211話・力の差
お疲れ様です。
只今・・・仕事に追われております><
若干時間が遅れてしまいましたが・・・。
楽しんで頂ければ幸いです^^
それでは211話をお楽しみ下さい。
サンタラーの部下が悠斗が指定した『ヴァンパイア』と連絡を取る為、
『玉座の間』から姿を消した後、
ヴァマントの視線は常に悠斗へと向けられていた・・・。
そんな事も露知らず、
悠斗は何かを確かるように身体を動かしていた・・・。
(んー・・・。
確かにさっきは上手く動けたけど、
まだ馴染んでないって言うか・・・
上手くこの擬体を扱えてないって言うか・・・)
そう考えながら悠斗がストレッチをしていると、
突然背後から『ユウト様・・・』と声がかかり、
『うおっ!?』と驚きの声を挙げた。
「ラ、ライトニングさんっ!?
お、驚かせないでよっ!?」
「ほっほっほっ♪それは大変失礼致しました♪」
「・・・で?何か用ですか?」
「はい♪」
そう言って優しく微笑んだライトニングは、
悠斗に小声である事を話し始めた。
「あの霧状の赤銅色の鬼の気の事なのですが・・・」
「・・・?」
その問いに悠斗は首を傾げて見せると、
『これは大変失礼致しました・・・』と謝罪した後、
顔を上げると真剣な眼差しを向けて来た・・・。
「あの足元より湧き上がるあの螺旋状の・・・」
その話を口にした時、悠斗は『あぁ~・・・』と声を挙げ、
『アレがどうかした?』と続けた・・・。
「今、思い返してみますと、
鬼の気が螺旋状に広がる前、
ユウト様の足元からいくつもの波紋が生まれておりました」
「・・・波紋?」
「・・・はい。
赤銅色の波紋がいくつも生まれている事を考えますと、
もしや・・・ユウト様の足が細かく振動していたのではないかと・・・」
「な、何それ・・・?
全然気づかなかった・・・って言うか、
ライトニングさん、よく気付いたね?」
「ほっほっほっ♪
一応この私もそこそこ知られた者ですので、
このくらいは・・・♪」
「ははは・・・そこそこって・・・よく言いますよ」
「ほっほっほっ♪」
いつもの如くそう笑って見せたライトニングに、
悠斗は苦笑するしかなかった・・・。
するとライトニングはその笑みを止めると、
悠斗に話を切り出して来た・・・。
「ところであの『螺旋に起き上がる鬼の気』の・・・
名称と申しますか・・・」
そう話を切り出された悠斗は『名称』と言う言葉に、
顏を顰め『はぁぁぁ~』っと深く溜息を吐いた・・・。
「どうかされましたか?」
「い、いや・・・その~・・・ですね?
俺にはネーミングセンスと言うモノがどうも・・・」
何とも言えない表情を見せた悠斗に、
ライトニングは『それは~・・・問題ですね』と真顔でそう答え、
この時の悠斗のダメージはかなりのモノだった・・・。
ライトニングは悠斗のそんな表情を気にする事もなく、
上空へと視線を向けると・・・。
「ふむ・・・。
ユウト様は鬼の気をお使いなされる・・・
そしてあの螺旋に湧き上がる、赤銅色の気・・・」
「・・・?」
そう『ブツブツ』と言い始めたライトニングに、
悠斗は不思議そうにしていると・・・。
「ユウト様・・・1つお聞きしたいのですが?」
「・・・今度は何?」
「はい、生前の鬼の気と言うモノはどう言ったモノなのでしょうか?」
「えっと~・・・ですね」
悠斗はライトニングに尋ねられた事に応えると、
『実に興味深いですな・・・』と笑ってそう答えたのだった。
そんなライトニングに悠斗は、
『鬼化すると体にかかる負担が半端なくてさ・・・
ぶっちゃけ鬼化で戦える時間って実はそう長くないんだ』と、
そう答えるとライトニング『ふむ』と再び考え込み、
ある事を言い始めたのだが、
その言葉は悠斗の魂を大きく震わせる事になったのだった・・・。
『もしかすると絶様はそれに気付いておられて・・・』
「・・・・・」
悠斗が予想もしない言葉に頭の中が真っ白になり、
『な、何を言って・・・?』と動揺の色を色濃く浮かべて居たのだった。
そう悠斗が言葉を漏らした時だった・・・。
「ちょ、ちょいとっ!?ライっ!?
