163話 悠斗とカロン
お疲れ様です。
今日は「活動報告」と「ツイッター」にて、
告知と来週のアップ予定を掲載しておきますので、
気になる方は御覧下さい^^
それでは、163話をお楽しみ下さい。
ミランダとクロが居なくなった廊下で、悠斗とカロンが話し込んでいると・・・。
「ユウト様・・・おはよう御座います」
その声に2人は驚き振り返ると、
そこにはアヤメが立っており、その身体の中から、
ククノチとミツチが出て来たのだった。
「やぁ、みんな・・・おはよう♪」
「・・・お、おはよう・・・さん」
少し緊張した面持ちでカロンがそう口を開くと、
アヤメ達がにこやかに挨拶を返してきた。
「ところでユウト様・・・お食事はお摂りにならないのですか?」
(そうだぜマスター?みんなそろそろ揃うと思うぜ?)
(私達はマスターから栄養をもらっているから、
別に無理して食事を摂る必要はないんだけどね~?
でもマスターはしっかりと栄養を摂らなくちゃ・・・)
話を聞けばこの3人は、いつまで経っても食堂に来ないのを心配をして、
わざわざ呼びに来たらしい・・・。
「ああ~、わざわざごめんな?
んー・・・でも俺はカロンにちょっと話があるから、
食事はいらないって伝えてもらえるかな?」
「お、おい・・・」
悠斗の言葉にカロンが何か言いたげに居たが、
悠斗は軽く微笑んで見せると、それ以上は何も言わなかった。
アヤメ達が悠斗達に頭を下げ、食堂へ伝えに行くと、
悠斗が話を切り出した。
「なぁ、カロン・・・色々と積もる話もあるだろうから、
ちょっと移動しようか?」
「まぁ~俺は別にいいけどよ?」
渋々承諾したカロンに悠斗は肩を掴ませると、
瞬間移動を使用しフロアから姿を消したのだった。
そして悠斗が瞬間移動した先は、カロンが見た事もない場所だった。
目の前には、廃墟となった小屋があり、
その周りには鬱蒼とした樹々に覆われていたのだった。
「な、何だよ・・・ここは?」
「ああ~ここはさ~・・・。
俺がロジー達と共に洞窟を抜けて来た時見つけた場所なんだ。
とは言っても、当時は毒蛇がウヨウヨしていたらしいから、
ここに来なかったんだけどね?
でもまぁ~あの時、毒蛇が出たなんて記憶はないんだけどね」
「へぇ~・・・じゃ~今はミランダのおかげで・・・って事か?」
「まぁ~それもあるけど・・・正直カロンとちゃんと話すんだったら、
安心して話せる場所がいると思ってさ?」
「と、言うと・・・あの教団に何かあるのか?」
カロンは悠斗の物言いに違和感を感じそう言った。
だが悠斗は笑いながら首を振って見せた。
「はっはっはっ!違う違う。
まぁ~俺ってみんなに気を遣われちゃってるからさ~?
だからそうならない場所に来たかったんだ」
「フフフ・・・なるほどね。
お前はお前なりにあいつら人族に気を遣ったって事だな?」
「そこまで言うつもりはないけどね」
2人はそう話すと、廃墟となった小屋の中に入って行った。
悠斗とカロンが廃墟となった小屋に入ると、
思っていた以上にその内部はボロボロだった。
「ん~・・・よ、予想以上にボロボロだな~」
そう悠斗がつぶやくと、カロンが魔法のクリーンを使用し、
汚れなどを取り除いた。
「おお~・・・サンキューっ!カロン♪」
「ふんっ!気にするな・・・どうせなら清潔な方がいいだろ?」
ニヤけるカロンに悠斗もまた笑顔を返すと、
マジックボックスから椅子とテーブルを取り出し、2人が座った。
すると突然カロンの腹から音が鳴ると、
悠斗はマジックボックスから、食事と紅茶を取り出した。
「カロンも人族になったんだもんな~?
