そこには1頭の狼が周りの堅狼族達に睨みを利かせ唸っていた。


『ガルルルルルルルっ!』


「お、お前・・・一体どうして?」


驚く悠斗に睨みを利かせている狼から念話が流れて来た。


{・・・ちょいと坊やに聞きたい事があってね?}


{聞きたい・・・事?

 って言うか・・・人の言葉がわかるのっ!?}


{フっ・・・当然だろ、坊や}


{ぼ、坊やっ?!}


そう念話で会話する中も、

堅狼族達の攻撃が続いているのだが、

それを防ぎ、悠斗を守るように立ちはだかっていた。


{・・・どうして俺を?}


{坊や・・・どうして攻撃しないんだい?

 魂だけとは言ったって、坊やは魔法での攻撃が出来るんだろ?}


そう尋ねられた悠斗は襲い来る狼達を躱しつつ、

その問いに迷う事無く返答した。


{いや、だってさ・・・こいつらに魔法はほぼ利かないらしいし、

 俺は今、こんな感じじゃん?

 いくら魔法耐性が90%越えって言ってもさ?

 多少なりとも・・・痛いじゃん?

 でもまぁ~一番の理由は・・・俺が動物好きってのが大きいかな?}


こんな状況なのに何故か照れてそう言った悠斗に、

ルチアーノは『はぁ?』と間の抜けた声を発した。


{・・・ぼ、坊や・・・バ、バカなの?

 自分の魂がどうにかなるこの現状で何言ってんのさ?

 正気なの?}


{・・・あははは。

 そんなに誉めても何も出ないからね?}


{誉めてないわよっ!}


{・・・あっそ}


悠斗の無邪気で意味不明なその解答に、

ルチアーノは大きく口を開けたまま唖然としてしまった・・・。


(こ、こいつは歴史に書かれているような、

 厄災をもたらす者じゃなかったのっ!?

 も、もしかして・・・あ、あの・・・執事・・・

 我らに嘘の情報を?

 でもだったらどうして・・・そんな情報を?)


ルチアーノがそう考えていた時、

『危ないっ!』と・・・。

突然悠斗からの声に反応したルチアーノは自然と身体が反応し、

紙一重で躱し、悠斗に『助かったわ』と礼を述べた。


その後、念話で何度目かの会話をした後、

ルチアーノは悠斗にこう告げた・・・。


{あの依頼主は我らに嘘の情報をもたらしたばかりか、

 私達堅狼族の誇りを傷つけたばかりか仲間達まで・・・。

 だから私は堅狼族の誇りを賭けてその借りを返さなくちゃならない。

 だから坊や・・・。

 仲間達が正気を取り戻しヤツの息の根を止めるまで、

 坊やの事を守ってあげるわ・・・}


{・・・狼さん♪}


そう言いながら悠斗はルチアーノの頭を撫で微笑むと、

何故かルチアーノは恥ずかしそうに身を委ねた。


そして悠斗がルチアーノの頭を撫で終わり、

『さぁ~て・・・』とその視線を南雲へと向けると、

真っ直ぐとその戦いを捉えながらこう言った・・・。


「こんな俺でもやれる事はあるはずだ・・・。

 だから・・・狼さん、力を貸してくれない?」


{・・・ルチアーノ}


「・・・はい?」


{私の名は・・・ルチアーノよ。

 狼さんだなんて呼ばないで・・・}


「わかったよ・・・ルチアーノ。

 宜しくな・・・相棒♪」


{・・・う、うん}


そう答えたルチアーノだったが、

何故か頬を染めドキドキとしていたのだった・・・。


(あ、相棒って・・・わ、わたわた私の事・・・よね?)



そして、幾度となく襲いかかる堅狼族達牽制しながら、

悠斗は南雲のサポートをする為魔法を連射し、

南雲が不利にならないよう立ち回っていた。


『ドーンっ!ドドドドドーンっ!』


『ぐわっ!』


「ま、またなのかっ!?

 何度も何度も邪魔ばかりしおってっ!

 えぇいっ!鬱陶しいガキだっ!