あ、あんた何を言ってんのさっ!?」
突然『玉座』から勢いよく立ち上がったヴァマントが、
怒声にも似た焦りの声を挙げると、
ライトニングは振り返り、厳しい目を向けたのだった・・・。
「・・・話してはいけませんでしたかな?」
「おっ、お前っ!?」
「・・・お言葉ですがヴァマント様。
もはや隠し立てしておく理由もないかと・・・」
「し、しかしっ!」
ライトニングの静かなる威圧に流石のヴァマントも声を曇らせると、
『はっはっはっ』と突然笑い始めた悠斗が、
2人の間に割って入って来た・・・。
「2人共・・・もう止めろよ・・・」
『っ!?』
「神々が俺に何をさせたいかなんて・・・
はっはっはっ・・・今更って言うか~・・・
別に・・・?だから・・・?
そんな感じにしか俺は思ってないよ・・・」
悠斗が肩を竦めながらそう言って見せると、
ヴァマントとライトニングばかりではなく、
サンダラー含め、この場に居た者達も言葉を失っていた。
そして更に悠斗は話を続けた・・・。
「まぁ~・・・俺が此処に居るのは、
絶のおっさんとの戦いに負けて死んだ結果だ・・・。
だけどさ~・・・あいつと戦っている時、違和感もあったんだ・・・
それは絶のおっさんに殺気が無かったって事だ・・・」
「・・・殺気が?」
そう声を挙げたのはライトニングだった・・・。
そしてその言葉はヴァマントやサンダラーと虎恫も同じだったのだ。
「あぁ・・・でもさ・・・
それは今、俺がこういう状況になって気付けた事であって、
あの場では・・・正直気付けなかったけどね。
だからまぁ~・・・絶のおっさんには感謝している・・・。
俺はまだ・・・ラウルの仕事をやり終えてないしね」
「・・・ユウト様」
悠斗の言葉に今度は一同が唖然としていた・・・。
「ぼ、坊や・・・あんた・・・」
ヴァマントはそう言葉を絞り出すのがやっとだった・・・。
そしてサンダラーもまた・・・。
「お、お前・・・いや・・・。
ユウト・・・貴様は大した男だ・・・」
そう言って心の奥底から溢れる熱い感情を胸に、
サンダラーは口角を緩やかに上げた。
だが・・・。
事情を知らない虎恫だけは、
悠斗の言葉の重みがわからなかった・・・。
そして一歩・・・一歩と・・・
そんな事を言った悠斗の元へと歩きながら、
顏を伏せ『ブツブツ』と言い始めた・・・。
「お、お前・・・お、お前はどうして・・・
どうして・・・お前は・・・」
言葉は聞こえなかったが、悠斗の耳に声が触れると、
『・・・何?』と虎恫に対し睨みを利かせた・・・。
「お、お前は・・・それでいいのか?」
「・・・だから何がだよ?」
「お前は会った事のない神に利用されているだけなのだぞっ!?
それでもユウトっ!お前は・・・」
そう言いながら力一杯握り締められた拳を、
震わせながらそう問いかける虎恫に、
悠斗は『ふっ』と笑って見せた・・・。
「一番大切な人を失った俺には何もなかった・・・。
そんな時にラウル・・・つまり創造神と出会い、
まだそんなに長く居た訳でもないけど、俺はあの星で生きて来た・・・。
いや・・・生きる事が出来た・・・。
だけどさ・・・まだその仕事を果たしてない」
そう話しをした時に虎恫は『・・・仕事?』とそう聞いた。
すると笑みを浮かべて居た悠斗の表情が変わると、
厳しい表情を浮かべながら口を開いた。
『・・・魔を退治して欲しい』
「・・・魔?」
「あぁ・・・それはあの『豪鬼』との戦いに割り込んで来た・・・
あの糞豚野郎の鬼・・・」
「く、糞豚野郎って・・・」
悠斗の発言に虎恫は思わず引き攣った表情を浮かべたが、
それに気付く事もなく話を続けた。
「つまりアレだろ?