腹が減るのは当たり前じゃん♪」
「お、おうっ!し、しかし何だな?
人族ってしっかり飯を食わねぇとキツイもんなんだな?」
「はっはっはっ!当たり前じゃんっ!
まぁ~カロンは神だったからな~・・・不便と思うのは仕方がないよ」
そう話すと2人は食事を取り、紅茶タイムへと移行した。
するとカロンがある疑問を感じ悠斗に質問したのだった。
「ところであの食事って、どうしたんだ?」
「ああ~、アレね?
あの食事はミスティにもらったモノなんだけど・・・
それがどうかしたのか?」
「い、いや~・・・美味かったからよ~?
お前が食事を作れるのかと思ってな?」
その問いに悠斗は苦笑すると、料理が出来ない事をカロンに告げた。
カロンは悠斗のその表情と言い方に大いに笑うと・・・。
「ミスティにもらったって事は・・・ひょっとして沢山あったりするのか?」
つまり・・・カロンが言いたかったのは、
カロン自身も料理が出来ず今後の事を思うと不安だったらしい・・・。
悠斗は笑いながらミスティの手料理をカロンに分ける事にした。
そして雑談が一区切り着くと・・・。
カロンは立ち上がり姿勢を正すと、深々と頭を下げて見せたのだった。
「お、おいっ!と、突然どうしたんだよ!?」
驚く悠斗にカロンは頭を下げたまま答えた。
「い、いや、お、俺は・・・お前に謝罪するのは当然なんだ。
前回も・・・そして今回も・・・
ユウトに迷惑をかけちまった・・・だから、すまんっ!
そ、それに今回は、お前の仲間達にまで手伝わせる羽目になって、
本当に悪かった・・・すまないっ!」
一生懸命謝罪するカロンに悠斗は微笑み返答した。
「ああ、そうだね?
でもカロンは好きで操られていた訳じゃないじゃんか?
だからそれは問題ないと俺は思ってる。
そして今回の事は・・・俺もカロンと同じ立場だからさ?
帰ったら一緒にみんなに謝ろうよ」
「・・・そ、そうか・・・そ、そうだな・・・わかった。
ユウト・・・感謝するっ!」
頭を上げたカロンは再び椅子に座ると、顔が赤くなっていた事がよくわかった。
悠斗は苦笑しながらも、今後の話を聞いたのだった。
「ところでカロン・・・これからどうするんだ?」
「ああ~・・・実はそれなんだがよ・・・?」
そう話を切り出したカロンは、今後について話し始めた。
「ラ、ラウル・・・さ、様によ?」
「あははは・・・言いづらいだろうから、別にラウルでいいんじゃね?」
「そ、そうか?お、お前がそう言うなら・・・。
ラウルがよ?ユウト・・・お前の手伝いをしてくれってよ 」
「ふ~ん・・・手伝いね~?」
悠斗はラウルの顔を思い出すと、複雑な表情を浮かべたのだった。
その表情にカロンは首を傾げると、その理由を聞いてきた。
「あ~・・・えっと~・・・。
確かにカロンのやった事は許される事ではないと思う・・・
でもさ?さっきも言ったけど、好きでそうなった訳じゃないじゃんか?
それなのに神を剥奪するって・・・ちょっとやり過ぎな気がするんだ」
悠斗のその言葉に、カロンは俯き険しい顔をしていた。
「いや、俺はあいつに・・・ラウルに感謝してるんだ。
俺の過ちを神の剥奪くらいで許してもらえた・・・
本当なら・・・死罪だろうによ?」
「まぁ~カロンがそう言うのなら別にいいけどさ?
それでこれからどうするんだ?」
カロンはその言葉に少しの間無言でいたのだが・・・。
決意を新たにカロンは口を開いた。
「ユウト、これだけは確実に言える。
俺はお前の手伝いがしたい・・・心からそう思っている。
それに、お前には大き過ぎる借りがあるんだ。
だから俺はお前に着いて行く・・・いいよな?」
「借りねぇ~?それは別に俺は気にしていないんだけど・・・。
カロンが着いて来るって言うなら俺に断る理由はないよ?
