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異世界転移 ~魔を狩る者~  作者: 緋色火花
第二章 港町・アシュリナ編
151/407

閑話 セルカ編 1 見取り稽古

お疲れ様です。


今日・・・めちゃくちゃ寒いですね?

こんな日はキャンプにでも・・・。

まぁ~うちはブラックなんで、とても無理なんですけどね><


さて今回の閑話シリーズですが・・・。

セルカとアマルテアのお話となります。

楽しんで読んで頂けると幸いです。


そして次回のアップは・・・

また活動報告に書いておきますので、

そちらの方も良かったら・・・^^



それでは、閑話 セルカ編をお楽しみ下さい。

食堂を出たアマルテアとセルカの二人は、

ミスティが用意した訓練場に来ていた。


「アマルテア様~私達はどういう訓練をするのかにゃ?」

「ふふ♪焦らない焦らない♪」

「・・・ものすごーく気になるのにゃ♪」

「その元気が最後まで続く事を期待するわ♪」

「・・・絶対にクリアして見せるのにゃっ!」


気合いが入るセルカを他所に、アマルテアの目は真剣そのものだった。

(アナザーのメンツで一番期待が持てる子だもの・・・

 私の期待を裏切らないでよね?)


アマルテアはそう思いほくそ笑むとセルカに指示を出した。

「まずはあんたの体力が知りたいわ」

「体力にゃ?」

「ええ、どれくらいの時間、動き回れるかって事が知りたいのよ」

「・・・分かったにゃ。で、どうすればいいのかにゃ?」


セルカのやる気にアマルテアは再び笑みを浮かべると、

マジックボックスから、一匹の魔物を取り出した。

「にゃ?アマルテア様・・・それってスライムかにゃ?」

セルカの問いに軽く頷くと、説明もなしにルールを伝えた。


「セルカ?このスライムを捕まえて見なさい?」

「にゃ?そんな簡単な事でいいのかにゃ?」

「簡単かどうか・・・やってみれば分かるわよ?」


そう言うとアマルテアはスライムを地面に置いた。

「では・・・始めっ!」

アマルテアの合図とともに、セルカはスライムへと駆け出した。

「にゃっにゃ~♪こんにゃの簡単にゃのにゃっ!」

意気込んで駆け出したセルカにスライムは反応を示すと、

凄まじい速度で、セルカの目の前から姿を消したのだった。


「にゃっ!き、消えたのにゃっ!だけどっ!」

セルカはスライムの気配を察知すると、瞬く間に方向転換した。

(う、嘘でしょっ!?どうして逃げた場所へと迷いなく走れるのよっ!)

セルカの咄嗟の判断にアマルテアは舌を巻くのだった。


(にゃっはっはっ~♪

 今の私にはこれくらいにゃんて事もにゃいのにゃっ!)

セルカは迷いなくスライムを追っていくのだが、

その速度はスライムとは思えないほどの速度だった。


(にゃ!?このスライム・・・おかしいの・・・にゃ?)

見た目もスライムらしくないのと、その速度の異常さに足を止めた。

「アマルテア様?このスライムってにゃんなのにゃ?」

「ふっふ~ん♪捕まえられたら教えてあげるわよ♪」

アマルテアの意地悪な笑みにセルカはジト目をして見せると・・・

「分かったのにゃ・・・」

そうポツリとつぶやくと、セルカは目を閉じ集中しはじめた。


(あのスライムの動き・・・)

セルカはスライムの気配を感じ取ると、

その行動パターンを解析しはじめた。

頭の中でスライムの動きをトレースしていく・・・。


(やっぱりパターンがあるのにゃ♪)

スライムの動きを把握したセルカは、無駄を省き最短でスライムに迫った。

(・・・げっ!あの子・・・まじっ?!)

最短でスライムの動きに付いて行きつつ、スライムを追い詰めて行った。

「にゃっはっはっ~♪詰んだのにゃっ♪」

楽しそうな声を上げながら、セルカはスライムを追い詰めると、

楽々捕獲する事に成功したのだった。


「嘘でしょ?・・・意味わかんないわね」

飼い猫が御主人様に捕らえた獲物を献上するように、

セルカもまたドヤ顔でアマルテアの元へと戻ってきたのだった。

「・・・これでいいかにゃ?」

「えっ、ええ・・・」


戸惑うアマルテアを他所にセルカは満面の笑みを浮かべていたのだった。

約束を果たしたセルカは、スライムの説明を求めると・・・

「そのスライムはスピードスライムって言う新種よ?」

「スピードスライム?」

「ええ、触って分かるとは思うけど、そのスライムの体は硬いのよ。

 方向を変える時に体がブレる事もなく方向転換出来るから、

 動きにロスがないのよね。

 まぁ~その分、攻撃力は低いんだけどね~♪」

「・・・スピードスライムかにゃ~?すごいのにゃ♪」

そう言ってセルカは愛おしそうにそのスライムに頬ずりしたのだった。


(まさかこんなにも早くクリアするなんて・・・まじ天才じゃないの?)

