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異世界転移 ~魔を狩る者~  作者: 緋色火花
第二章 港町・アシュリナ編
153/404

閑話 セルン 1 盗聴と勧誘

お疲れ様です。


年末でバタバタとする毎日ですが、

皆さんはいかがお過ごしでしょうか?


私は・・・き、聞かないでくださいっ!

と、言う事で・・・


今回で一応、閑話シリーズは終わりとなります。

でもまた書く事になるとは思うので、

その時はまた、読んでもらえると幸いです。



それでは、閑話セルン1をお楽しみ下さい。

隠れ家を出てから数日・・・


セルンはラハトと共に街道を歩いていた。


「なぁ、セルン?急がなくていいのかよ?」

「急ぐ必要ある訳ないでしょ?ただ報告しに行くだけなんだから・・・」

歩き疲れたのか、ラハトは愚痴を言い始めた。

ラハトは根は真面目なのだが、一度愚痴を言い始めると終わらない・・・

そんなラハトに呆れながらも街道を進んで行くと・・・


「ああっ!セルンっ!お茶屋があるぜっ!」

「・・・はぁ~・・・しょうがないわね」

呆れながらも愚痴を聞き続けたセルンも限界がきていた。

勿論・・・ラハトの愚痴の事である。


二人はお茶屋に辿り着くと、表に出してあったベンチに腰を降ろした。

「おばちゃ~んっ!酒と何か食い物を2つっ!」

ラハトは注文を終えるとセルンに視線を移した。

「あんたね?私は何も言ってないでしょ?」

「ん?なんだ・・・いらないのかよ?」

「・・・いるわよっ!」


二人は先に出されたお茶で喉を潤しながら、

長閑(のどか)な風景を見ていた。

暫くすると酒と一緒に料理が運ばれると、

ラハトは空腹を癒やすため貪りついたのだった。


「あ、あんた・・・みっともないわよ?」

「ふんっ!そんなモノをいちいち気にして喰ってられっかよっ!」

文句を言いながらもラハトは次々とたいらげていく。


すると・・・

「ラハトっ!」セルンが突然声を上げると、ラハトはむせてしまった。

「ゴホッ、ゴホッ!な、何だってんだよっ!」

ラハトの抗議にも対応せず、セルンは一方向を見ていた。

「ん?一体何が・・・?」

セルンが見る方向へとラハトも体を乗り出し見て見ると・・・


「あれって、騎士と・・・馬車か?げっ・・・ベ、ベルフリード家・・・」

馬車に棚引(たなび)くその家紋を見て、

ラハトは小さな声でつぶやいたのだった。

「セ、セルン?どうするよ?」

少し焦り気味のラハトにセルンは視線を落とすと、

そのまま食事を続けた。


「い、いいのかよ?」

「ええ・・・。あんたもそのまま食事を続けなさい」

焦る様子もなくセルンは食事をしていく。

ラハトもまたセルンと同じように、食事を続ける事にした。


ベルフリード家の馬車がセルン達の目の前へと差し掛かると・・・

「よーしっ!ここで休憩をしようっ!」

馬車を先導していた馬に騎乗する隊長格らしき男がそう叫んだ。


馬車が止まり中から出てきた者は・・・

(あれって・・・ナ、ナイアドじゃないっ!どうして此処に?)

セルンは勿論仕事柄知ってはいる。

アシュリナ家襲撃の時にも、悠斗に手を貸し後続を足止めしていた。

そして更に・・・


(なっ! )

予想もしない人物が出てきた事により、

流石のセルンも思わず声が出そうになった。

ナイアドにエスコートされながら出てきた人物は・・・

ロジー・アシュリナだった。

(ロジーまで・・・?!一体何が・・・?)

そしてその後ろから出てきた人物もまた、セルンの知る人物だったのだ。

(確かあれは・・・荒波の旅団の・・・

 そう・・・確か名はライトだったかしら?

 でもどうして、このメンツがこんな場所へ?)


