25話・日本・死闘・前編
お疲れ様です。
今回から『いちかと英二』のお話となり、
『前中後編』となります。
楽しんで頂けたら幸いです。
現在『後編』を書いている途中ですが、
早目に書き上げようと思います^^
・・・仕事が詰まっているものでして・・・orz
それでは、25話・前編をお楽しみ下さい。
時間は少し戻って此処は『いちかと椿鬼と黒蝶』が睨み合い、
緊迫した時間が流れていた・・・。
不敵な笑みを浮かべた『全身タトゥーだらけの椿鬼』が、
高熱によってフラフラになっている『いちか』に興味深々だった・・・。
「おい人族・・・いや、人間・・・。
お前の名は?」
「・・・私の名っ!?」
突然そう問われた『いちか』は驚きの表情を浮かべた。
「な、名前って・・・どうしてそんな事を聞くのよ?」
「いや~だってさ~?
私が『鬼』だとわかっていて戦いを挑もうってんだから、
興味を持たない方がおかしいでしょ?」
そう言いながら『へらへら』と笑みを浮かべる『椿鬼』に、
やや後方に居た『黒蝶』は『はぁ~・・・』っと溜息を吐いていた。
「ちょ、ちょっとっ!黒蝶っ!?
どうしてあんたが溜息なんて吐くのよっ!?」
顏をやや引き攣らせた『椿鬼』が怒って見せると、
『やれやれ』と言ったポーズを『黒蝶』は取って見せたのだった。
「・・・くだらないわ」
「・・・はぁ~っ!?」
「だって・・・貴女はあの女をこれから殺すのでしょ?
だったら『名』を聞いても意味なんてないでしょ?」
そっぽ向きながら興味なさげにそう言うと、
『椿鬼』のこめかみが『ヒク』ついた。
「・・・意味ならあるんですけど~?」
「・・・あるの?」
「勿論よっ!だってさ~・・・
この『人間』は私の名を刻んで死ぬのよ?
だったらこの女の『名』くらい・・・聞いておいた方がよくない?」
満面の笑みを浮かべた『椿鬼』は楽し気にそう言うのだが、
『黒蝶』は『・・・どうでもいいわ』と軽くあしらって見せた。
そんな態度の『黒蝶』に『椿鬼』は不満顔を見せるも、
『いちか』に向き直ると『名乗り』を上げた。
「私の名は『椿鬼っ!』混じりっ気なしの生粋の『鬼族』さ♪」
そう言いながら自分の胸元に親指を向けながら、
その風貌とは裏腹に清々しささえ感じられた・・・。
その余りにも潔さに、
『いちか』も笑みを浮かべながら名乗って見せたのだった。
「・・・私の名は・・・いちか・・・。
川崎いちかっ!
『魔を狩る一族』に仕える超絶美女剣士よっ!」
「・・・・・」
「・・・・・」
刀を抜きながらそう『名乗り』を上げた『いちか』に、
『黒蝶』は『やれやれ』と言ったポーズを見せ、
『椿鬼』は予想の斜め上を行く言葉に『キョトン』とした。
「・・・あ、あれ?」
そして『いちか』が思っていた反応を見せない2人に、
理不尽ながらも逆ギレして見せたのだった・・・。
「・・・な、何よっ!?
あ、あんたが・・・名乗れって言ったんじゃないっ!?
名乗ってあげたんだからそれなりのリアクションをしなさいよっ!
