142話 懐かしい声
お疲れ様です。
最近車が壊れて原付き生活をしている緋色ですw
寒いのは寒いのですが、去年から冬男になったので、
問題なく生活しておりますw
まぁ~でも、風邪には気をつけたいですね^^
それでは、142話をお楽しみ下さい。
サウザー達とは離れた場所で、悠斗とチタニアは対峙していた。
張り詰めた緊張感が漂う中、悠斗は岩場に隠れている、
ミレイとダンケルに頭を悩ませていた。
(あ、あいつら~・・・死にたいのかっ!)
心の中で呻く悠斗だったが、眼前で魔力を滾らせるチタニアが、
悠斗を釘付けにしていたのだった。
悠斗は呼吸を整えると、ロングソードとショートソードを構えた。
(集中・・・しなくちゃ・・・な)
そう考えた時だった。
「どこを見ているっ!」
突然叫んだチタニアは悠斗に向けて火球を放ってきた。
「ちっ!」
悠斗は舌打ちしつつ、剣で火球を弾き飛ばした瞬間・・・。
「えっ!?」
瞬きをした一瞬で、チタニアは悠斗の背後を取っていた。
「死ねっ!」
そう短く言葉を吐き捨てると、チタニアの剣は悠斗の胴を薙いできた。
「ヤバっ!」
慌てて悠斗はショートソードでチタニアの剣を防御すると、
後方へ飛んで見せた。
(一旦・・・距離をっ!)
だが、悠斗が着地したのと同時に、
チタニアも地面を蹴って詰め寄って来る。
「逃がす訳・・・ないでしょっ!」
「ちっ!」
「ギンっ!ガシっ!ギシっ!」と、金属のぶつかり合う音が響く。
チタニアが激しく攻め、それをかろうじて悠斗が防ぐ。
そう言った攻防が繰り返された時だった。
「チタニアっ!貴様ぁぁぁぁっ!」
隠れていた岩場から飛び出したダンケルは、
怒りのままに火球を放ってきた。
チタニアはダンケルが放った火球を無言で躱して見せた。
「お、おのれ・・・め、女神で有りながら我らを・・・」
操られていたダンケルは、怒りの表情を浮かべていた。
悠斗と攻防していたチタニアは、ダンケルへと向き直ると、
壊れた口元を歪ませていた。
「貴様達人族がどうなろうと、私にはどうでもいい事なの
それの何が問題なのかしら?」
「ど、どうでもいい・・・だと?」
怒りに体を震わせながらダンケルはそう言った。
「フフ・・・貴様達生命など、私達神にとっては、
虫となんら変わりはない事なのよ?・・・お分かりになるかしら?」
悠斗はチャンスだと思い動こうとすると、
チタニアは悠斗に剣の切っ先を向けた。
「動くな・・・異世界人」
チタニアの威圧を浴びながらも悠斗は構えを解こうとしなかった。
「すぐに済ませるから、そこで待って居なさい」
「・・・・・」
押し黙ってしまった悠斗を他所に、
チタニアとダンケルの睨み合いが続く。
「栄光あるはずの我等を・・・貴様はっ!」
「フンっ!私があのクズを見出したのですっ!
それをどう扱おうと下郎共にとやかく言われる筋合いはありませんわっ!」
「・・・お、おのれ・・・・おのれ女神っ!
それが神のする事かぁっ!我々は貴様の玩具ではないのだぞっ!」
激昂するダンケルにチタニアは冷笑を浮かべた。
「フフフ・・・ハッハッハッ・・・ア~ハッハッハッ!
人族など・・・私達からすれば玩具・・・それ以下よ?
壊れてしまったらまた作ればいいだけのモノでしかないのよっ!」
「なっ、なんだとっ!神とは・・・神とは・・・なんと悍ましい。
今まで我々がどれほど・・・どれほど神に仕えてきた事か・・・。
神の指示通りしてきた我々を・・・いとも簡単に・・・くっ!」
苦悶に満ちた表情を浮かべ涙を流したダンケルは、
地面に膝を着いて嘆いていた。
「・・・虫以下のゴミにこれ以上話しても意味はありませんわね?