疑問を抱きつつ次の行動を思案していると・・・

「なぁ、どうすんだよ?」

「・・・ちょっと思うところがあるから、暫くは様子見よ」

ラハトはセルンの言葉に頷くと、おかわりを注文しに腰を上げた。

(ちょっ、ちょっと・・・)

警戒する様子もなく、ラハトは店の中に入っていった。


(やはり気になるわね・・・)

セルンは街道に人が居ない事を確かめると、

悠斗からもらった小さな魔石に魔力を流すと屋根へと投げたのだった。


悠斗からもらった魔石には、魔力を流した者へ、

建物の中の音声を送る機能があったのだ・・・。

つまり・・・盗聴である。

それを使用し、ベルフリードとアシュリナの話を盗み聞こうとしていたのだ。

ただし、この魔法の欠点は・・・悠斗がくれた魔石でしか、

使用出来ないと言う事だった。


セルンは意識を集中すると、店の中で話している会話を聞いていく。

その途中ラハトが戻ってきたが、合図を送り静観させたのだった。

(最近こいつ・・・変わったよな~?

 表情が豊かになってやがる・・・これも例の男の影響か?

 まぁ~いい傾向だと思うがな・・・)


{しかしナイアド様?よくそんな場所がありましたね?}

そう言っていたのはロジー・アシュリナだった。

その話を皮切りに次々と会話が流れてくる。


{はっはっはっ!我らが拠点となる場所ですからね。

 私もユウト様の臣下として、尽力するのは当然でしょう?}

{ふふ、ナイアド様も張り切っておられましたものね?}

{はっはっはっ!それは当然の事でしょう?

 ユウト様の為ともなれば、これくらいの事・・・}


そんな会話がセルンの頭の中へ流れてきた。

(な、何よ・・・この会話。

 拠点?臣下?一体なんの話なのよ・・・?)


セルンの疑問を他所に、再びロジーの音声が流れてきた。


{あの場所に拠点を築く事が出来れば、私達の活動にも幅がでますね?}

{ははは、ロジー様。何事も着実に・・・ですよ?}

{そうですね。ユウト様もおっしゃっておりました。

 リスクを最小限にする事が大切なんだと・・・尊い御言葉ですわ♪}

{それにしてもユウト様は、今何をなされておられるのですか?}

{ふふ、ユウト様は今、聖域の緑化をされているらしいのです}

{な、なんとっ!話には聞いておりましたが・・・}

{して・・・。どこでそのような情報を?}

{ふふ、私には情報源があるのです♪}

{それはまた・・・はっはっはっ!}


セルンは眉間に(しわ)を寄せながら溜息を吐いていた。

(ユウト・・・一体何をやっているのよ?

 黒い液体の事もそうだけど、貴方にはやるべき事があると言うのに、

 聖域の緑化って・・・はぁ~・・・)

その様子を見たラハトは、肉を頬張りながら訝しい顔を見せてくる。

「一体何を聞いているのかはわからねぇが・・・。

 そんなに怖い顔をしてちゃ~美人が台無しだぜ?」

その言葉にセルンの眉は「ピクリ」と釣り上がる・・・。


「何か言ったかしら?」

「は、ははは・・・お~こわっ!お邪魔してすまねーなぁ~」

ラハト曰く、「よく分からねーが、ヤベーモノに触れた」と・・・。


それから暫く当たり障りのない会話が続いていた。

(これ以上、何も得られないようね・・・。

 結局分かったのは、ユウトが聖域を緑化している事だけね。

 でも・・・拠点や臣下って?

 ユウトの臣下と言っていたけど・・・その活動も気になるわね?)


疑問は解消されず「モヤモヤ」とするのだが、

(このまま聞いていたところで・・・)

そう判断し、立ち上がろうとした時だった。


{ところでナイアド様?私共の拠点なのですが・・・?}

(!?・・・来たっ!拠点の話っ!)