でもさ、俺は自分の好きなように生きて行きたい・・・。
勿論ラウルの仕事はしっかりとやるけどさ?
それ以外は俺は自由に生きたいんだ」
カロンは悠斗の話に苦笑して見せ、心の中ではこう思っていた。
(自由ってお前は言うけどよ~?
話に聞く限りじゃお前・・・トラブルに愛されているらしいじゃねーか?
それで・・・って、まぁ~俺はお前に付き合うから別にいいけどよ~?
お人好しも大概にしておけよな)
カロンは苦笑しつつも、今後の予定を悠斗に聞く事にした。
「でよ?今後の話なんだが・・・?」
「えっと~・・・一応一週間くらいは、港町で冒険者ライフを送りますっ!」
「あ?・・・あ、ああ・・・わ、わかった。
で・・・それで?」
「それから~・・・そうだな?
カロン、リント村って知っているか?」
「ん?リントねぇ~・・・リント、リント・・・っと・・・。
ああ~・・・どこかで聞いた事がある気が・・・」
カロンは視線を天井に向けながら、
リント村と言う言葉に頭の中で引っかかりを覚えていた。
すると思い出したカロンが突然声をあげた。
「あぁぁぁぁっ!リント村って・・・あれかっ!?
「嘆きの森」の案内人の居る村の事だろっ!?」
「・・・えっと~・・・はいっ?」
悠斗はカロンの突然の叫び声と、聞き慣れない言葉に、
何度か瞬きをしていた。
そして聞き慣れない言葉に、悠斗は気を落ち着かせ聞き返したのだった。
「え、えっと・・・ごめん、もう一度言ってくれるかな?」
「あ、ああ・・・別にいいけどよ?
いいか?リント村ってのは、「嘆きの森」へ入り、
エルフの集落へ案内する「案内人」が居る村の事だよな?」
「えっと・・・そ、その案内人って話・・・初めて聞いたんですけど?」
「・・・はぁあっ!?」
苦々しい表情を浮かべる悠斗にカロンはただ呆れていた。
カロンは溜息を吐くと、知っている限りの情報を提供していく事にした。
「ったくよ~?確かお前の仲間にあの森の出身者が居るよな~?」
「えっ?ああ・・・居るよ?イリアって言うんだけど・・・。
今聞いた話はイリアからは何も聞かされてないんだけど?」
「・・・なっ、何だよ、使えねぇ~エルフの嬢ちゃんだなっ!
ん~・・・つっても・・・アレか?
そこの集落の出身だから知らない事も在るって事かもな?」
「ああ~・・・それはあるかもね?」
悠斗は「うんうん」と納得すると、カロンの話を黙って聞いていった。
そしてその悠斗の熱心な態度にカロンもまたその話を続けたのだった。
「リントの村では確か・・・
誰かの紹介状ってのがいるって話を聞いたぜ?」
「・・・そ、それも知らないんだけど?」
「・・・はぁ~、先が思いやられるぜ」
カロンは再び溜息を吐くと、紅茶のおかわりを注ぎ、
一気に流し込むと話の続きをしていった。
「ふぅ~・・・だがな?
俺はその紹介状とやらを書いてくれるやつは知らねぇーからな?
それは自力で情報を集めていくしかないんじゃねーのか?」
「・・・確かにそうだね?