ス、スルーされるこっちの身にもなれってのっ!」
「・・・そ、そう・・・ね。
た、確かにそれはこちらが悪かったわ・・・ごめん。
私の予想の斜め上を行ったものだから・・・
正直・・・びっくりしちゃったのよ」
数回瞬きをした後『椿鬼』がそう言うと、
『黒蝶』は右手で顔を覆いながら『真面目に答えなくていいわ』と、
再び溜息を吐いたのだった・・・。
そんな言葉が『椿鬼』の耳に届いていないのか、
口角を楽し気に上げながら口を開いていった・・・。
「いいね~・・・いちか・・・。
これから私とあんたは『命』を賭けて戦う。
先程の剣技といい体術といい・・・
いちか・・・あんたには『センス』を感じるわ」
「そりゃど~も・・・」
『椿鬼』から突然誉められた『いちか』は、
眉間に皺を寄せながら『悠斗』のようにそう答えると、
『さぁ~て・・・殺り合いましょうか~♪』と、
『椿鬼』は告げてきた。
「・・・そうね」
『バキっ!ゴキっ!』と・・・
『椿鬼』は拳を鳴らしながらゆっくりと歩み出し、
その堂々した態度に風格さえ感じた。
それに呼応するように『白鷹』を構えた『いちか』は、
『進化』の為、高熱に苦しめられながらも呼吸を整えていた。
『スゥ~・・・ハァァァァ~・・・』
ゆっくりと歩み寄る『椿鬼』は『いちか』から伝わる『剣気』に、
『ブルブルっ!』と武者震いが走り、
これから先の戦いに胸が高鳴っていた・・・。
(・・・このいちかって女・・・いいわね~♪
私を『殺す』と言う殺気が『ヒシヒシ』と伝わって来るわ♪
勝てないと分かっていてなお・・・この気迫・・・
たまらないわね~♪)
高揚が最高潮を迎えた『椿鬼』は笑みを浮かべ、
『・・・行くわよ?』と告げると、
『いちか』も同様に笑みを浮かべ『・・・来なさいよ』と答えた。
「気に入ったわっ!いちかぁぁぁっ!」
「別に嬉しくないわよっ!椿鬼ーっ!」
互いの緊張がピークを迎えると、
2人同時に駆け出した・・・。
「ヒャッハァァァっ!」
「はぁぁぁぁぁぁっ!」
『椿鬼』はやや顔を赤らめながら『いちか』に向かって飛び上がると、
空中で一回転しそのまま右足で『踵落し』を繰り出した。
「まずは先制のいっぱぁぁぁつっ!」
「うわっ!?」
『ドゴーンっ!』
『ザザァァァ』
『椿鬼』の放った『踵落し』は地面を穿つと、
間一髪躱した『いちか』は地面を滑りながら距離を取った。
「フフフっ!やるね~・・・いちか~?」
「ふんっ!そんなモノがこの私に当たる訳ないでしょっ!」
「へぇ~・・・言うね~♪
私の見立て通り・・・あんた『センス』あるわ♪」
「ふんっ!あんたに言われても全然嬉しくないわよっ!」
「あ~ら・・・悲しいわ~」
「・・・キモっ!」
『椿鬼』の減らず口に『いちか』はキレ気味にそう答えると、
再び同時に駆け出した。
「ガンガン行くから気合入れてよねっ!」
「鬼だからって余裕かましてるとっ!ぶった斬るよっ!」
2人はそう叫び合いながら本格的に『接近戦』へと移行した。
『ヒュンっ!』
「そんな剣筋じゃ当たらないわよっ!
うぉりゃっ!』
『ブオンっ!』
「そんな生ぬるい拳が当たる訳ないでしょっ!
もう一度修練やりなおしたらっ!?」
『ヒュンっ!ヒュン、ヒュンっ!』
『言ってくれんじゃないっ!?
ほらほらっ!もっと『剣速』を上げなさいよっ!」
『ブオンっ!シュっ!ブオンっ!』
「・・・あんたこそっ!一体どこ狙ってんのよっ!?」
『いちか』の攻撃を余裕を見せながら『椿鬼』は躱し、
そして『椿鬼』の『拳』を笑みを浮かべながら『いちか』も躱していた。
『攻防一体・・・』
互いの『気迫と気迫』がぶつかり合い、
それを見ていた『黒蝶』も真剣な眼差しを向けていた・・・。
(・・・いちかさん、思っていた以上に中々やりますね?
