158話 悠斗の帰還
お疲れ様です。
今日は本編158話です。
悠斗達が港町に到着したお話となります。
そして明日は番外編となります。
気になった方は、活動報告やツイッターをご覧ください。
ブックマークや感想なども、是非っ!宜しくお願い致しますw
それでは、158話をお楽しみ下さい。
アシュリナの港町で一騒動あった後、
ゲートでカロンの事情を話した悠斗は、
ウェズン達が白く固まるのを暫く見学する事になった。
そしてその後、街の中へと一歩踏み入れた瞬間、
まるでパレードのような街の賑わいに、
流石の悠斗達も顔を引きつらせるのだった。
「我らがアシュリナの英雄、ユウト様のご帰還だぜーっ!」
「ユウト様ーっ!」
「英雄殿ーっ!」
「おかえりなさーいっ!」
街中のあちこちから聞こえてくる歓声に悠斗は笑みを浮かべると、
両手を大きく上げてその歓声に答えるのだった。
「みんなーっ!只今戻りましたーっ!」
「ユウトっ!ユウトっ!ユウトっ!」
街中の歓声がまるでシャワーのように降り注いでいた。
そんな光景を見たククノチ、アヤメ・・・そしてカロンは、
その光景にただただ驚愕するしかなかったのである。
「ユ、ユウト・・・お、お前・・・すげーなっ!?
神でさえここまでの歓声が得られるかどうか・・・はっはっはっ!」
(ハハハハっ!マスターっ!超有名人だぜっ!
流石はオイラのマスターだぜ~♪)
「ユ、ユウト様がこれほど民衆達から慕われていたとは・・・
このアヤメ、貴方様の眷属になれた事を誇りに思います」
各々がそう感想をこぼしたのだが、
悠斗は恥ずかしそうにカロンたちを見ていたのだった。
「い、いやさ・・・すっごく恥ずかしいから・・・
なぁ~?・・・も、もうそのくらいで勘弁してよ・・・」
カロン達は悠斗のそんな態度にニヤニヤしながら、
溢れかえる歓声を受けながら冒険者ギルドへと進んで行った。
それから冒険者ギルドへと辿り着いた悠斗達は、
その建物の中へ入ると・・・。
「ユウト様だっ!」
「みんなーっ!ユウト様がお戻りになったぞーっ!」
「サ、サインとかって・・・もらえないかしら?」
「ね、ねぇ・・・か、彼女とかっているのかしら?」
「バカねっ!あれだけの御人よ?
彼女なんててんこ盛りで居るに決まっているでしょっ!」
(い、いえ・・・彼女なんていませんけど・・・それが何か?)
再びあちこちから聞こえてくる声に、
悠斗は顔をたじろぎ顔を引きつらせていた。
(・・・か、勘弁してくれよ~)
そう思っていた悠斗は、どうやら顔に出てしまっていたようだった。
それに気付いていたウェズンとゼノは、一同を一喝し黙らせると、
主要なメンバーだけでギルドの二階へと姿を消したのだった。
会議室へと入り席に着いた悠斗は、ぐったりとしたまま項垂れていた。
その様子を見たゼノが同情の眼差しを向けると・・・。
「ははは、これもユウト様がこの街の恩人なればこそですよ?」
「恩人って、そんな大げさな・・・ははは」
そんな会話が聞こえたウェズンが話に入ってきた。
「ユウト・・・いや、ユウト様。
貴方がした事はそれだけ大きいと言う事ですよ。
ロジー嬢から始まりアシュリナ家を守り、
そしてエルバドと言う悪からこの街を守ってくれた・・・。
ましてや、誰一人調査が行えなかった「癒やしの森」まで・・・。
本当にこのアシュリナの領地を救ってくれたのは貴方なのです。
だからこれくらいの事は、許してやってほしい。
それに、みんな貴方の事が好きなんだ・・・」
「・・・ウェズン」
「・・・どうかされましたか?ユウト様」
悠斗はウェズンの瞳を真っ直ぐ見つめると、
いきなり顔を引きつらせた。
「ユ、ユウト様っ!いかがされましたかっ!?」
ウェズンだけではなく、ギルド職員達も含め、
悠斗の表情に敏感に反応を示すと・・・。
「・・・ウェズンが・・・け、敬語を・・・つ、使っているっ!?」
「・・・えっ!?」
悠斗の思わぬ言葉に、一同の視線が、
悠斗とウェズンを行ったり来たりしていると・・・。
「ブッ!」と、誰かが吹き出したのと同時に、
全員が大声で笑い始めたのだった。
「ププッ!わ~はっはっはっ!