ロジーの声にセルンの動きはピタリと止まると、

セルンの目が鈍く光っていた。

「セルン?どうしたんだ?」

真剣な面持(おもも)ちでラハトが聞いてくる。

「話が動いたわ・・・もう少し待ってくれる?」

「・・・わかった」

(セルンのヤツ・・・一体どんな魔法を使ってんだ?)

ラハトはそう言うと、再び腰を降ろすのだった。


セルンは再び集中すると、大きな紙を開く音が聞こえてきた。

{これが只今建設中の我らが拠点となっております}

ナイアドの言葉の後、少し間を置いてロジーの声が聞こえてきた。

{・・・ま、まさか、これほどとは思いませんでした・・・}

{お嬢にはわざと知らせてなかったからな~。

 まぁ~俺は両家の繋ぎ役だったから当然知ってるけど、

 団長の目を()(くぐ)るのも大変なんだせ?}


ライトの発言を聞いたセルンは思考する。

(ライトって、荒波の旅団の依頼として動いてないって事なの?

 自分が所属する旅団にも秘密にしなければならないなんて・・・

 ますます興味が湧いてくるわね)


{まぁ~お嬢にはこの図面だけじゃ判断つかないだろうけど、

 分かりやすく言うと・・・。

 お嬢の屋敷・・・3つ分・・・と言ったところかな?}

{み、3つ分っ!?3つ分もあるのですかっ!?}

{はっはっはっ!ロジー様も流石に驚かれましたかな?

 しかし最低でもこのくらいの規模でないと、

 ユウト様の手助けなども出来ませんからな~」


ナイアドの笑い声と共に流れてきたその会話に、

セルンもまた驚愕していた。

(・・・ユウト、一体貴方は何をするつもりなのよ?)

そしてそれは、ロジー・アシュリナ本人も驚愕していたのだった。


{た、確かに、ユウト様の使命を考えますと、

 これくらいの規模になるのは仕方がないとは思いますが・・・

 し、しかし・・・し、資金の方・・・は、一体どこから!?}


{ロジー様の心配はもっともですが・・・

 決して汚い金ではないので、ご安心なされませ・・・}

{そ、それは、ど、どう言う・・・}

{そうですな・・・。一応今回のその屋敷の名目というものは、

 ベルフリードとアシュリナの合同演習施設と言う事になっております}


{で、ではっ!この施設の資金と言うのは・・・この国から?}

{はい。ですが・・・勿論国から出る補助金など、

 この規模を(まかなえ)るだけの金銭は出ません・・・が、

 実はユウト様により、露天温泉なる知恵や、キャンプギアなるモノ。

 後は、創造神ラウル様より賜った魔石を頂いたのです}


{そ、創造神様より賜った魔石を頂いたのですかっ!?}

{はい、アシュリナ家で別れる少し前にですね。

 ユウト様は私にこう言われたのです。

 「何をするかは予想出来るけど、資金がいるだろ?」・・・と}


{そ、それで創造神様に頂いた魔石を・・・}

{はい。実に慈悲深い御方です}

{わ、私は何も・・・何も聞いておりませんっ!}


{はっはっはっ!貴女がそう言う方ですからね?

 ユウト様はロジー様に気遣い、お話にならなかったのでしょう。

 実際、その魔石の額はかなりのモノでしたからね?

 でなければ、もっと規模は小さなモノとなっていたでしょうし、

 我々の活動もかなりの遅れを取る事になったでしょう}


{ああ・・・なんと言う慈悲を・・・ユウト様♪}

{それだけじゃないんだぜ~お嬢?

