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異世界転移 ~魔を狩る者~  作者: 緋色火花
第二章 港町・アシュリナ編
163/406

130話 女戦士フォルティナ

お疲れ様。

今、一年戦争史見てました。

編集が恐ろしく良かったw


それでは、130話をお楽しみ下さい。

悠斗と勇者の2人の口喧嘩は収まる気配すらなかった。

そんな2人の様子に業を煮やした陣営は、数人がかりで連れ戻すと、

少しの間、両陣営から説教する声が聞こえていた。


ぶつぶつとそれぞれが文句を言っている中、

互いの陣営代表者が歩み寄り、ルールを設ける事にした。


悠斗側の代表者はサウザー・・・。

勇者側の代表者は魔法使いのダンケル・・・。


両陣営の中央で話し合いが進む中、悠斗はまだ続く説教中にも関わらず、

ダンケルと名乗る魔法使いを見ていた。


(20代半ばって感じだけど、なんだろ?

 あの(たたず)まいからしても、そんなに若いとは・・・

 鑑定を使うか)


悠斗はダンケルと名乗る魔法使いに違和感を感じ取ると、

鑑定を使って、その違和感を確かめた。


(・・・えっ?実年齢・・・58歳?ま、まじか・・・。

 エルフの秘薬で年は取らないって・・・やれやれ。

 あ~・・・でも、不死って訳じゃないのか・・・

 あとはっと・・・。伝説の杖って・・・おいおい。

 深淵の杖ねぇ~・・・魔力自動回復と物理攻撃の無効化って、

 ・・・チート杖かよ・・・でもまぁ~・・・にゃるほど♪)


悠斗はダンケルの鑑定結果に驚きはしたものの、

ニヤリと笑みをこぼしていた。


「ユウト様?・・・ユウト様・・・?ユウト様っ!」

「・・・うぉうっ!?」

驚き顔を上げると、目の前には眉を吊り上げているミレイの顔があった。

「聞いておられましたか?」

「・・・ご、ごめんなさい」

「はぁ~・・・恐らく貴方はまた、相手を鑑定でもしていたのでしょうけど、

 少しはこっちの身にもなってくださいっ!」

「・・・ほ、ほんと、すみません」


全員に呆れられた悠斗は、サウザー達の話し合いが終わるまで、

ミレイの説教が続くのだった。


サウザーが戻ってくると、話し合った結果を皆に伝えた。

「勝負は1対1で5人抜き・・・と、言う事になった」

そう言われると、ゼノから不満声が上がる。

「そ、それだと・・・勇者と当たった場合って・・・」

ゼノの言葉に全員が固まった。


(はっはっ・・・やってくれるじゃんか・・・)


「サ、サウザー様っ!ど、どうしてそんなルールをっ!」

「そ、それは・・・」

サウザーが顔を(しか)めながら言い淀んでいると、

悠斗が笑みを浮かべながら答えた。

「そんなの簡単じゃん。あのダンケルっておっさんが、

 サウザーさんを脅したからだろ?」


笑みを浮かべつつも鋭い目つきに変わる悠斗に、

全員が喉をゴクリと鳴らしたのだった。


「ユウト様・・・それは一体どう言う事なのでしょうか?」

レダの瞳が戸惑いながらも悠斗に質問すると・・・。

「ダンケルは勇者を最初に出すって言ったんじゃないかな?

 この世界の人達って、勇者に剣を向ける事は・・・って、

 みんな知ってるじゃんか?

 だから向こうはルールなんてモノを持ち出したんだと思うけど?」


「そ、そんな・・・ひ、卑怯ですっ!

 神に選ばれた勇者がそんな卑劣な事など許されるはずがないっ!」

「ああ、レダの言う通りだぜ・・・。

 そんな事が許されるはずねぇー・・・」

「ゼノの旦那の言う通りだぜっ!勇者の風上にも置けねえヤツだっ!」

「そうね・・・、そんな勇者が居ていいはずがないわ」

レダとゼノが怒りに打ち震え、シーバとミレイが勇者を睨みつけていた。


そんな者達をサウザーは力なく見つめていた。


「すまぬ・・・そう言われてしまえば、こちらにはどうしようも・・・」

そう言いながら、サウザーは目を固く閉じ、頭を下げるのだった。


「で、てもよ~?領主様がどうしてそんなことを受けるんだ?