た、確かにっ!確かにユウト様の言う通りだぜっ!
ウェ、ウェズンの旦那が敬語ってっ!
あっはっはっはっ!こ、こりゃ~お、おかしいよな~っ!」
「はっはっはっ!ギ、ギルマス・・・が・・・
ユ、ユウト・・・さ、様って・・・フフフ・・・」
ゼノに引き続きポーラまでもが笑いを堪えきれずにいた。
そんな者達にウェズンは顔を赤らめ色々と言い訳を始めるのだが、
笑い声が大き過ぎた為、その言い訳すら聞こえなかったのだった。
暫くして笑いが収まると、
テーブルに置かれた紅茶で喉を潤し、一息着けた。
そして、最初に話を切り出したのは・・・ゼノだった。
「ユウト様、貴方が苦しい時に我々が力になれず、
大変失礼致しましたっ!今でも何も出来なかった事を悔やんでおります」
ゼノが話を始めた途端、
全員が起立し悠斗に対して頭を下げて見せたのだった。
「ちょ、ちょっと待てよっ!別に頭を下げる必要ないじゃんかっ!」
「いえ・・・」
そう言って顔を上げたウェンズが話を続けた。
その真剣な眼差しを向けてくるウェズンに、
悠斗は茶化す事なく話を聞く事にしたのだった。
「あ~・・・ガラでもねーからよ?敬語使うのはやめるわ」
「ああ・・・そうしてくれ。じゃないと・・・気持ち悪い」
そう言ったウェズンに、頭を下げていた面々が
微かに笑っていたようだったが、それに構わず話を続けた。
「まぁそのなんだ・・・。
俺達・・・いや、少なくともこのアシュリナ領において、
ユウト・・・お前には一生かかっても返せない恩がある」
「い、いや、だからさ・・・」
「いいから、最後まで聞けっ!・・・いや、聞いてくれ」
「わかったよ」
「それなのに俺達はよ、お前の苦しみように気付きながらも、
ビビっちまって、誰一人・・・お前の手助けをしようとしなかった。
お前は、アレだろ?
力の暴走とやらで、此処に居る・・・
いや、この港町の者達を危険に晒したくなかったんだろ?」
「・・・まぁ~ね」
「俺達はそこまで理解が及ばなかったんだ・・・。
だからこの街の住人達の代わりに言わせてくれ・・・。
本当にすまなかったっ!」
「「「「「「「「すみませんでしたっ!」」」」」」」」
悠斗は自らの不甲斐なさを痛感しつつも苦笑し、
ここの居るみんなの誠意を受け取る事にしたのだった。
「わ、わかったからさっ!だからもう頭を上げてくれよ~・・・」
みんなの謝罪を受けとった悠斗は、席に腰を下ろすと、
乾ききった喉を潤していった。
(ふぅ~もうこう言うのは勘弁してほしいな・・・
妙に疲れるし・・・あと恥ずかしいから・・・)
この後、悠斗は失踪してからの話を説明し、
街に戻ると言う伝言をチタニア(クロ)に頼んでいた事を伝えた。
すると、ウェズンやゼノ達は互いに顔を見合わせ、
悠斗に向かって首を振るのだった。
「はぁ~・・・やっぱりクロは伝えてくれてなかったか~?」
悠斗は溜息を漏らしながらそうつぶやくと、
カロンがその会話に入ってきた。
「なぁ、ユウト・・・チタニアの事情を知っているんだろ?」
「ああ、本人から直接聞いたからね」
「そうか、俺が言うのもおかしい話だが、
あいつを救ってくれて・・・ありがとな?」
「・・・気にすんなよ」
するとポーラが不思議そうな表情を浮かべて、
手を上げると悠斗に質問してきた。
「あ、あの~?ユウト様?
