閑話 元・神の苦悩と疑似生命体
お疲れ様です。
今週から2週に渡って、閑話となります。
まずはカロンとミレイのお話です^^
楽しんで頂けたら幸いです^^
それでは、閑話をお楽しみ下さい。
悠斗達は幻獣が引く馬車を操り、
一夜を過ごした宿町「ヤンキー」に到着した。
宿場町「ヤンキー」のゲートをくぐった悠斗達は宿へと到着すると、
悠斗はカロンとミレイに商店に挨拶をしてくると告げ、
幻獣と共に別行動をとった。
カロンとミレイは宿で部屋の鍵を受け取ると部屋へは行かずに、
先に軽く飲む事にしたのだった。
「なぁ~ミレイ・・・」
「・・・ん?改まってどうしたのよ?」
席に座るなりそう話を切り出したカロンにミレイは首を傾げて見せたのだが、
カロンのその表情はとても苦悩に満ちていたのだった。
「・・・なんて顔してんのよ?」
「だ、だってよ~?」
「・・・ふぅ~」
溜息を着いて見せたミレイは深刻そうなカロンの様子に察しが着いていた。
そしてこう話を切り出した。
「ねぇ、部屋で話した方がよくない?」
「・・・な、何でだよ?」
「・・・こんな人の多い場所で話す内容でもないでしょ?」
ミレイの話に「そ、そう・・・だな」と呟くと、
酒やつまみなどの注文を部屋へとお願いしその場を立ち去ったのだった。
「ガチャ・・・ギィィ・・・バタン」
2人部屋の鍵を開け部屋の中へと入ったカロンとミレイは、
テーブルを挟み椅子に腰を降ろした。
「あ、あのよ・・・」
そう話を切り出した時「トン、トン」とノックが鳴り、
ミレイがドアを開けるとそこには注文を持って来た店員が立っていた。
注文した酒やつまみを受け取ると、
再び椅子に座り直したミレイがその口を開いた。
「で?」
言葉短く声をかけたミレイに、
カロンは酒の入ったジョッキをカチンと合わせると、
「ググっ」と酒を飲みジョッキをテーブルの上に置くとその重い口を開いた。
「あ、あのよ~?」
カロンの正面に居るミレイは酒を飲みながらも、
その目はカロンを見ていた。
その視線にカロンはミレイが「・・・早く言いなさいよ?」
そう言っているかのように思えたのだった。
そして「トンっ」とミレイがジョッキを置いた瞬間、
話を始めて行った。
「お、俺ってよ?どうして・・・こんなに弱くなったんだ?」
「・・・知らないわよ」
ミレイから返ってきた返事はとても冷たいモノで、
その様子にカロンは顔を引きつらせた。
「・・・だ、だよな」
「でも・・・」
ジョッキの取手に一瞬「ギュッ」と力が入るのが見て取れたミレイは、
そのまま言葉を続けた。
「ある程度の予想は・・・出来るんじゃないの?」
「・・・予想・・・か」
「・・・ええ」
俯くカロンにミレイは頬杖を着くと、
その落ち込み様に溜息を吐いて見せたのだった。
「はぁ~・・・」
「・・・溜息をつきたいのは俺の方だぜ」
そう言って強がるカロンにミレイの眉がピクリと動くと、
少しキツイ口調で話していった。
「あんた・・・強がってる場合なの?」
「・・・ちっ」
「あんた、ユウトに着いて行くんじゃないの?」
「・・・ああ」
「で・・・?今のあんたにそれが務まるの?」
「・・・・・」
カロンは顔をヒクつかせるが、言い返す言葉は口から出てこなかった。
「ったく~・・・何やってんだか?
あんたっ!「俺は元・神だっ!」って、いつも言ってるけど、
いつまで神だったって事を引きずってんのよっ!」
「てっ、てめー・・・」
「ほ~ら・・・図星じゃないっ!?
あんたはもう神には戻れないんでしょ?