 わざわざこっちが不利になると分かってるはずなのによ?」

シーバが頭を捻りながらもそう言うと、その疑問に答えたのも悠斗だった。


「それも簡単な話でしょ?勇者達の申し出に逆らったら、

 神が許さないぞーっ!・・・的な?」

「!?」

悠斗の答えにサウザーは驚き固まってしまった。

「そ、そんなの強引だぜっ!ありえねーよっ!」

「そ、そんな事が・・・?か、神はその行いを許すのですかっ!」

ゼノとレダの叫びは、まるで神界へ向かって叫んでいるようだった。


そんな2人を見ながら悠斗は、優しく微笑んでいた。

そして・・・。

「さてっと・・・」

そう言って悠斗は勇者達に向かって歩み始めた。

「ユ、ユウト様っ!ど、どこへ行かれるのですかっ!」

そう叫ぶサウザーに悠斗は振り返ると・・・。


「どこへって・・・あいつらをぶっ飛ばしに?」

勇者達の思惑など関係ないように、悠斗は普通に答えた。

その瞬間、今まで口を開こうとせず、ただ見守っていたステアが、

悠斗の隣に並んでいた。


「・・・ステア?何・・・してんの?」

ステアは悠斗に顔を向けず勇者達を見据えてこう言った。

「私もお供致します」

「い、いや・・・。話聞いてた?勇者に剣を向けると神への・・・」

「そんな事、私には関係ありませんっ!」

語尾を荒く言い放つと、悠斗に向き直りその真剣な眼差しを向けた。


「お前・・・どうして?」

「私は誓ったのですっ!ユウト様が何処へ行こうと、何があろうとっ!

 私はずっと貴方様の傍で手助けすると・・・」

悠斗は軽く息を吐くと、ステアに質問をした。


「あのさ?俺ってそんっっっなに危うい?」

「はい。最初にお会いした時から・・・今でもそれは変わりません」

「にゃ、にゃるほど・・・。

 分かった、有難う。でも・・・今回はダメだ」

「ど、どうしてなのですかっ!」


ステアは悠斗に食い下がろうとするのだが、

そんなステアに悠斗は小声で話した。

「・・・多分、勇者の後ろには神がいる」

「!?」

そう話す悠斗に、ステアは驚いて固まっていた。

「まぁ~そう言う事だからさ?」

悠斗にそう言われ、拳を握り締めつつも頷いて見せたのだった。


そんな話をステアとしていた時、ゼノが痺れを切らし歩きながら・・・。

「ユウト様っ!俺が最初にやるぜっ!」

覚悟を決めたゼノは力強く歩いてくるのだが、

その歩みをサウザーが止めたのだった。


「待ち給え。ゼノ、ステア・・・私が最初だ・・・」

静かな口調だが、その意思は誰の目から見ても力強かった。

「領主である私が、ここで黙って見ている訳にはいかんのだっ!

 ここに居る者達は全てっ!私の大切な領民なのだから・・・」


力強い言葉の後に、優しく微笑んで見せたサウザーに、

領主とはこうあるべき姿なのだと感動していた。


ところが・・・。

「ダメだよ・・・サウザーさん」

あっけらかんと言った悠斗の表情はとても厳しかった。

「な、何故・・・なのです?」

「だってさ?あんたは・・・港町にとって・・・。

 いや、この国にとって大切な人だからだよ」

「だ、たからと言ってこのままではっ!」


(た、大切・・・?こ、この私・・・が?)