少々貴女の事・・・見誤っておりました・・・。
私はてっきり・・・『悠斗さん』に纏わりつく、
ただの『金魚の糞』かと思ってましたから・・・正直驚きました)
興味深そうに『黒蝶』は『いちか』を見ていると、
その『いちか』の動きが徐々に悪くなっているのを感じた。
「ヘイヘーイっ!いちかっ!?
もう疲れちゃったのかしらーっ!?」
「くっ!ば、馬鹿な事言ってんじゃないわよっ!?
まだまだ余裕だってーのっ!」
「ほぅ~・・・そりゃ~楽しみだね~♪
オラオラァァァァっ!」
先程まで笑みを浮かべながら躱していた『いちか』だったが、
高熱に苦しんでいる分・・・不利な状況へと追い込まれて行った。
(くっ!し、視界が・・・ぼ、ぼやけて・・・きた・・・。
こ、このままじゃ・・・)
この不利な状況に顏を顰めた『いちか』は、
次第に『紙一重』で『椿鬼』の『拳』から逃れるようになっていた。
「オラァァァァっ!」
『シュっ!』
「くっ!」
大振りとも思える『椿鬼』の拳を躱し損ねた『いちか』は、
その左頬に『擦過傷』の傷を負った。
その『ヒリヒリ』とする痛みを感じながらも、
『椿鬼』から伝わる『気迫』を頼りに対処して行くしかなかった。
(ちっ!こ、こんな状態じゃなければこんなヤツっ!
全くもぉーっ!いつになったら『進化』するのよっ!?)
そんな時だった・・・。
『ポーン』と『いちか』の頭の中でそんなお気楽な音が響くと、
抑揚のない音声が頭の中で流れた・・・。
{進化まで残り10分}
「う、嘘でしょっ!?まだそんなに時間がっ!」
頭の中に流れて来た音声に、
『いちか』は戦闘中ながらも声を挙げてしまった。
そしてその声に険しい表情を浮かべた『椿鬼』は、
『ピタリ』とその攻撃を止めてしまったのだった・・・。
「・・・ど、どうして攻撃して来ないのよ?」
その『いちか』の問いに『椿鬼』はあからさまに不機嫌な表情を浮かべ、
静かに睨みつけていた。
「・・・どう言うつもり?」
「・・・な、何がよ?」
「いちか、あんたは一体何を隠しているのよ?」
「べ、別に・・・あ、あんたが気にする事ないでしょ?」
「気にするに決まってんでしょっ!?
折角2人で胸が高鳴るような『死闘』をしているってのさ~?
どう言う事か説明しなよ?」
「何でもないってーのっ!」
「・・・ちっ」
『いちか』の言葉にそう舌打ちした『椿鬼』は、
先程とは打って変わって荒々しい『青い鬼の気』を溢れさせていた。
その『迫力』に『いちか』は『ごくり』と喉を鳴らすも、
『椿鬼』の眼光が荒々しく光っていた。
「・・・もういいわ」
「・・・?」
『椿鬼』がそう言い捨てた時だった・・・。
『ドンっ!』と空気の振動が『いちか』に届く暇もなく、
見えない『衝撃波』によって『いちか』の頭が後方へ仰け反った。
「ぐはっ!?」
「・・・・・」
「い、今のは・・・一体っ!?」
『クラクラ』する頭を押さえながら視線を『椿鬼』へと戻すと、
『いちか』の『鼻』から『ポタリ』と血が一滴・・・落ちて行った。
「・・・あ、あれ?
ど、どうして・・・血が?」
鼻を拭った『いちか』の手の甲に、
その血が付着していた・・・。
そして再び『ドンっ!』と『衝撃波』が伝わると、
『いちか』の腹部に衝撃が走り、
思わず腹を抱え蹲ってしまったのだった・・・。
「う、嘘・・・で・・・しょ?