いい加減・・・神だった事を忘れなさいよっ!」
声を荒げたミレイのド正論にカロンはその口を歪めて見せた。
「お、俺だって、いつまでもって・・・そう思ってるけどよ?
戦う度に弱くなる自分に・・・我慢ならねーんだよ」
テーブルに置かれたカロンの拳に再び力が入り拳を握り締めていた。
そんなカロンにミレイは再び苛立ちを覚えると、
向かいに座るカロンの胸元の服を掴んでぐっと引き寄せた。
「なっ、何だってんだよっ!?」
「あんたね~?いつまでもグダグダ言ってんじゃないわよっ!
あんたは一体今までっ!ユウトの何を見て来たのよっ!」
「な、何をって、そ、そりゃ~・・・」
「ユウトはあんたと違って元々人族でしょっ!?
神だったあんたがっ!人族如きに劣るとでも言うのっ!?
しっかりしなさいよっ!
たかが人族に出来る事がっ!神だったあんたにどうして出来ないのよっ!?」
「・・・うぅぅっ」
大声を張り上げ怒鳴るミレイに、流石のカロンも言葉に詰まっていた。
するとミレイは掴んでいた服を話すと「ドカっ」と椅子に座り込み、
今度は落ち着いた口調で説教を始めていった。
「・・・あんたにだって、プライドはあるんでしょうけど、
そんなくだらないプライドなんて、とっとと捨てちゃいなさいよ」
「・・・わ、わかってはいるんだ・・・だけどよ?」
「・・・どうすればいいか・・・わかんないって事ね?」
「そ、そう・・・だな」
「・・・ったく」
(まぁ~私もそうだから気持ちは恐ろしいくらいわかるのよね。
神から人族へと落とされたあんたは・・・尚更そうなのでしょうけどね)
ミレイは自分と似た心情を持つカロンに同情の目を見せるも、
悠斗が言っていた言葉を思い出していた。
『思いだけでも、願いだけでも何も変わらない』
(そうね?確かにユウトの言う通りだわ・・・。
周りの成長に私も不安を感じ焦ってばかりいたものね・・・。
だからカロンの気持ちは痛いくらいによくわかるわ。
でも・・・自分が変わろうとしなければ・・・ね)
「クスっ」と小さな笑みがミレイの口からこぼれると、
カロンが険しい顔をして見せていた。
「な、何が言いたいんだよ?」
「フフ・・・」
「な、何も笑う事はねーだろ?」
「ん~・・・そうね。笑ったことは謝るけど、
別にあんたを笑った訳じゃないのよ」
「・・・どう言う事だ?」
戸惑うカロンに再びミレイは笑みを浮かべると、
その口からこぼれた笑いについて説明していった。
「さっきこぼれた笑いは自分に向けたモノよ?」
「・・・自分に?」
「あんたに色々とキツイ事を言っては見たものの・・・。
フフフ・・・私も人の事は言えないな~・・・ってね?
私もあんたと同じように焦りや不安に翻弄されちゃったから・・・」
「・・・そうか」
「・・・ええ」
互いに「クスリ」と笑みを浮かべた後、少しの沈黙が続いた・・・。
カラになったジョッキの水滴が落ちるのを眺めていたカロンだったが、
心中はやはり穏やかではなかった。
(どう考えても俺の弱さは異常だ・・・。
ラウルのヤツがこの身体に・・・そう考えるのが妥当だが・・・。
何故ヤツがこんな事を?
それにヤツはそんな事をするほどクズじゃね~・・・。
なら・・・一体誰が?)
ミレイは未だに目の前で苦悩するカロンを酒を煽りながら見つめていた。
食い縛り苦渋に満ちたその表情に心情を察するのだが・・・。
(まぁ~しょうがないわよね~?