悠斗はそんなサウザーの優しさが、この国には必要だと思っていた。

「勇者を相手にするのはさ?俺の仕事じゃんか?」

その悠斗の言葉に、サウザーは走り寄ってくると、

悠斗の両肩をがっしりと掴んできた。


「も、もう少し・・・もう少しでいいですから、

 ご自分を大切になさってください」


心の底から響くその声に、悠斗は小さく笑っていた。

そして両肩を掴まれた腕にそっと触れると、

(うつむ)くサウザーを連れ、ゼノ達の元へ戻って行った。


そんな2人を迎えた者達は・・・。

胸に何か熱いモノが湧き上がるのを感じるのだった。


サウザーを預けた悠斗は、再び勇者達に振り向くと、

ゼノが音もなく悠斗の横に並び小声で話しかけてきた。


「ユウト様・・・。俺もサウザー様が言った通りだと思うぜ?

 あんたからは死の匂いがするんだ・・・。

 自ら死地へと赴くあんたからは・・・そんな匂いがするんだ」

ゼノの言葉に「フッ」と笑うと、ゼノの肩を軽く叩き歩き出した。


(今度はゼノにまで言われたか~・・・俺ってそんなに匂うのかな?)


(生きて戻ってくれよ?あんたには帰る場所があるんだからよ)

心の中でつぶやくゼノは、死地へ自ら赴く悠斗の背中を見つめていた。


そして・・・。


「待たせたな?」

抑揚のない悠斗の言葉に、勇者達は歪んだ笑みを浮かべていた。

「はっはっはっ!やっぱりお前が来たな?」

そう言うと、勇者は筋肉質な女を叩いてこう言った。

「出番だせ?フォルティナ・・・」

「あいよ」


そう言って歩み出そうとした時、

その背後から女盗賊クトゥナの声が聞こえた。


「いいか?ヤツを舐めてかからない方がいいわよ?」

「お前がそんな事を言うのは珍しいわね?」

「全力で攻めなさい・・・さもないと・・・」

「・・・はぁ、わかったよ」


ニヤリと笑みを浮かべた筋肉質の女が、悠斗の元へと歩き始めた。

ゼノ達は悠斗の後方で叫び散らしていたが・・・。


「おや?坊やは後ろのクズ共とは違うのね?」

そうニヤけながら言うフォルティナと呼ばれた女に鑑定を使用した。


(鑑定終了しました。

 女戦士・フォルティナ。38歳。

 エルフの秘薬使用により若返りを果たしつつ、

 秘薬の力により、通常の3倍の力を発揮する事ができ、

 また、伝説の斧である魔神の斧の所有者。

 その所有者には、最強クラスの魔法障壁が自動で展開される)

 

(ははは・・・こいつもチート武器か・・・やれやれ。

 って言うか、魔神の斧・・・ごついしでかいし・・・何だよこれ?

 それにこの茶髪マッチョ女・・・俺よりでかいんだけど?)


悠斗はぶつぶつと何か言い始めたが、

フォルティナはそんな悠斗を見て溜息を吐くと、

後方に居るクトゥナに向けて叫んだ。


「クトゥナっ!こいつのどこが強いってのさっ!」

そう叫ぶフォルティナに、クトゥナは小さく呻いた。

「ちっ!バカがっ!」

吐き捨てるクトゥナを見た勇者だったが、

ただ笑みを浮かべているだけだった。


「坊や・・・確かユウトと言ったね?」

「・・・ああ」

「楽しい戦いを始めようじゃないかっ!」


魔神の斧を構えたフォルティナに、

悠斗は腰からショートソードを引き抜いた。


「へぇ~・・・中々いい構えをするじゃないか?」

「・・・そりゃどーも」

悠斗が言い終わると、フォルティナは魔神の斧を振りかぶり、

挨拶代わりの一撃を叩きつけた。


「ドカーンッ!」と、まるで何かが爆発したような音を立てると、

余裕の笑みを浮かべ(かわ)した悠斗を見て笑っていた。


「やるじゃない?坊や・・・いや、ユウト・・・」

「・・・遅過ぎて逆に驚いた」

「へぇ~・・・言うじゃないか?