 堅狼族達よっ!一体何をしているのですかっ!」


南雲から距離を取りそう声を張り上げたエビルに、

堅狼族達は応えようとするのだが、

それをルチアーノの牽制と悠斗の回避力でどうにもならない様子だった。


その現状に痺れを切らしたエビルは怒りの形相へと変わると、

『もういいっ!この獣共っ!』そう怒声を挙げ悠斗を睨みつけた。


怒り心頭なエビルの視線は、

チョロチョロと動き回り邪魔をしてくる悠斗へとターゲツトを変えた。


「俺の楽しみを・・・よ、よくも・・・」


そう怒りを露にすると、邪魔をする悠斗へ向かって駆け出した。


「このガキーっ!この俺自身の手で葬ってやるっ!」


悠斗との距離を一気に縮めて来るエビルの眼前に、

危険を察知したルチアーノが立ちはだかるが、

一瞬にして蹴り飛ばされ『キャイーン』と鳴き声が木霊した。


「死ねぇぇぇっ!このクソガキィーっ!」


「・・・お前になんか殺られてたまるかよっ!」


悠斗の眼前で大きく振りかぶったエビルの伸びた爪には、

今までにないほどの冥界の神力が流れており、

その一撃を喰らった場合、致命傷となるのは見て取れていた。


『ヤバいっ!』と咄嗟に判断した悠斗は、

両手に凝縮された魔力弾を足元近くの地面にぶつけ、

爆発するその衝撃波と巻き上がる土煙りを目眩ましにした。


その衝撃波で周りに居た堅狼族達も巻き込まれ、

悲鳴に似た声を挙げたが、

今回ばかりは悠斗も気にはしていられなかった。


(ごめんよ・・・狼達・・・)


大量に巻き上がるその土煙りの中から、

『このガキがぁぁぁっ!』とエビルが怒声を挙げていると、

追い着いて来た南雲が悠斗の前に立ちはだかった。


そして背中越しに口を開いた。


「悠斗や・・・もう良い・・・」


「じぃーちゃん?」


「こやつとの決着は儂が着ける。

 お前はすぐにこの場を立ち去れ・・・」


静かな口調でそう言った南雲に悠斗は表情が険しくなると、

『・・・断るっ!』と声を挙げた。


「な、なんじゃと?」


「・・・このまま1人残すなんて事、出来る訳ないだろっ!

 それに相手は上位互換なんだろ?

 それじゃ~尚更この場から逃げられない」


「・・・悠斗」


背中越しにそうハッキリと悠斗の意思が感じ取れた南雲は、

『本当にお前と言うヤツは』と感慨深く呟いた。


「あははっ!俺の頑固さはきっとじぃーちゃん譲りだよ♪」


無邪気にそう言った悠斗に南雲の口角は優しく上がった。


「うむ、悠斗や・・・。

 それだけの覚悟が在るのなら儂はもう何も言わん。

 じゃがな?

 お前はまず、フッ飛ばされたあの堅狼を助けるんじゃ。

 良いな悠斗や・・・。

 昔に教えたはずじゃぞ・・・。

 恩は必ず返せと・・・な」


そう優しい口調で言った南雲に、

悠斗は『わかったっ!』と声を挙げ、

ルチアーノの元へと駆け出したのだった。


そしてその時・・・。

呟くように南雲は口を開いた。


「相変わらず真っ直ぐよの?

 そんなお前をここで死なせる訳にはいかん・・・。

 すまぬな・・・悠斗よ」


ルチアーノの元へと辿り着いた悠斗は声を挙げ、

安否に心配をしていた時だった・・・。


突然『ゴォォォォっ!』と陰・呼吸に変えた南雲は、

悠斗達へと振り向きつつ両手をかざし声を挙げた。


『陰・呼吸・結界術っ!』


突然響いた南雲の声に、

悠斗はルチアーノを抱き起したまま身体を硬直させたのだった。





ってな事で・・・。


今回も・・・こんな感じでした。


まじでそろそろ仕事がハードになって来る・・・><

一応『活動報告』で色々と告知はしていきますが、

そろそろ仕事がヤバいですw

もしかすると・・・。


ってなことで、緋色火花でした。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
ヴァンパイアも色々絡んでくるんですねー。 次回も楽しみにしています(^_^)
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