何故・・・伝言を頼んだのでしょうか?」
「えっ?何故ってそりゃ~・・・ウェズン達に知らせるためだけど?」
「え~っと・・・何故、魔石通信をお使いにならなかったのですか?」
「はっはっはっ・・・何故って・・・それは~・・・あっ・・・」
悠斗は暫く邪神の聖域に居た為、
魔石通信の事はすっっっかりと忘れてしまっていたのだった。
そんな悠斗の顔を見たポーラは、微笑ましく見ていたのだった。
そしてその後、1つずつしっかりと事の説明をしていった。
まずはカロンの事から話を始めた。
「まぁ~ゲート前で少し話したけど、
こいつは元・武神・カロン。
簡単に言うと、変な目玉に乗っ取られて、
俺に喧嘩を売って・・・運良く「こんがり肉」にならずに済んだ男だ」
「うぐっ!・・・お、おいっ!ユウト~そりゃねーぜっ!
俺だって何も好きでそうなった訳じゃねーんだぜ?」
そう言い訳をするカロンに悠斗はチクリと針でも刺すように口を開いた。
「まぁ、そうだな?だけど・・・付け入る隙があったから、
あんな目玉野郎に支配される事になったんだもんな~?
神が・・・ましてや武神と名乗っている神がだぞ?
あんなスライム並に弱いヤツにやられる訳ないもんな~?」
「うぐぐぐぐ・・・」
「で・・・だ、カロン」
「な、何だよ?」
「お前・・・もう大丈夫なんだよな?」
「大丈夫って・・・なんの話だよ?」
悠斗の何気ない一言に気付かなかったカロンは、
訝しい表情を浮かべるのだが、悠斗に向けられたその視線に、
遅れ馳せながら気付くと・・・。
(ああ~、人族に対しての事だな?)
「あっ、ああ~・・・っと、
ゴホンっ!ちゃんと分かってる・・・」
「・・・それならいいけどね」
ウェズン達は勿論、アヤメもそのやり取りの意味を知る由もなかった。
ただククノチだけは、その2人のやり取りを
ニヤニヤと笑みを浮かべ黙って見ていたのだった。
そして次はアヤメの事だった。
この会議室に居る連中には、話しても問題ないと判断すると、
アヤメの事情を説明したのだった。
当然他の者達は、唖然と話を聞き、信じられない様子だったので・・・。
「アヤメ・・・悪いんだけど、精霊樹の枝に戻ってもらえないか?」
悠斗の願いにアヤメは席を立つと、にっこりと微笑で見せた。
「仰せのままに・・・ユウト様」
そう言葉を発し、アヤメは光り輝くと、
精霊樹の枝へと姿を変えるのだった。
「おお~・・・た、確かに・・・
あんな美人が枝に変わっちまったぜ・・・」
ウェズンがみんなを代表するようにそう答えると、
一同も納得したようだったが、疑問もまたあった。
「精霊樹は既にこの世から絶滅したのではないか?」
そう思っていた人達からは、安堵の息が漏れていたのだった。
「なぁ、ウェズン?精霊樹ってどうして絶滅したと思われていたんだ?」
「え~っとだな~・・・」
腕を組み悠斗を見ながらウェズンはこう思っていた。
(改めて思うが、こいつは本当に異世界って所から来たんだな~?
だがよ・・・こんな情けない話を、こいつにしていいのか?
この出来事は俺達人族にとって、汚点でしかないんだが・・・)
そう考えているウェズンを察してか、
ゼノが立ち上がりウェズンの肩を叩くと、軽く頷いて見せた。
(今更恥も外聞もないだろ?)・・・と。
そのゼノの眼差しを理解したウェズンは、
「フッ」と笑うと、人族の汚点とも言える愚行の話を始めるのだった。
そして・・・。
長々と話をした後、ウェズンは要点だけを簡潔にまとめた。
「・・・つまりだな?