手間はかかってしまうけど、避けては通れないだろうし・・・。
そうだな~・・・一度みんなから情報を集める為、
聞き回ってみようか?」
「そうだな・・・それがいいと思うぜ」
リント村の話をとりあえず切り上げた2人が雑談する中、
不意に悠斗が何かを思い出し声をあげた。
「あぁぁっ!そうだっ!忘れてたっ!」
「なっ、何だよ・・・と、突然っ!?」
すると悠斗がニヤニヤと笑みを浮かべると、
カロンが顔を引きつらせ戸惑っていた。
「なぁ~カロンっ!俺が勝ったんだから教えてくれよ?」
「お、教えてって・・・お、お前、一体何の話を・・・
って・・・ああ~・・・あの話か?」
悠斗はカロンの言葉に何度も首を縦に振り、
まるで子犬のようにその話の続きを待っていた。
(こ、こいつ・・・子犬なのかっ!?
どんだけ好奇心旺盛なんだよっ!やっぱりコイツ・・・変わってるよな~)
カロンはそう思ってはみたが、悠斗の人懐っこさに笑みを浮かべると、
照れながらも渋々話を始めるのだった。
「まぁ~そうだな?約束だから・・・話すか。
えっと、俺は確かに神を剥奪されたんだが・・・
だが完全に力を失った訳じゃねーみてーなんだ」
「・・・どういう事だ?」
「ん~・・・詳しい事は何も知らねーが、
もしかしたら・・・ラウルが何かしてくれたかもしれんな?」
「・・・にゃるほど♪ラウルなら・・・ありえるもんね?」
「ああ、それで・・・だ。
お前を待つ間にな?俺は一人で特訓なり実戦なり励んでいたんだがよ?
ある日ステータス・ボードに点滅する項目があったんだが、
その項目ってのが・・・「亜神への進化」だったって訳だ」
そのカロンの説明に、あの模擬戦の時にも思った事を悠斗は話してみた。
「実はさ~?あの模擬戦の時も思ったんだけど、
亜神って・・・神器って使えないんじゃないのか?」
「ん?ああ~、お前の仲間にはオウムアムアが居たな?
まぁ~俺も最初はそうは思ったんだけどよ~?
別に俺は問題なく使えるぜ?」
「ま、まじかっ!?」
「ああ、じゃないと俺がヴェスヴィオが使えるのがおかしいだろ?」
悠斗はカロンの話に一応の・・・納得はしたのだが、
どうしても気になりカロンに訪ねてみた。
「あのさ~?1つ疑問があるんだけど?」
「・・・疑問?」
「うんうん、どうしてオウムアムアには・・・「神器」がないんだ?」
「・・・・・」
「・・・カロン?どうした?」
悠斗の話に突然黙ってしまったカロンに、
首を傾げていると・・・。
「俺の推測だが、あの亜神・・・もしかすると・・・」
「も、もしかすると?」
「あ~・・・やっぱり止めておくぜ」
「・・・やめるんかーいっ!」
「・・・・・」
悠斗の突っ込みにカロンは心配そうにその顔を覗き込んできた。
本気で心配しているように伺えたそのカロンの顔をまともに見れず、
ただ悠斗の顔が真っ赤に染まって行くだけだった。
「お、お前・・・だ、大丈夫なのか?」
(うぅぅ・・・ま、まじで心配されてるーっ!
白斗のマネとかするんじゃなかった・・・やれやれ)
「だ、大丈夫・・・大丈夫だから、顔・・・近づけんなっ!」
「お、おう・・・大丈夫ならいいが・・・」
(やっぱりこう言う時は白斗が居ないとな~・・・)
するとカロンが先程の話に戻し、続きを悠斗に聞かせた。
「いやな?亜神のヤツが神器がない理由は恐らく・・・
自分自身が亜神として自覚出来ていないのが問題だと思うぜ?」
「・・・どう言う事?」
「つまりだな?神ってモノは自分の神器となるモノが、
自然と頭の中に刻まれ、それを自らの手で製作するモノなんだ」
「ま、まじでかっ!?じゃ、じゃ~・・・あいつは・・・」
悠斗はカロンから聞いた話に心当たりがあり、
その時言っていたミランダの言葉を思い出していた。
「確か・・・ミランダが俺の専用武器を作ってくれたんだけどさ~。
あの時俺はどう思ってたんだっけ?