私の目から見ても、格段に弱くなっているのだもの・・・。
原因を探ろうたって、正直何をどうすればいいのか・・・。
ギリギリまで考えて、それでもダメだった場合は、
ユウトに頼るしかないかもしれないわね。
ユウトに頼ってばかりじゃ、またあの子に負担が・・・)
それぞれが現状を悩んでは見るものの、
いい案などは浮かばなかった。
そんな重い空気の中、話を切り出したのはカロンだった。
「ところでよ~?」
「・・・ん?」
「おめーはもう精霊魔法は使えねーのか?」
「・・・どうしてそんな事聞くのよ?」
「いや・・・。あんなスゲー魔法が使えたんだ、
もう普通の魔法じゃ物足りないんじゃねーかと思ってよ?」
「・・・確かにそうだけど、でもあれは期間限定だから・・・」
突然カロンからそう投げかけられた話に、
「期待するだけ無駄かもね・・・」と、自笑するしかなかったが、
その瞳は笑ってはいなかった。
(精霊魔法・・・確かにあんな高難度な魔法を使ったら、
普段私が使っていた魔法なんて・・・ね。
あの時は期間限定であって、今はもう精霊達の声は聞こえないしね・・・。
一応ユウトからもらった精霊球は取ってあるけど、
いざって時以外は・・・)
懐にしまってある精霊球を手でそっと触れながら苦笑していると、
突然ミレイの頭の中に声が流れ込んできた。
(フフ・・・)
(・・・えっ!?い、今のってっ!?)
聞き覚えのあるその声にミレイは身体中に電気が走る感覚に陥った。
目を見開き小刻みに身体が震えていたのだった。
(・・・あ、あなた達・・・まさか・・・でしょ!?)
呟くように語り掛けるとその返事はすぐに折り返された。
(フフフ・・・。僕達はちゃんと君の中にいるよ?)
(私達も正直あのまま消えちゃう気がしていたけどね~?)
(そうそう、どう言う訳が消えなかったんだ)
(あ、あんた達・・・)
「ガっ!」と・・・。
突然引かれた椅子から飛び上がるように立ち上がったミレイに、
カロンはかなり驚いたようで、椅子から転げ落ちた。
「お、おいっ!?ミ、ミレイっ!?
・・・い、一体どうしたってんだよっ!?」
「ご、ごめん・・・ちょ、ちょっと待ってて・・・」
「あ、ああ・・・べ、別にいいけどよ・・・」
訝し気な表情を浮かべるカロンを他所に、
ミレイは立ったまま自分の中に居る精霊達に語り掛けていった。
(どっ、どうして消えてないのっ!?)
(知らな~い)
(ちょっと聞きたいんだけど・・・いい?)
(いいけど、何さ?)
(あ、貴方達が居るって事は、
わ、私ってまだ・・・精霊魔法はまだ使えたりするの?)
(・・・は?主・・・何言ってんだ?)
ミレイの質問に精霊達はまるで首を傾げているような声を発していた。
そしてそんな精霊達から逆に質問を返されたのだった。
(何言ってんのよ~?
あんたは精霊魔法師でしょ~?
精霊魔法師が精霊魔法使えないでどうするのよ?)
(は、はいーっ!?わ、私がいつ精霊魔法師にっ!?)
精霊達の話にミレイは動揺してしまい、
今聞いた「精霊魔法師」と言う言葉だけが頭の中でリフレインしていた。
(う、嘘・・・わ、私が?こ、この私が・・・精霊魔法師?)
そう何度か頭の中で繰り返すと、
我に返ったミレイが慌てながら口を開いていった。
(わ、私は精霊魔法師・・・なのっ!?ほっ、本当にっ!?
ほっ、本当の本当にっ!?)
(しつこいわね~?精霊魔法師だから私達の声が聞こえているんでしょ?)
(ちょっとは落ち着けよ・・・。
主がこんな事くらいで慌てちゃ~、みっともねーよ?)
(ハッハッハッーっ!
主に限らず人族って、変わり者が結構いるらしいよ~?)
(((ウケる~♪ハッハッハッ!)))