ラウルの言う『魔』ってさ、
お前達・・・『鬼』の事だろ?」
「うぐっ」
そう言いながら悠斗は真っ直ぐな視線を虎恫に向け、
『お前達の事だよな~?』っと再び圧をかけて来たのだった・・・。
「お、俺達は・・・」
口ごもる虎恫に睨みを利かせながら、
立ち尽くしているヴァマント達に声を挙げたのだが、
その声には凄まじい程の『威圧』が込められていた・・・。
「なぁ~・・・その鬼の名・・・
聞かせてくれるよな~?」
悠斗の怒気が籠ったその声に、
ヴァマントは『あ、あぁ・・・』と答えると、
再び『玉座』に座り直し、軽く息を吐きながらその名を口にした。
『ヤツの名・・・。
つまりお前の星の創造神が言う『魔』とは、
2本角の鬼・・・『アスラ』の事よ』
「・・・2本角?」
『アスラ』の名を聞いた悠斗の顔が一瞬引き攣ると、
『どこかで聞いた名だな?』と呟いた。
そして立ち上がった悠斗は、
『玉座』に座るヴァマントへと尋ねたのだった・・・。
『・・・今の俺との力の差は?』
その問いにヴァマントの眉間に皺が寄ると、
肩を竦めながら正直な感想を口にしたのだった・・・。
『・・・坊や。
ミジンコが4ⅿ以上ある鬼に勝てるとでも?』
「ミ、ミジン・・・ま、まじかっ!?」
「えぇ・・・嘘は言わないわ」
ヴァマントの正直な感想に悠斗は『ガクっ』と項垂れたが、
『や、やってやろうじゃんかっ!』と言葉を吐くと、
声を張り上げこう言い放ったのだった・・・。
『ヴァマントっ!何でもいいから俺を強くしろよっ!』
悠斗の思いも寄らぬ言葉に一同が唖然とし、
この『玉座の間』の『刻』が止まった・・・。
『・・・プっ』と最初に声を発したのは、
静観し様子を見守っていたライトニングだった・・・。
それをきっかけにヴァマントが『はぁぁぁーっ!?』と声を挙げると、
堰を切ったように口を開いていった。
「あ、あんた馬鹿なのっ!?
って言うかっ!何で私に命令口調なのよっ!?
い、一体あんた何様なのよっ!?」
「五月蠅いよっ!
俺は正直に言っただけだろっ!?」
顏を赤くしながら怒鳴る悠斗に、
ヴァマントは『ギリギリ』と奥歯を噛み締めていた。
(こ、こいつー・・・ま、まじで何様なのよっ!?
って言うか・・・でもアレか~・・・
魂だけの存在だから包み隠さず正直に言っているだけだから・・・
うぐぐぐぐぐ・・・で、でも・・・こいつの態度は・・・)
そう考えながらヴァマントは心の中で色々と葛藤しており、
その様子にサンダラー『わっはっはっ!』と声を挙げ笑い始めた。
『ギロっ!』
「うげっ!?」
その笑い声に鋭く反応したヴァマントの睨みを受けると、
サンダラーは冷や汗を流しながらもこう言ったのだった。
「ま、まぁ~姉ちゃん・・・いいじゃねーか?」
「・・・あぁん?」
「・・・うぐっ。
正直こいつの態度については俺も納得だがよ・・・。
でもよ・・・今までこんなヤツが居たか?