椿鬼は一体・・・わ、私に・・・何を・・・?」
顏を上げた『いちか』が『椿鬼』をぼやけた視界で目を凝らすと、
前へと突き出されていたその『拳』が、
『キラリ』と一瞬光ったのと同時に強烈な打撃がその顔面に直撃した。
「ぐぁっ!」
突然の痛みに一瞬意識が飛びそうになったのだが、
ぼやける目で捉えた『椿鬼』から目線だけは切らなかった・・・。
「・・・つまらない女ね?
いちか・・・あんたにはがっかりだわ」
そう吐き捨てるように言ったかと思えば、
次の瞬間・・・突き出した『拳』が何度も何度も・・・
『青く光り』その度に『いちか』は呻き声を挙げる事となった。
その攻撃に耐えきれなくなったのか、
漸く『いちか』は膝を折り、荒い呼吸をしながら、
地面に突き立てた『白鷹』にもたれかかっていた・・・。
(あ、あの・・・あ、青いひ、光は・・・
お、鬼の・・・気・・・だろうけ・・・ど・・・)
身体中に痛みが走る『いちか』はそう結論付けたのだが、
その対処法までは思いも付かなかった・・・。
『ジャリっ』と1歩前へと踏み出した『椿鬼』は、
冷めた視線を『いちか』へと向けると抑揚のない声を出した。
「・・・何の感情も湧かないわ。
いちか・・・此処で無駄に死になさい・・・」
その言葉に『いちか』の背筋に冷たいモノが走った・・・。
「・・・な、何・・・馬鹿な・・・事・・・」
次第に『いちか』の顔面が腫れ上がり、
それに連れて・・・左目の視界も塞がってしまった・・・。
「・・・くたばりな・・・人間・・・」
『椿鬼』は『いちか』とは言わず、
ただ冷めた声で『・・・人間』と言うと、
まるで『汚物』でも見ているような視線を向けて来た。
「・・・か、勝手な・・・事・・・
さ、さっき・・・から・・・言ってんじゃ・・・
言ってんじゃないわよぉっ!
うぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」
そう気合の入った声を挙げながら、
『いちか』は『白鷹』を支えに立ち上がって見せた。
だが『椿鬼』は『ピクリ』とも反応せずただ・・・
先程と同じように『汚物』を見るような目付きも変わらなかった。
「・・・ま、まだ・・・私は・・・負けていない・・・
あ、あんた程度の・・・お、鬼に・・・
遅れ・・・をとってしまった・・・と、あっちゃ・・・
し、師匠に・・・『悠斗さん』に・・・
か、顔向けが・・・出来ない・・・わよっ!」
地面に突き刺した『白鷹』をそう言いながら引き抜くと、
荒い呼吸を整え始めた・・・。
「・・・『悠斗さん?』
フンっ!どこの誰だか知らないけど・・・
あんたは此処で死ぬのよ?
その現実は変わらない・・・」
そう言いながら『椿鬼』は、
『ボロボロ』になった『いちか』に『拳』を向けると、
『・・・さようなら人間』と呟いた。
『キラリ』とその『拳』が『青い光』を放った瞬間だった・・・。
「うぉぉぉぉぉぉっ!させるかよぉぉぉぉっ!」
「っ!?」
「・・・な、何っ!?」
それは『刹那の瞬間』だった。
『椿鬼』が『青い鬼の気』を込めて放った一撃が、
『ボロボロ』になった『いちか』に届く刹那・・・。
突然飛び出して来た『者』が、
『いちか』を抱えその『一撃』から救ったのだった・・・。
『ドッザァァァァっ!』
「きゃぁぁぁっ!」
「痛っつぅぅぅぅぅっ!」
「・・・・・」
呆気に取られた『椿鬼と黒蝶』。
だがその『男の顏』を知っている『黒蝶』は、
思わず声を挙げたのだった。
「・・・え、英二さんっ!?」
「・・・えっ!?」
その声に驚いた『椿鬼』は『黒蝶』を見ると、
驚いた表情を浮かべている事に、
何度も『英二と黒蝶』を見たのだった・・・。
「こ、黒蝶っ!?