ミレイの言葉に何故か笑い始めた精霊達だったが、
ふと女の子らしき精霊から言葉が投げかけられた。
(私達の神から主が受け取った精霊球・・・だっけ?
そもそもソレって、精霊魔法師としての素養がなかったら、
扱える代物じゃないのよ?)
(・・・へっ!?)
(そうだぜ~?今更何言ってんだよ~?)
(だから俺達の神が主に精霊球を渡したに決まってるだろ?)
(なっ、なっ、なっ・・・)
「何ですってぇぇぇぇぇぇっ!?」
「うぉぉぉっ!?」
突然ミレイが声に出して叫んだ為、
カロンは再び椅子から転げ落ちてしまったのだった。
「まっ、またかよっ!?い、一体どうしたってんだよっ!?」
「い、いや・・・あ、あの・・・」
カロンの問いにミレイは何故か冷や汗を流しながら、
オロオロとキョドっていた。
「だっ、だから落ち着けってっ!」
「そ、そそそそそそ・・・そうねっ!」
「・・・ダメだこりゃ・・・」
キョドり始めてから止まらないミレイに、
カロンはただただ呆れ、顔を引きつらせていた。
ミレイが再び椅子に座り直したところで、
今起こった全ての事をカロンに話していったのだった。
「ま、まじかよ・・・」
「え、ええ・・・」
「な、何気に・・・すごくねー・・・か?」
「そ、そうよね・・・」
「って事は~・・・お前って今・・・精霊魔法師って事か?」
「・・・そ、そう~、なるのかし・・・ら?」
Aクラスの冒険者でただの魔法使いだったミレイが、
どう言う理由か精霊魔法師へとジョブチャンジした事実に、
当の本人も半信半疑でしかなかったのだが、
カロンからミレイが思いにもよらぬ言葉が投げかけられた。
「ところでよ~?精霊魔法師になった今・・・。
魔法使いだった頃の魔法って、今も使えたりするのか?
普通はアレだろ?
ジョブチェンした場合、代償として前職の魔法はあまり使えないんだろ?」
「べ、別に全部って訳じゃないわ・・・。
だからと言って・・・今、使えるかどうかはわからないけど、
頭の中ではしっかりと術式は構築出来るから・・・
使えるとは思うけど・・・どう・・・なのかしらね?」
「そうか~・・・ならよ?今、使ってみろよ?」
「えっ!?い、今っ!?」
「・・・お、お前~、今じゃなくいつ・・・使うんだよ?」
「・・・あはは・・・はははは・・・」
「そこは笑うんじゃなくてだな~?
・・・今でしょ?って答えんだよっ!」
「そ、そう・・・なの?」
「ああ、前にユウトがそう言ってたぞっ!」
「あはは・・・」
カロンの冗談にミレイはカラ笑いするしかなかったが、
そんな気遣いも意味をなさないほど動揺していると、
再びミレイの頭の中に見かねた精霊達の声が響いて来た。
(・・・使えるけど?」
(・・・?)
(だ~か~ら~・・・普通の魔法も使えるんだってばっ!)
(えっ!?ほっ、本当にっ!?)
(俺達の主は疑り深い人族みたいだな~?)
(((まじでウケるんですけどぉぉぉ~♪)))
(うぅぅ)
そう言ってまたもやミレイは精霊達に笑われる事となった。
冷や汗を浮かべながら引きつった笑みを浮かべたミレイに、
カロンは察すると苦い顔して見せていた。
「・・・で?ミレイ・・・。疑似生命体達はなんだって?」
「え、えっと・・・つ、使えるらしい・・・わ・・・」
「おっ!?まじかよっ!?良かったじゃねーかっ!」
2人にとっては驚愕の事実にただ・・・笑うしかなかったようだった。
するとミレイの中に宿る精霊達からこんな話が持ち上がって来た。
(あのさ~主?)
(あ、主って・・・わ、私っ!?)
(そうだよっ!今更何言ってんだよ~?
主以外に誰が居るってんだよ~?)