この世界に在る、有りと有らゆる存在は、
ただ黙って神に従えば良いのですわ。
・・・さぁ、もう良いでしょう?
さっさと消えてしまいなさいな?」
「うぅぅ・・・わ、私は・・・私はなんの為に・・・」
号泣し地を何度も殴るダンケルはたた・・・そう言葉を呻くだけだった。
「・・・醜くいですわね」
チタニアは手をかざしダンケルに魔力弾を放った。
無念の意を抱いて覚悟を決めた時だった。
「バシッッ!」
「諦めるなっ!」
突然聞こえた声に、ダンケルは驚き顔を上げた。
「お、お前・・・は!?」
チタニアの魔力弾を弾き、悠斗はダンケルの眼前に立つと、
全身から赤銅色の気が漏れ出ていた。
そしてその光景にチタニアは顔を引きつらせていた。
(あの異世界人から漏れ出ているモノは・・・なんですの?
禍々しい力を感じますわ・・・危険・・・あれは危険ですわね)
「ど、どうして・・・なのだ?」
「ん?」
振り向かずそう悠斗は答えた。
「私達はお前達の・・・敵・・・なのだぞ・・・それを何故?」
「クズ女神から命を守るのに、他に何か理由がいるのか?」
「・・・・・」
ダンケルは悠斗の言葉に沈黙してしまった。
「・・・ミレイ・・・居るな?」
「は、はいっ!?」
突然名を呼ばれたミレイは慌てて岩場の陰から飛び出して来た。
「ミレイ・・・こいつを頼む。それと、あそこに転がっているバカも頼む」
「わ、分かりました」
「ありがとな」
一度ミレイへと振り返り笑顔を見せた悠斗は、
体から漏れ出る赤銅色の気を纏いながらチタニアへと駆け出した。
「・・・来るがいい、異世界人」
剣を構えたチタニアは、悠斗の攻撃に備えた。
「チタニアっ!」
「ガキンっ!」
今日何度目かの攻防が再び始まった。
悠斗は少し戸惑いながらもチタニアへと攻撃を仕掛けていく。
赤銅色の気が悠斗の体から離れると、霧散しながら消えていった。
だが悠斗の攻撃は、誰から見ても雑な戦い方だった。
左手で持つショートソードで防御し、
右手のロングソードで攻撃をしていく・・・。
つまり、悠斗の攻撃は単調になっていたのだった。
「・・・お、おかしいわ」
悠斗とチタニアの戦いを見守るミレイが言葉を漏らした。
未だ呆然としていたダンケルはミレイを見上げた。
「・・・どう言う事なのだ?」
ダンケルは唖然と見守るミレイに聞いた。
「だ、だって・・・あの動き・・・。ユウト様らしく・・・ない」
「な、なんだとっ!?」
ダンケルは視線を戦う悠斗に向けると、眉間に皺を寄せた。
「た、確かに・・・おかしい。
先程までとはまるで・・・別人ではないか・・・」
つぶやくように漏れ出た言葉に、ミレイも黙って頷くだけだった。
「ガキンっ!ガンっ!バシッ!」
金属音が響き渡る中、悠斗のショートソードが砕けた。
「ちっ!」
一度後方へ飛ぶと、着地した瞬間にショートソードを取り出し、
再び攻撃を仕掛けていく。
「はぁあっ!」
「ガキンっ!」
(おかしい・・・ひ、左腕が・・・痛む・・・)
左腕に違和感を抱きつつもチタニアと剣を交えていた。
「バキンっ!」
悠斗のショートソードがわずか数度打ち合った程度で砕けてしまった。
「ちっ!ま、またかよっ!」
再び後退した悠斗は着地と同時に、
マジックボックスからショートソードを取り出した時だった・・・。
「えっ!?」
地面に悠斗が取り出したはずのショートソードが転がった。
「な、なんだ・・・?」
その光景を見ていたチタニアが醜い笑みを浮かべていた。
(ほぅ~・・・何やら面白い事になっているようですわね?)