俺達が神だと知っていながら態度を変える事無く、
こんなに偉そうにするヤツをよ?」
笑みを浮かべながらそう言うサンダラーに、
ヴァマントが苛立ちを見せ頬杖を付きながら口を開いた。
「・・・居るわよ。
たった1一人だけ・・・ね?」
「・・・誰だよ?
そんな無礼なヤツ・・・今まで居たか?」
『ん?』と首を傾げながら記憶を辿るサンダラーに、
ヴァマントは溜息を吐きながらこう言った・・・。
「・・・この私に勝った男が居るでしょ?」
「あっ・・・あぁぁぁぁぁぁっ!?
そ、そうだったぁぁぁぁっ!
あ、兄貴だ・・・。
た、確かに・・・最初から偉そうな物言いを・・・」
「・・・思い出したか?馬鹿愚弟め・・・」
『玉座』で頬杖を着きながら苛立っている時だった・・・。
『ゴンゴン』と『玉座の大扉』を叩く音が響いて来た・・・。
その音に口角を上げたヴァマントは、
此方を見ている悠斗に声を掛けたのだった・・・。
「来たわよ・・・坊や・・・。
あんたが戦いたいって言ってた相手が・・・」
「いいね~♪」
『ギィィィィ』
『玉座の間』の大扉が開いた瞬間・・・。
真紅とも言える真っ赤な気が『玉座の間』に流れ込んで来た。
だがその『真紅』は通常ではなく、明らかに『怒気』によるモノだった。
そしてサンダラーの部下の後ろから入室して来たのは、
先程悠斗が指名した・・・『ヴァンパイア達』だった・・・。
2人の『ヴァンパイア』は入室すると同時に、
姉である『パルサー』が悠斗の方を睨みながら声を挙げた。
「・・・ヴァマント様、
何でもどこかの人族のカスが、私達を指名されたとのことですか?
その話・・・真なのでしょうか?」
パルサーの声に笑みを浮かべたヴァマントは『あぁ』とだけ答え、
その視線を悠斗へと向けたのだった・・・。
すると悠斗はそう発言したパルサーを睨みながら、
『・・・カスって誰の事だよ?』と威圧を放った。
「・・・小賢しいクズゴミの人族如きが、
高貴なる私達ヴァンパイアを呼び出すなど・・・言語道断っ!」
『一触即発』
まさにいつどうなっても可笑しくないこの状況に、
『パルサー』の後ろで苦笑いを浮かべる『ボイド』が溜息を吐いていた。
「な、なぁ・・・姉貴・・・。
いきなり喧嘩腰になってんじゃねーよっ!
相手は人族でしかもまだ・・・ガキだぜ?」
そう言いながら姉であるパルサーの肩を掴んだその手を、
『ガシっ!』と掴むと、
そのまま関節を極めながら床へと投げたのだった。
「痛っ!?い、痛てーなっ!
あ、姉貴っ!?何すんだよっ!?」
「五月蠅いわねっ!
私は気に入らないのさ・・・」
「な、何がだよっ!?」
「ぜ、絶様が・・・こ、こんなガキを気にしているのがさっ!」
「い、いやっ!でもよっ!」
「五月蠅いっ!」
床に転がったまま、ボイドは声を荒げるも、
姉であるパルサーは何一つ弟の言葉を聞き入れる気はないようだった。
そんなやり取りにヴァマントは何も言わずただ静観し、
サンダラーは『こいつら一体此処をどこだと?』と苛々していた。
そんな無様なやり取りを続けていると、
擬体である首を『ゴキっ!』と鳴らした悠斗が口を開いた。
「おい・・・そこのアバズレ・ヴァンパイア」
「ア、アバっ!?」
悠斗の声に盛大に顔を引き攣らせたパルサーは、
その美貌も台無しになるほど顏を歪めた。
「お、おい・・・そこの・・・ガキっ!!
・・・私に・・・この私に言ったのか?」
「・・・あぁ、当然だろ?