あ、あんた・・・この人間の事・・・知っているのっ!?」
「・・・え、えぇ」
『黒蝶』の反応に『椿鬼』は詰め寄り胸倉を掴むと、
小さなその身体を浮き上がらせ睨みつけていた。
そんな事にも目も暮れず『英二』は、
『いちか』に声を掛けながら抱き起しその安否を確認して行った。
「痛てててて・・・
い、いちかっ!お前っ!大丈夫なのかよっ!?」
「え、英二・・・さん・・・?」
視界がぼやけている『いちか』だったが、
その顔が余りに近く・・・そして・・・その声・・・
それが『英二』だとすぐにわかりはしたのだが・・・
それよりも一番『いちか』が気になったのは・・・
「・・・え、英二・・・さん・・・」
「お、お前・・・なんて顔にっ!?」
「・・・英二・・・さん」
「くっそぉぉぉっ!あの変な入れ墨の『鬼』がやったのかっ!?」
怒り心頭になった『英二』は、
『いちか』の状態に全く気付く様子がなかった。
「・・・英二さん、手・・・どけてもらえます?む
「・・・はぁ?手って・・・?」
『いちか』にそう言われた『英二』は、
自分の手に視線を向けると眉間に皺を寄せそれを見た・・・。
『・・・モミモミ』
「・・・えっと~」
『・・・モミモミ』
「・・・こ、これは・・・ま、まさか・・・あは・・・あははは・・・は?」
「何度も人の胸を揉んでんじゃないわよっ!」
『バチーンっ!』
「ふぎゃっ!?」
『ドサっ!』
突然『いちか』に強烈な『ビンタ』を喰らった『英二』は、
地面に飛ばされ左頬を押さえながら『いちか』に視線を向けた。
「・・・な、何・・・揉んでんですか?」
「・・・え、えぇっと~・・・」
「人の胸・・・何度揉んでんですか?」
「・・・い、いや・・・こ、これは事故でっ!」
顏が腫れ上がった『いちか』の顔がより一層引き攣ると、
『英二』の顏も盛大に引き攣り始めた・・・。
「人の胸を何度も揉んでおいてっ!
無駄な言い訳するなぁぁぁぁぁっ!」
「ひぃっ!?」
『いちか』がキレて・・・
その『拳』を『英二』に振り上げた時だった・・・。
『いちか』は視界の片隅に捉えた『人影』に、
振り上げた『拳』を『ピタリ』と止めたのだった・・・。
そしてその『人影』を顏を向け正面で捉えると、
それはある方向に対し厳しい視線を向けた・・・『直次』だった。
「誰っ!?・・・って・・・な、直次・・・君?」
「お、おい・・・直次お前一体そこで何を・・・?」
『直次』の不自然な様子に『いちかと英二』は視線を向けると、
『椿鬼』に胸倉を掴まれ宙吊りになっている『黒蝶』の姿があった。
そして『直次』は全身を『プルプル』と震わせると、
込み上げる怒りが爆発し、荒々しく声を発した。
「お、お前ぇぇぇぇっ!
その手を・・・今すぐ離せぇぇぇぇぇっ!
うぉぉぉぉぉぉぉっ!」
『刀』を抜いた『直次』は、
『黒蝶』の胸倉を掴む『椿鬼』に向かって駆け出したのだった・・・。
ってな事で、前編終了です。
楽しんで頂けたでしょうか?
もう後数話で『外伝』も終了します。
そしてその後はいよいよ・・・『第三章』となります。
その前に・・・『ベルフリード家』の話が、
2話(予定)ほど続きますが・・・w
『第三章』ですが、
いよいよもう1つのストーリーと絡み合います。
楽しんで頂ければ幸いです。
ってなことで、緋色火花でした。