悠斗は転がったショートソードを取ろうと左腕を伸ばすのだが・・・。
「・・・手、手が・・・左手が・・・動かない・・・」
悠斗の左手は激しく痙攣していたのだった。
「・・・俺の左手はどうなってんだよっ!」
そう叫んだ時だった・・・。
突然悠斗の眼前に現れたチタニアは剣を振り降ろした。
「ちっ!」
「ザシュっ!」
「ボトっ」
「!?」
飛び退いた悠斗の左腕は上腕部辺りから斬り落とされてしまっていた。
チタニアの気配に対応した悠斗は、剣を所持しているはずの左腕を、
無意識に上げてしまった。
その結果・・・と、言う訳である。
「ぐぅわぁっ!」
夥しい血が吹き出し、悠斗は地面に膝を着いた。
ボタボタと悠斗の血液が地面に落ちると、
「シュ~、シュ~」っと、
赤銅色の気がまるで蒸気機関のような音を発しながら消えていった。
「うぐぅ・・・ぐわぁぁぁぁっ!」
「「「「「「「「ユウト様っ!」」」」」」」」
サウザー達含め、ミレイ達も叫び声をあげた。
「いやぁぁぁぁぁぁっ!ユウト様ぁぁぁぁぁっ!」
発狂したかと思うほど、ステアの叫びが木霊する中、
チタニアは笑みを浮かべ、地面に転がった悠斗の左腕を見ると、
剣を突き刺し赤銅色が霧散するその腕を天へ掲げて見せた。
「フフフ・・・ハッハッハッ!見よっ!創造神ラウルよっ!
貴様が誘った人族は・・・今日この未明に堕ちたわっ!」
チタニアの顔に降り注ぐ悠斗の血液が、
小さな蒸発音を立てながら消えていった。
急激に血が抜けていき、体が小刻みに震えだした時だった。
チタニアが悠斗の血を浴びながら笑みを浮かべ、ゆっくりと近づいてきた。
地に崩れた悠斗を見降ろしながら剣を頭上に掲げた。
「・・・異世界人よ、見事でしたわ。
このチタニアをここまで追い込んだ貴方を、私は尊敬の念を持って、
黄泉への旅立ちを見届けたいと思いますわ」
妖艶な笑みを浮かべ悠斗に語りかけると、チタニアは剣を振り降ろした。
この時・・・。
地に崩れた悠斗の元へと駆け出した者達の気配を感じ取っていた。
(・・・あ、慌てるなよ?今・・・立ち上がるから・・・さ)
次第に意識が薄れてきた悠斗は、暖かな温もりを感じると、
どこからともなく聞こえてきた声に耳を傾けた。
(こ、声・・・?だ、誰だ・・・?)
(悠斗や・・・これ、悠斗・・・)
その声は悠斗にとってとても懐かしい声だった。
(・・・じ、じぃ・・・ちゃん・・・か?)
夢と現実の区別も着かない瞬いた刹那の時間。
悠斗はその存在を唯一認めてくれた祖父の声を聞いた。
(じぃ・・・ちゃん・・・生きてたのか?)
(ほぉ~ほっほっほっ・・・儂はもう随分と前にくたばったわい。
お前もあの場に居たのじゃから覚えておるじゃろ?)
(ごめん、じぃちゃん・・・俺さ、あの時の記憶無くしてしまったらしいんだ)
(ほぅ~・・・それはまた難儀な事になっとるようだの?)
(じぃちゃん・・・なんで急に?)
(ほっほっほっ♪ある御方がの?手助けしてくれたんじゃよ)
(誰・・・なんだろ?でも、声が聞けたのは・・・嬉しいよ)
(悠斗や・・・お前が幸せなら、儂はそれだけで満足じゃよ?
どこで何をしておろうとも、お前が幸せならそれでええんじゃ・・・)
(ははは・・・じ、じぃちゃん、俺さ・・・今、異世界に居るんだ。
信じられない・・・だろうけどさ・・・ははは)
(ほっほっほっ!知っておるわい・・・)
(・・・知ってたのかよ!?・・・それで今・・・神と戦闘中なんだ。
片腕を持っていかれたみたいなんだけどさ・・・
じぃちゃん・・・俺、そいつに勝てると思うか?)