他にアバズレなんて・・・いるのかよ?」
悠斗の言葉にヴァマントは爆笑し、サンダラーは唖然とした。
虎恫に至ってはその発言に『オロオロ』とし始め、
ボイドは『お、お前・・・死んだ・・・ぞ?』と哀しい目を向けていた。
だがそんな事など気にしていない悠斗は、
最大限な苛立ちを見せているパルサーに話を続けたのだった。
「あんたには・・・『借り』があるんだよ・・・
勿論、覚えているよな~?」
「フっ・・・このガキ・・・また痛い目に合いたいってのかい?
なら、容赦なくボコボコにするけど、いいわよね~?」
「・・・やれるもの・・・ならな?」
悠斗とパルサーの言い合いが続く中、
冷静に見守っていたライトニングにヴァマントから念話が送られて来た。
{ライよ・・・。
あんたずっと黙ってるけど、どう見る?}
{そうで御座いますね・・・。
どう考慮してもユウト様に勝ちはないかと・・・}
{やっぱりそうよね?
じゃ~どうして坊やは挑発を?}
そう言っていた時だった・・・。
『俺も混ぜろよ・・・』とサンダラーが割って入って来ると、
気付いた点を話し始めたのだった。
{今一瞬だがな・・・。
ユウトが拳を開いた時、
例の鬼気が揺らめていたんだが・・・気付いたか?}
その声にヴァマントとライトニングはゆっくりと首を振ると、
サンダラーは腕を組みながら不敵な笑みを浮かべた。
{あいつ・・・何かやろうとしてやがるぜ・・・
クックックッ・・・人族にしておくのがもったいねーな♪
口論しながらもユウトは鬼の気の訓練をしてやがる。
ありえねー・・・が、あいつだと何かやってくれそうな気がするぜ}
その話に2人は驚きの表情を浮かべて居たのだが、
それはサンダラーの見解についてでなく、
いつの間にか『ガキ』から『ユウト』に変わっていた事だった。
そんなサンダラーを見ながらも、
ヴァマントとライトニングは呆れ気味に笑みを浮かべると、
再びその視線を悠斗達に向けたのだった。
「・・・御託はもういい。
糞生意気なガキ・・・身の程ってモノをわからせてあげるわ」
「・・・それはこっちのセリフだから♪」
悠斗が冷や汗を流しながらもそう言って見せると、
模擬戦形式だと言う事も忘れて、2人は戦闘状態に突入した。
『はぁぁぁぁぁっ!』
お互いが気合いの入った声を挙げ始めると、
パルサーからは『真紅の妖気』が・・・。
悠斗からは『霧状の赤銅色』が溢れ始めた。
「行くわよ・・・糞ガキ・・・」
「あぁ・・・行くぞ・・・吸血鬼・・・」
対峙する2人が身構えまさに駆け出そうとした時だった・・・。
突然『ドンっ!』と言い知れぬ力を感知した2人は、
同じ方向を向くと咄嗟に警戒レベルを上げた。
「なっ、何だっ!?」
「・・・こ、この力はっ!?」
辺りを警戒し感知した方向に目を凝らしていると、
『青紫の神力』が流れて来た・・・。
「・・・な、何者よっ!?
姿を見せなさいよっ!」
計り知れぬその力に汗を滲ませたパルサーが声を挙げると、
『はっはっはっ』と笑い声と共に徐々にその姿を現したのだった。
そしてそいつは身構える悠斗を見ると、
パルサーに対しこう告げたのだった・・・。
『ヴァンパイア・・・この勝負俺に譲れ・・・』
冥界の神力を纏い、突然姿を現したモノの迫力に、
パルサーは全身に悪寒が走るのを止められなかったのだった・・・。
今回のお話ははいかがだったでしょうか?
楽しんで頂けたのなら嬉しく思いますっ!
って言うか・・・。
前書きやあとがきをもう少し書きたかったのですが、
緋色はケツカッチンなのですっ!
仕事に追われまくっておりますっ!
ヘ、ヘルプミーっ!
ってなことで、緋色火花でした。