 ユウト様よりもたらされたキャンプギアの売れ行きがすごいんだ。

 あと・・・露天風呂やら大衆浴場も建設中で、

 ナイアド様の街は今、すごい事になってるんだよ}

{い、いつの間に・・・}


{はっはっはっ!実は通信用魔石ってのは、

 盗み聞く事も可能なんだとか・・・。

 ですから、あえて魔石通信は使用せず、ライトに協力してもらったのです}


ずっと話を聞き入っていたセルンはふと・・・思い出した。

(確かに今使っている盗聴機能は・・・ユウトの魔石でしか・・・)


それから暫くの間、他愛もない会話が聞こえてきた。

「ふぅ・・・。ラハト、行きましょうか?」

「ん?もういいのか?」

「ええ、だいたい察したから・・・」

そう言うと二人は腰を上げると料金を払った。


セルンは悠斗にもらった魔石を回収しようと、

魔石に浮遊魔法をかけると・・・


「ザァァァァ・・・ザッ・・・」と、ノイズ音が交じる中・・・

「我らがユウト様と、イルミネイトに乾杯っ!」

ロジーの言葉を最後に、セルンは魔石を回収し街道を歩いていく。


暫く街道を進んだ所で、ラハトがじれったそうに話してきた、

「な、なぁ~・・・一体何が聞けたんだよ?」

ラハトにそう聞かれ答えに困るセルンだったが・・・。

「・・・ベルフリードとアシュリナが手を組んだわ」


「ま、まじかよ・・・た、確かに公爵達が負けたにも関わらず、

 何も変わった様子はなかったが・・・。

 いや・・・アシュリナから戻ってきた公爵達は、

 まるで人が変わったように、民達の為に政策を変えていっている、

 そう言う情報は俺の耳にも入っている。

 一体全体・・・どうなってやがんだ」


「・・・確認が取れた訳じゃないけど・・・

 ある人物が大きく関わっているって噂は聞いた事があるわ」

「ある人物?それって・・・誰なんだ?」

「・・・興味がないわ」

「・・・・」

感情を見せる事もなく話すセルンに、

ラハトは妙な寒気が背中に走るのを感じるのだった。


(もしかしたら・・・弟を助け出す事が出来るかも・・・ね)

ふと、セルンはそう考えた時・・・。


「おっと、そこの綺麗なエルフさん♪」

街道の並木道の木の陰から突然声がかかった。


「何者ですっ!」

咄嗟に飛び退いた二人は剣を抜くと構えた。

「敵かっ!出てこいっ!」

「ま、待ってくれよ・・・俺は戦いに来たんじゃない」

そう言って木の陰から出てきたのは・・・荒波の旅団のライトだった。


「あ、貴方・・・どうしてこんな所に・・・?」

疑問を投げかけるセルンにライトは苦笑しながら肩をすくめた。

「ははは、あんた・・・どうやら俺の事を知っているみたいだな?」

「・・・・」

無言になったセルンを横目に見ながらラハトは声をかける。

「・・・やるのか?」

「・・・いえ」

セルンは納刀すると、一定の距離を取りライトに声をかけた。

「・・・場所を変えましょう」

「・・・ああ、いいとも」


三人は人通りがない辺りまで移動すると、

セルンが振り返り口を開いた。

「貴方・・・一体どうやって・・・?」

その言葉の意味が分かる者にしか分からない言葉だった。

「ああ~・・・あんたの方だったのか?盗聴していたのは・・・」

「!?・・・どうしてわかったのよ?」


そう話すセルンにライトは通信用の魔石を取り出した。

「この魔石・・・ユウト様の特注なんだぜ?

 これを持つ者が居る近辺で、盗聴の力を使うと・・・だな?

 赤く光るんだ・・・知らなかったのか?」


この時セルンは、アシュリナ家を出た悠斗が、

セルンに渡した折り紙と魔石について説明文があったのだが、

その説明文のほとんどが読めなかった事を思い出した。


(ユウト・・・もっと字の勉強をしなさいよっ!)

咄嗟に殴り書かれた文字など解読しようもなかったのだ。

そしてこの痛恨のミス・・・である。


後悔しても始まらない・・・

この時セルンは顔を再び顰めて見せると・・・。


「さっきも言ったが、俺はあんた達とやり合う気はないんだ・・・。

 その魔石をどこで手に入れたか聞きたかっただけなんだ。

 だが、それはユウト様の特注だ・・・。

 本人からしか手渡されないモノのはず・・・なんだが・・・?