(なんじゃとっ!?片腕をの~・・・
じゃがの悠斗よ?あんなモノはただの飾りに過ぎんのじゃ。
儂の悠斗なら・・・そんな事なんぞ関係ないわい♪)
(ははは、関係ないか・・・だよね?
じぃちゃんなら、そんな事言いそうな気がしてたよ。
でもさ・・・こうして声を聞くとさ・・・会いたくなるよね)
(ふむ・・・よいか悠斗よ、よく聞くのじゃぞ?
お前は決して一人ではないのだぞ?こうしてお前を認めてくれる者達がおる。
お前はそれに報いて見せねばならんのじゃ・・・わかるかの?
意識を集中して感じとってみー・・・。
聞こえるじゃろ?お前を慕う者達の声が・・・
自慢の儂の孫じゃ・・・これくらいの壁・・・なんて事はなかろう?)
(ははは・・・相変わらず厳しいな~・・・じぃちゃんは・・・)
(ほぉ~ほっほっほっ!おっと、そろそろ時間のようじゃ。
悠斗よ・・・儂はいつまでもお前を見守っておるからの?
また会おうの~・・・悠斗よ)
(・・・じぃちゃん)
薄れ始めた悠斗の意識は次第に現実へと引き戻されて行った。
すると・・・。
「死になさい・・・異世界人っ!」
「!?」
「ヒュオンっ!」
振り下ろされた剣に再び悠斗は無意識に左腕をあげた時だった。
「・・・させないっ!」
「ガキンっ!ギチギチ・・・ギチッ!」
悠斗へ振り下ろされた剣を受け止めた者が居た。
「!?」
悠斗は慌てて目を開き顔を上げると、
そこには全身を血に染めたステアの後ろ姿があった。
「ス、ステア・・・お、お前・・・何・・・してんだよ?」
チタニアの力に押され片膝を着きながらも、悠斗に答えた。
「あ、貴方様を・・・お、お守り・・・する事が・・・
このステアの・・・私の生涯の務めなのですっ!」
汗が吹き出しそれと混ざって血の匂いが悠斗の鼻をくすぐった。
「・・・バカ・・・だな・・・無理しちゃってさ・・・」
「フフ・・・そ、そうです・・・ねっ!はぁぁぁぁっ!!」
「ガキンっ!」と、ステアが力を込めると剣を弾く音が響いた。
「はぁ、はぁ、はぁ・・・」っと、ステアの荒い息遣いが聞こえる・・・。
「ユウト様を・・・失う訳には行かないのです・・・」
片膝を着き荒い息を整えようとしたステアがそう言った。
「おのれ・・・ゴミが・・・悪あがきをっ!」
怒りが込み上げ肩を振るわせていたチタニアが唸った時・・・。
「ステアっ!下がりなさいっ!」
ステアはその声に反応し視線を移すと、
そこにはミレイが5m近くある大岩を頭上で浮かせていた。
「ミ、ミレイっ!?」
「こ、此処は私に任せなさいっ!それよりもユウト様をっ!」
そう叫ぶとミレイはその大岩をチタニアへ向けて発射した。
黙って頷くステアは、悠斗を抱えると離脱するのだった。
「・・・ス、ステア・・・あ、あの・・・バカの所へ・・・」
血を多く流した悠斗の顔色は青ざめていた。
「し、しかしユウト様っ!」
「お、俺は・・・大丈夫・・・だ・・・は、早く・・・」
「わっ、分かりました」
「ドカーン!」と、大岩がチタニアが居た付近で砕け散ったが、
ミレイは次の大岩を浮かせていた。
「まだまだ・・・行くわよっ!」
(ユウト様を殺らせはしないっ!あんたなんかに・・・殺らせはしないっ!)