 でもね?そんなヒョロイ武器じゃ、私の攻撃は防げないよ?」

「・・・試す?」


余裕の笑みを見せ悠斗がそう言い放つと、

フォルティナのこめかみが、(かす)かにピクリと動いた。

「じゃー受けてみなっ!」

強烈な一撃が悠斗の真上から襲いかかってくると、

悠斗はショートソードに魔力を流し・・・。


「魔力剣っ!」

「ガァーンッ!」と鈍い音を立てると、

ギチギチと金属が(せめ)ぎ合う音が漏れていた。

「バっ、バカなっ!ま、魔神の斧だぞっ!

 そんなどこにでもある剣如きで私の一撃をっ!?」


ギチギチと鳴る金属音が聞こえる中、

驚愕しているフォルティナに、後方に居るクトゥナが叫んでいた。

「バカ女っ!そいつはお前の攻撃をっ!片手で受けているんだぞっ!」

「なっ、なんだってぇーっ!」

クトゥナの叫びにフォルティナもまた叫んでいた。


恐る恐るフォルティナは視線をずらし、悠斗を見ると・・・

ニヤリと笑みをフォルティナに向けていた。

「か、片手で・・・?」

「ははは・・・軽くてびっくりしたんだけど?」

悠斗の不敵な笑みに、フォルティナは背中に寒気が走った。


咄嗟に後方へ退避したフォルティナは、自分が恐怖した事を自覚した。

そしていつの間にか、喉がカラカラになっていた事に気付くと、

発狂したかのように、強烈な攻撃を連続で見舞っていく。

「死ねぇーっ!」

そう叫びつつ強烈な攻撃を繰り出すも、悠斗はヒラリと躱して行く。

「なっ」

小さく呻きながらも連続攻撃の手は緩めなかった。

(あ、当たらないっ!な、何故当たらないのよっ!

 わ、私は勇者パーティーのフォルティナよっ!)


そう心の中で叫ぶも、悠斗に攻撃は当たらない。

「はぁ、はぁ、はぁ・・・バカ・・・な・・・」

笑みを浮かべていた悠斗は、そんなフォルティナを見ると・・・。

「これで実力の差が分かってもらえると嬉しいんだけど?」

「・・・バっ、バカぬかせ・・・」

「・・・わかった」


フォルティナは呼吸を整えると、スキルを発動するため力を溜めた。

力を溜めに入ったフォルティナに対して、悠斗はただ見ていただけだった。

「ユウト・・・攻撃、してきてもいいんだよ?」

「んー・・・。俺はあんたの最強の攻撃が見たいから遠慮するよ」

「はっはっはっ!あんた・・・いい男じゃないかっ!

 気に入ったよ?だから・・・私の最強の一撃をあんたに贈るわっ!」


力を溜めているフォルティナの体から、白い魔力が溢れ出した。

すると、その白い魔力は突然赤に変わると・・・。


「ま、待たせたわね?」

「・・・そうでもないよ」

「はっはっはっ!ユ、ユウト・・・あんた、私達の仲間にならないか?」

突然フォルティナからの誘いに、驚きを見せた。


「フォルティナさん・・・こんな時に何言ってんだよ?」

「はっはっはっ!こんな男を此処で殺すにはおしいと思ってさ?」

「へぇ~それは嬉しいけど・・・でも、勇者に興味はないから・・・

 悪いけど、お断りさせてもらうよ」

「・・・そいつは・・・残念ね」


溜めた赤い魔力がより一層赤く染まると、魔神の斧を振りかぶった。

「・・・この一撃は誰にも止められないから避けなさいっ!」

「それは断るよ・・・。魔力剣っ!」


悠斗がそう叫ぶと、フォルティナは再び笑い始めた。

「ユウトっ!私には最強レベルの魔力障壁があるわっ!