 あんた?ひょっとして・・・ユウト様の知り合いか?」


ライトは(いぶか)しい顔を向けながらも、

殺気は感じられなかった。


「ふぅ~・・・」っと、息を漏らすセルンは悠斗との関係を話した。

勿論・・・密偵である事などは伏せてある。


「やっぱりあんた達もユウト様の仲間なのか~っ!」

「私の名は・・・セルン。そしてこいつの名は・・・ラハトよ」

「こ、こいつって・・・」

「俺の名は・・・ライトだ。宜しくな?」

「・・・知ってるわ」

「へぇ~・・・知ってもらえているなんて・・・光栄だね?」

「・・・・」


ラハトが少しボヤいて見せるが、まだ会話は続いていく。


「私はアシュリナが襲われた時、

 ユウトに頼まれて後続部隊の足止めをしていたのよ」

「・・・話には聞いている・・・あ、あんたがやってくれたのか?」

「・・・ええ」

「ユウト様が陰で動いてくれた人が居るって話だったんだが、

 まさかあんたのような美人さんがねぇ~・・・」


暫く話した後、ライトは話を切り出した。

「話を聞いていたのなら・・・分かっているとは思うが・・・。

 俺達に力を貸してくれないか?」


「悪いけど・・・私はユウトに力を貸しただけ・・・

 あんた達に貸す義理はないわ」

「・・・そうか。それは残念だ」


少しの沈黙が続いた後・・・


「分かった。それぞれ何かしらの事情を抱えているからな?

 今回は引き下がるとしよう。

 でも・・・同じ魔石を持つ者同士だ。

 何かあれば声を掛けてもいいか?」


「・・・ええ」

「ありがとよ。でも、あんた達もそうしてくれよ?

 俺達は助け合うべきだと思うからな?」

「わかったわ」

「・・・セルンと・・・ラハトだったな?

 またどこかで会おう。

 邪魔して悪かったな?またな・・・」

「・・・また」


ライトは微笑んで見せると、二人の元から去って行った。

そして・・・


「お、おいっ!い、いいのか?あいつらの力を借りたら・・・」

ラハトがそう言った時、セルンはその言葉を制した。

「・・・彼の仲間に迷惑はかけられないわ」

「お前・・・まさか、あの時言っていたヤツって・・・

 ユウト・・・ってヤツの事なのか?」

「・・・ええ」

「・・・あいつらの力を借りられたらよ~もったいねぇ~」


未練がましく言葉にするラハトを無視すると、

セルンは再び街道に出て歩き始めた。


(ユウトに迷惑をかける訳にはいかない・・・

 だから私は・・・自分の力でケリをつける・・・。

 それが終わったら・・・私は・・・)


頭を数回振ると、セルンは力強い眼差しで街道を再び歩き始めたのだった。




ラウル ・・・ ふむ・・・。セルン君の登場が少ないじゃないかっ!

ミスティ ・・・ でもこれはセルンさん目線のお話なのですから・・・。

ラウル ・・・ それでも・・・少なくないかな?

ミスティ ・・・ そうですか?私なんてほとんど出番ありませんでしたけど?

ラウル ・・・ 君は~・・・ちょくちょくと出ていたじゃないか?

ミスティ ・・・ あんなモノでは・・・

ラウル ・・・ あんなモノって・・・君は・・・。

ミスティ ・・・ はっ!原作者様にお歳暮でもっ!

ラウル ・・・ あっ、僕も豪華なお歳暮を送ろうっと♪

ミスティ ・・・ ・・・ちっ!

ラウル ・・・ こわっ!!



ってなことで、緋色火花でした。

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― 新着の感想 ―
[一言] セルンはこの小説の中で一番綺麗というか女性らしいというか、素敵ですね♥︎ ロジーたちの活動も気になりますねー。。。 悠斗のすることが相変わらず手広いのも感心します。 でも字の書き方はチー…
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