人族が欲に負け、全てを手に入れたい・・・
その強欲に走った結果、この世界を支える樹木の1つである、
精霊樹を手に入れようと躍起になったってこった。
そして聖域を守る者達をも惨殺しちまった。
笑えない話だぜ・・・全くよ」
そこまで話したウェズンの顔は、とても苦々しい顔をしていた。
そこからはゼノが話を続けてくれた。
「ユウト様・・・我々はとても愚かな生き物です。
全てを欲してしまう、とても傲慢な生き物なのです。
そしてその結果・・・。
平和を象徴する3つの樹木のうちの1つである精霊樹を・・・。
手中に収める事になりました。
最高級と言われるその素材を・・・。
その昔、人族は精霊達や妖精達の声を聞くことが出来ましたが、
いつの間にかその声も聞こえなくなり、
欲望の向くまま生き始めたのです」
ウェズンとゼノの話に、全員が黙り込んでしまったのだが、
ただ一人・・・笑みを浮かべていた者が居た。
すると枝の姿に変わったアヤメが、幻影で姿を現すと、
少し険しい表情を浮かべ、その視線を悠斗へと向けた・・・。
「ユウト様・・・どうして笑っておられるのですか?
そんなにおかしい話でしたでしょうか?」
あからさまに怒気を込めて発したアヤメの言葉に、
悠斗は苦笑しながらその問いに答えた。
「んー・・・。アヤメ?確かに君は一方的に蹂躙された被害者だ。
そのつらさがわかる・・・とは言わないし、俺には言えない。
そして俺が笑っていた理由は・・・こいつらだ」
「・・・どう言う意味なのでしょうか?」
悠斗の発言にアヤメは勿論、ウェズンやゼノ達の表情からも
険しさが滲み出ていた。
「ははは、ごめんごめん、言い方が悪かったな?
アヤメ・・・俺が笑ったのは、君を蹂躙した連中とは違って、
ちゃんと悔いている・・・。
その事に対して俺は笑みを浮かべたんだ。
もしこいつらが、君を蹂躙した連中と同じだったら、
俺はここでこうして笑っていない。
むしろ・・・人族達を滅ぼす側に回っていたと思うんだ。
こいつらは、先人達がしでかした愚かな行為を、
しっかりと恥じている・・・だから笑ったんだ」
悠斗のその暖かな言葉に、アヤメは涙を流し、
改めて悠斗の為に己の力を使おうと思った瞬間でもあった。
そしてまたウェズン達も同様に、同じ気持ちを抱くのだった。
それから暫くして、あとはククノチの話を残すのみとなったのだが、
ここまでの長話に、一同に疲れが見えていた。
ウェズンと悠斗の話し合いの結果、
後日と言う事で折り合いが着き、一同にその旨を伝えた。
そして悠斗も席を立ち、何気に窓の外へと視線を向けると・・・。
「あっ、もう夜なんだね」
その言葉にククノチが笑みを浮かべながら口を開いた。
(ははは、マスター達が一生懸命話し合っていたからな~
もう5、6時間は過ぎてんだぜ?)
「・・・通りで・・・腰が微妙に痛いと思ったんだよな~」
「(ははははは)」
それから少しの間、ウェズンやゼノ達は雑談していると、
カロンがやって来てこのギルドの案内を頼まれた。
するとポーラが自ら勝手出て2人が会議室から姿を消して行った。
会議室に残っていた5人・・・。
悠斗、ククノチ、アヤメ・・・それからウェズン、ゼノ達は、
世間話をしながら、一緒に夕食を取ろうと言う話になり、
会議室を出た時だった・・・。
「ユウト様っ!」と、突然声が廊下へと響き渡った。
「・・・えっ!?サウザーさんっ!?
それに、ロジーにレダ・・・あっ、ライトっ!