(・・・ご、ごめんなさい)
(ちょっと・・・謝らないでよねっ!)
思わぬところで叱られてしまったミレイだったが、
精霊達は構わず話を続けていった。
(さっきさ~、この男って、悩んでいたじゃない?)
(・・・ええって言うか・・・聞いてたのっ!?)
(主・・・今はそう言う話をしている場合じゃないだろっ!)
(・・・はい。す、すみません)
(また謝ってるし・・・まぁ~いいけど・・・。
でね?思い付いたんだけど~?
普段から魔石に神力を蓄えていたら・・・いいんじゃないの?)
(っ!?)
(神力が乏しいって言う事なら、そうすれば困った時に役に立つはずだろ?)
(根本的な解決にはならないけどさ~?
手がかりも無しにってのは無理だよね?
だから今出来る事をすればいいんじゃないかな~ってさ♪)
精霊達の話に一粒の光明を見た気がしたミレイは、
精霊達との会話もそこそこに、カロンに伝えたのだった。
「・・・た、確かに、闇雲に探しても時間の無駄だからな・・・。
それに今出来る事を・・・か・・・」
「ええ、魔石って大きさにもよるけど、
魔力や神力の力を蓄えられるって事は証明されてるし、
何よりもユウトと一緒に居たら、魔石になんて困る事はないはずよ?」
「・・・だ、だな」
「完全な打開策が見つかるまで、
日々の修練と精霊達の案に乗った方が、建設的だと思うわ♪」
打開策が見つかるまでの間、
カロンは精霊達の案を受け入れ、
魔石に神力を保存していく事になったのだった。
それから3時間ほどの時間が流れた・・・。
「ただいま~・・・って、ど、どうしたんだよ?」
悠斗が宿へと戻って来て部屋の扉を開けた瞬間、
辛そうな表情を浮かべていたカロンがベッドに横たわっていた。
椅子に腰かけ部屋に戻って来た悠斗に、
「おかえり~」っと言ってみたものの、悠斗の質問にただ苦笑するしかなかった。
「・・・で?」
「あ、あのね?実は・・・」
何とも言えない顔をして説明するミレイに、
悠斗もまたその話の内容に「はぁ~」っと深い溜息を吐いていた。
「カロ~ン・・・お前バカだろ?」
「・・・う、うっせーよ」
「魔石の中に神力をって事で、このバカは熱中しちゃってね~?」
「・・・それで神力欠乏って・・・全くお前ってヤツは・・・」
「だ、だってよ~・・・こんな状態だからよ~?
そ、そりゃ~藁にも縋る思いじゃ~しゃーねーだろうが?」
「それでぶっ倒れていたんじゃ、話にならないじゃないかっ!」
「うっせーなぁー・・・。はいはい、俺が悪かったよ・・・」
「「はぁぁぁ~・・・」」
悠斗とカロンが2人揃って溜息を吐いた時、
ミレイの中に宿る精霊達は・・・。
(あいつさ~・・・元・神なんだろ?)
(そうみたいだね)
(それにしては~・・・どうしてあんなにバカなのよ?)
((・・・さぁ~?))
そんな会話がミレイの中でさけていたのだが、
全て聞こえていたミレイは、ただ苦い笑みを浮かべるしかなかったのだった。
だがミレイにも1つ・・・疑問があった。
(ユウトによって作られた疑似生命体である精霊達が、
まるで本当の生命体であるかのような力を感じるのは何故なの?
テレス山脈で戦った時には、そんな力強さなど感じなかったのに・・・)
疑問を抱くミレイはそう考え込んでしまうものの、
精霊魔法師として新たな道へと進む事が出来た事に、
嬉しさを噛み締めるのだった。
と、言う事で~・・・今回カロンとミレイのお話です。
いかがだったでしょうか?
楽しんで読んで頂ければ幸いですw
で、次週は・・・。
悠斗のお話となります^^
ってなことで、緋色火花でした。