 だからあんたの魔力剣とやらじゃ・・・私には勝てないっ!」

「・・・やってみるさ」


ニヤリと笑う悠斗に、フォルティナもまた笑って見せると・・・。

「いくわよっ!」

「・・・来いよ」

「ヘルズ・コンビクトっ!(地獄の断罪)」

声を張り上げ、奇声と共に真っ赤な魔力に染まった魔神の斧を、

悠斗へと叩きつけたのだった。

「ギンっ!」と、鈍く響き渡った瞬間・・・。

「ドサッ!」と、何かが地面に突き刺さっていた。


「白鷲流・剣術・・・羅刹(らせつ)


フォルティナは驚愕のあまり声も出ず、

ただぎこちなく悠斗に視線を移すと、ニヤリと薄く笑っている姿が見えた。

そして呻くように・・・。

「バカな・・・な、何故・・・生きて・・・る?」

その声が漏れた時、地面に突き刺さっていたモノが、

魔神の斧の成れの果てだと認識した。


悠斗は一度後方へ飛ぶと・・・

「今度は俺の番・・・だよな?」

ニヤリと笑う姿に、硬直から解放されたフォルティナは・・・。

「ああ、今度はユウトの番よ。今度は私が防ぎきって見せるわっ!」

「楽しみにしてるよ」


笑い合う2人に見守る者達は固唾(かたず)を飲んだ。

そして・・・。


「・・・行くぞ、魔力剣」

ショートソードに手を添えながら、落ち着いた口調でそう言った。

「来な・・・ユウト」

「・・・ああ」


ユウトは軽く一度飛び上がり着地した瞬間、フォルティナへと駆け出した。

(私には最強の魔力障壁があるっ!あんたの攻撃は無駄よっ!)

フォルティナはユウトを迎撃すべく迎え撃つため、拳を繰り出した。


悠斗を迎え撃つその拳が当たる瞬間、悠斗の姿がフォルティナの前から消えた。

「えっ?」

唖然とし声を漏らすフォルティナは目線を下に落とすと、

かがみ込んで薄く笑う悠斗の姿を見た。


(私は負けないっ!魔力障壁が私を守るっ!)

そう自信を持つフォルティナは笑みを浮かべ、

悠斗の攻撃が終わるのを待ち、反撃しようと目論んでいた。


だがしかし・・・。

悠斗がつぶやく声がフォルティナの耳を(かす)めた。

「白鷲流・剣術・・・平打ち」

悠斗はそうつぶやくと、ショートソードの腹で、

フォルティナの右脇腹を()いだ。


「ドゴンっ!」と鈍く衝突音が響くと、

それと同時に「パキンっ!!バキンっ!」っと、

魔力障壁と肋骨(あばらぼね)が砕ける音がした。

「かはっ!!」

フォルティナの魔力障壁を突き破り、右脇腹へと炸裂していたのだった。


数メートルほど吹き飛ばされ、地面に転がった時、

フォルティナはその意識を手放したのだった。


ショートソードを納刀すると、悠斗は笑みを浮かべていた。

「ははっ、殺すにはおしい・・・よね?」

意識を失ったフォルティナに向けて微笑むと、

勇者達へ鋭い視線を向けてこう言った。


「・・・次は、誰だ?」

その威風堂々な姿に、勇者はゴクリと喉を鳴らし汗を流すのだった。

ラウル ・・・ 今回で130話だね?

緋色 ・・・ ですね。これも読んでくださる皆さんのおかげです。

ラウル ・・・ 地球ではそろそろ締めくくりとなる時期なんだって?

緋色 ・・・ はい。色々とありましたけどね^^

悠斗 ・・・ ども、悠斗です。遅れましたかね?

ラウル ・・・ 遅いじゃないかっ!

悠斗 ・・・ そんな事言うなよ?一年戦争史を見ていたんだからさ

ラウル ・・・ ?

緋色 ・・・ 悠斗君、これからも頑張ってね。

悠斗 ・・・ はいっ!



ってなことで、緋色火花でした。


P・S いいクリスマスである事を祈ります。

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― 新着の感想 ―
[一言] 今回の話、 まとまりが良く、戦いの流れもわかりやすくて良かったです♪ 私もクリスマスも年末も仕事づくめです。 今日同僚から「とりあえず年内には倒れないでください」と言われました(笑) お…
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