みんな久しぶりだな~・・・元気にしてたか?」
「「「「・・・・・・」」」」
まるで何事もなかったかのように、
悠斗は満面の笑みを浮かべながらそう声をかけると、
サウザー達からは安堵と言うよりは溜息に近い息を漏らしていた。
「・・・ユウト様、どれだけ心配した事かっ!」
ゼノに肘で突かれた悠斗は、頭を掻きながら苦笑していた。
そして・・・。
「・・・ご心配かけましたっ!」
そう言って悠斗は深々と頭を下げると、
一斉にサウザー達が駆け出し悠斗にしがみついたのだった。
「ははは・・・大袈裟なんだから・・・」
そう声を漏らした悠斗は、その後の言葉を飲み込んだ。
何故なら、サウザー達が全員涙を流していたからだった。
「・・・ほんとに、大袈裟だよ」
そう悠斗がつぶやいた時だった。
慌ただしい足音が階段から響いてくると・・・。
「・・・い、居た」
「・・・ステ・・・ア?」
「ユウト様ーっ!」
涙を溢れさせながら、悠斗の元へと駆け出したステアは、
迷わず悠斗の胸の中へと飛び込んだ。
「ユウト様っ!ユウト様っ!」と、泣きじゃくりながら、
悠斗の体温を確かめるように、ステアは全身でその暖かさを感じていた。
すると・・・。
(ちょっとっ!ステアっ!あんた・・・マスターから離れなさいよっ!)
そう言って、小さな身体で悠斗の身体に蹲るステアを
必死で引き剥がそうとしていた。
「・・・ミツチっ!」
(マスターっ!)
「・・・元気そうで安心した」
(マスターこそ・・・もう心配かけないでよね?)
「ああ、すまなかった」
(マスタァーっ!!)
ミツチもまた感極まると、一瞬赤く光り輝き・・・
「ベチッ!!」と、音を立てたかと思うと、
悠斗はステアを抱えたまま後方に派手な音を立て倒れたのだった。
「ぐはっ!」
(み、見えなかった・・・ま、まじかっ!)
(マスター~♪)
ミツチは全身を使いステアのように悠斗の暖かさを味わっていると・・・。
(おい、こらーっ!ミツチっ!お前・・・何やってんだよっ!)
その声に我に返ったミツチは、
青筋をたてながら声がした方へと振り向きながら・・・。
(うるさいわよっ!バカククノ・・・チ?
えっ!?あ、あんた・・・誰よ?)
唖然としながらそう言ったミツチに、
ククノチはニヤリと笑みを浮かべていた。
(ふっふっふっ~♪
俺・・・参上・・・だぜっ!)
某ライダーの電車音が聞こえそうなくらいの決めポーズを見せると、
再びニヤリと笑みを浮かべたのだった。
(あ、あんた・・・まさか、ククノチ・・・なの?)
(ああ~・・・俺は超絶進化したククノチ様だぜっ!)
(・・・・・)
ミツチは口をパクパクさせながら、
声にならない声を叫んでいたようだった。
(えっと~・・・2人とも・・・俺から離れて欲しいんだけど?)
そう思う悠斗の気持ちを知らぬミツチとククノチは、
暫くの間、硬直したままだった。
ウェズン ・・・ ぼ、冒険者ギルドでギルマスをやっているウェズンだっ!
ポーラ ・・・ 主任受付嬢のポーラです。
ウェズン ・・・ だ、ダメだ・・・き、緊張するorz
ポーラ ・・・ ギルマス、しっかりして下さいよ~?
ウェズン ・・・ む、無茶を言うなっ!き、緊張し過ぎては、腹が・・・
ポーラ ・・・ そんな事だから奥さんに逃げられるんですよっ!
ウェズン ・・・ ば、バカっ!そ、それは裏設定だろうがっ!
ポーラ ・・・ だって~・・・教えておいたほうが良くないですか?
ウェズン ・・・ 何でいいんだよっ!
ポーラ ・・・ アピールしておけば、原作者様がきっと・・・。
ウェズン ・・・ ま、まじかっ!?アピールすれば・・・俺にもっ!
ボーラ ・・・ ダメンズ好きな方・・・お待ちしてまーす♪
ウェズン ・・・ ・・・な、何も言えんな
ってなことで、緋色火花でした。