ああ~そうだ・・・思い出した。
あの時確か俺はこう思ってたんだ・・・。
神って武器製作とかも出来るんだな~ってさ?」
そう話すとカロンが興味を示し、悠斗の話に喰い付いてきた。
「ちょっと待てっ!ユウトっ!その話は本当なのかっ!?」
「あ、ああ・・・ほ、本当だけど?」
カロンのあまりの迫力に悠斗は身を反らしつつ、
その圧力から逃れようとした。
だがカロンの表情はただ興奮していただけではないようだった。
そう・・・とても心配そうな表情を浮かべていたのだった。
カロンは椅子に座り直すと、落ち着きを取り戻し話を切り出した。
「ユウト・・・お前の身体・・・何ともねーのか?」
「いや、別に・・・何ともないけど?」
「実はな?邪神の女神が製作した武器ってのは、
威力や耐久度は途轍もなく優れているんだが・・・」
「な、何か・・・あるのか?」
「ああ、だがその威力と引き換えに・・・生命を削られていくんだ」
「・・・ごめん、言っている意味が?」
「・・・その威力と引き換えに、所有者の生命が削られる」
悠斗はミランダからもらった・・・銀の剣「ミランダ」を思い出していた。
(んー?ミランダからもらってから、結構時間は経ってるけど、
別に~・・・そんな感覚ないな~?)
悠斗は色々と考えては見たのだが、やはり思い当たる事はなかった。
だからそのままカロンに話す事にした。
「カロン・・・別に思い当たる事がないんだけど?」
「・・・本当か?」
「ああ・・・まじで心当たりがない」
カロンは腕を組み目を閉じると、何やら考え込んでいたようだったが、
目を開け悠斗を見ると・・・口を開いた。
「とりあえずは大丈夫なのかも・・・しれないが、
滅多な事でその剣を使うんじゃねーぞ?」
「あ、ああ・・・わ、わかったよ。
確かにあの時もミランダからそう言われていたしね。
充分と気をつけるようにするよ」
「そうだな?俺もそれでいいと思うぜ。
まぁ~とりあえずこの話は、これで終わろう・・・」
「あ、ああ・・・」
妙に深刻ぶるカロンの様子に、悠斗はただ頷く事しか出来なかった。
そして一通りカロンと話をすると・・・。
「じゃ~カロン・・・そろそろみんなの所へ行こうか?
それとこの場所は何かの時に集まる場所って事にしよう」
「そうだな?聖域以外でそう言う場所は必要だと思うぜ?」
悠斗とカロンはそう言うと、
再び瞬間移動で教団本部の屋敷へと戻って行くのだった。
カロン ・・・ うっスっ!カロンだぜっ!
ミランダ ・・・ ・・・ミランダよ。
カロン ・・・ お、おい・・・も、もう少し挨拶をだな?
ミランダ ・・・ 何であんたと一緒にこのコーナーしなくちゃならないのよっ!
カロン ・・・ な、何だよっ!別に誰でもいいじゃねーかっ!
ミランダ ・・・ 良くないわよっ!って言うか、どうしてユウトじゃないのよっ!
カロン ・・・ お、おお俺だってっ!お前よりアマルテアと一緒のほうがっ!
ミランダ ・・・ ははぁ~ん?あんた・・・あの子に惚れてんの?
カロン ・・・ うっ・・・。バッ、バカヤローっ!お、おお俺達は・・・な。
ミランダ ・・・ふんっ!うるさいわよっ!バカキンダルマZっ!
カロン ・・・ てっ、てめぇーっ!いい加減にっ!
ミランダ ・・・ あっ!剣神だっ!
カロン ・・・ えっ、えっ!?ど、どこだ・・・ま、まじなのかっ!
ミランダ ・・・ どろ~んっ♪
カロン ・・・ ミランダっ!一体どこに・・・って・・・あ、あれ?
ってなことで、緋色火花でした。