頭上に浮かぶ大岩から視線をチタニアへ移した時だった。
ミレイに向けて放たれたチタニアの魔力弾が迫っていた。
「えっ!?」
身動き出来なくなったミレイにダンケルが声を上げた。
「お主はそのまま準備をしておれっ!アレは私がなんとかしようっ!」
迫り来る魔法弾にダンケルは防御結界を張った。
そして「ドスっ!」と、防御結界に阻まれた魔法弾は、
そのまま反転し始めていた。
「お主っ!同時攻撃じゃっ!」
「わかったわっ!」
「フフフっ!貴様の放った魔法弾を倍にして返してやろうっ!行くぞっ!」
結界の前で収束を始めた魔法弾が放たれると同時に、
ミレイも魔力を圧縮して大岩を放った。
「倍・・・返しよっ!メガリス・ナックルっ!」
巨石を発射したミレイと、魔力弾を反転させたダンケルは、
運命神チタニアへの戦いの狼煙を上げた。
「・・・フフフ、バカなゴミ達ね♪」
ミレイの魔法とダンケルの反転させた魔力弾を見て笑みを浮かべていた。
「そんなモノが、この私に通用すると思っているのかしら~?」
チタニアがそう声を発した時だった・・・。
「けっ!通用させるに決まってるだろうがぁぁぁぁっ!」
突然チタニアの背後に現れたのは・・・ゼノだった。
「き、貴様っ!い、一体どこからっ!」
迫る大岩と魔力弾の迎撃の為、2発の魔力弾を放つと、
チタニアはゼノに対し剣を構えた。
「こっちにも居るわよ?」
「!?」
背後から突然聞こえた声にチタニアは反応を示し剣を振り対処しようとするが、
一瞬早くその声はチタニアの傍から離脱した。
「えぇぇいっ!チョロチョロとっ!」
怒鳴りつつ迫るゼノに対処しようと視線を向けた時だった・・・。
「ドカンっ!ドカンッ!」と、迎撃に放たれた魔力弾が爆発する中・・・。
「瞬神っ!」
その声と同時にクトゥナがゼノを連れ移動した。
「なっ、なんだとっ!」
そして再び現れたのは・・・またしてもチタニアの背後だった。
「一度ならず二度までもっ!」そう叫びながら横薙ぎに剣を振ったが、
再びゼノは笑みを浮かべると姿を消した。
「お、おのれぇぇぇぇっ!ゴミクズ共ぉぉぉぉっ!」
その様子を見ていたサウザー達は、悠斗の元へと駆け寄っていた。
「ユウト様っ!ユウト様っ!お気を・・・お気を確かにっ!」
目を閉じている悠斗にサウザーが叫び声をあげていたのだった。
「レ、レダ君っ!ユウト様に回復魔法をっ!」
「は、はいっ!し、しかし・・・私の魔法では血を止める程度しか・・・」
「それでも構わんっ!ま、まずは止血せねばこのままではっ!」
「わ、分かりましたっ!」
レダがサウザーの指示で回復魔法をかけた時だった。
「・・・だ、大丈夫だ。
い、今・・・俺のスピリットと話していたところだ」
引きつった笑みを浮かべ悠斗が目を開けたのだった。
ラウル ・・・うぅぅ・・・僕の大親友の悠斗君が・・・orz
ミスティ ・・・ 大・・・親友・・・なのですか?
ラウル ・・・ 僕と悠斗君の友情はっ!永遠に不滅なのだよっ!
ミスティ ・・・ まぁ~そう思うのならそれで構いませんが・・・
ラウル ・・・ 彼がピンチな事に気づかない僕は・・・うぅぅ。
ミスティ ・・・ 珍しく頑張ってお仕事なさっていましたものね~♪
ラウル ・・・ 珍しくは余計だからねっ!僕だって、やる時はやるのだよっ!
ミスティ ・・・ 立場上、いつもそうであってほしいですわね~♪
ラウル ・・・ あ~あ~、誰か僕の代わりに頑張ってくれないかな~
ミスティ ・・・ まだ私のような犠牲者をお望みですか?
ラウル ・・・ 犠牲者って言うなっ!
ってなことで、緋色火花でした。