アマルテアはスピードスライムと戯れるセルカを見て、

今後の方針を変更する事にした。


「ねぇ、セルカ?」

「にゃ?」

「そのスライム欲しい?」

「く、くれるのかにゃ?」

アマルテアは予想通りに喰い付いてきたセルカに

不気味に笑って見せたのだった。

「にゃんだか、怖いのにゃ・・・」

「ふふ♪私とかる~く模擬戦をやって、私に1本でも入れられたら、

 そのスピードスライムをあげるわ♪」

「ほ、ほんとにゃのかにゃっ!」

「・・・ええ♪」


セルカはスピードスライムを地面に降ろすと、

訓練場の中央で二人は対峙した。


「武器はどうするのにゃ?」

「そうね・・・コレを・・・」

そう言って取り出したのは、剣と同じ重量を持つ木刀だった。

「・・・見た目と違って重いのにゃ」

「確かセルカは双剣だったわね?」

「はいにゃ」


セルカに同じ木刀をもう一本渡すと、アマルテアも同じ木刀を取り出した。


「準備はいい?」

「・・・はいにゃっ!」

「魔法でも何でも使用していいからね?

 遠慮なくガンガン攻めて来なさい♪」

「分かったのにゃっ!」

セルカは一度バックステップをして、呼吸を整えた。


「スゥ~・・・行くのにゃっ!」

「来なさいっ!」

駆け出したセルカは一直線に突っ込んできた。

(しょ、正面から?!)

「カーン」と、木刀がぶつかり合う音が鳴り響く。

一瞬セルカが顔を上げ笑みを浮かべると、

アマルテアから離れ再び笑顔を向けたのだった。

(にゃはは♪楽しいのにゃ♪)


(この子・・・何か試したわね?

 一瞬体がブレたようだけど・・・そんな動き、あの録画には・・・)

アマルテアはミスティに頼み、

アナザー全員の戦闘録画を見せてもらっていたのだ。

しかし今のセルカの動きはその録画にも映っていなかったのである。


(へぇ~・・・いいじゃない?私も楽しませてもらうわ♪)

想定外の動きにアマルテアは妖しく笑みを浮かべたのだった。

「来なさいっ!」

「にゃ~♪」

再び正面から切り込んで来るセルカだが、

木刀が触れる瞬間アマルテアの目の前から消えた。

「そこねっ!」

「虚([きょ)」の動きを予想していたアマルテアは惑わされる事もなく、

セルカの気配を追ったのだった。


「カーンっ!」と、再び木刀の音が鳴り響く・・・。

「ギチギチ」と、鍔迫り合いをしていくと、

不意にセルカが話しかけてきた。


「にゃんで今のが分かったのにゃ?」

「フッ・・・「虚」の動きをする事は分かっていたもの・・・

 だから惑わされなかったのよ」

「んー・・・でも少し違うのにゃ?

 他にもにゃにか使っているはずなのにゃっ!」

セルカの疑問に、アマルテアは笑みをこぼしただけだった。

(ふふ♪私の気道の訓練にもなって丁度いいわ♪)


再び離れると、セルカはゆっくりと駆け出した。

(・・・今度は何をするつもりかしら?)

期待に胸を踊らせたアマルテアはセルカの攻撃を待った。

するとセルカは何段階かに速度を変えて攻撃をしてくる。


「この攻撃・・・鬱陶しいわねっ!

 それに微妙に打点を外されている・・・。

 力はないけど・・・タッ、タイミングが・・・」

アマルテアを翻弄するように・・・。

セルカは日本の木刀で攻撃を繰り出すのだが、

セルカ自身もまた自分に違和感が生まれていたのだった。


(うっ、上手くいかにゃいのにゃっ!

 ユウト様はもっと・・・もっとこうっ!)

アマルテアの打点を外す事で、両腕にかかる負担を減らしていた。

通常であれば打ち合う度に、セルカの両腕に負荷が蓄積し、

何度も打ち合えないのだ。

その相手が剣神であれば尚更、何度も打ち合えるはずがない。


しかしセルカはまだ練習中である足捌(あしさば)きで、

剣神の打点を外し、両腕にかかる負荷を逃していたのだった。


そんなセルカだったが、体力が削られ次第に動きは鈍くなっていく・・・。

そして剣神の攻撃を(かわ)す事が出来ず、

体に赤い(あざ)が刻まれていった。


(思っていたよりも持った方ね?

だけど・・・このままじゃ・・・まだまだね)


セルカとの距離を一度取ると、アマルテアは口を開いた。

「どうして魔法を使わないのよ?」

その疑問を口にすると、セルカも口を開いた。

「・・・今から使うのにゃ♪」

「・・・えっ?」

首を傾げる剣神を見据えながら魔法を使用した。

「フィジカル・リカバリー」

「・・・へぇ~、なるほどね」

剣神がそうつぶやくと、セルカは再び駆け出した。

正面から突っ込んで来るセルカに・・・

(その攻撃はもう見飽きたわ・・・)

それを察したのか、セルカは更に速度を上げた。

だが相手は剣神・・・そうたやすく攻撃など当たらない。

それでも何度も攻撃を繰り返し打点をはずしていくのだった。


(・・・何かあるわね?徐々にだけど打点が大きく外されていくわ)

アマルテアは自分の両手を見ながら、その違和感に戸惑っていた。


すると・・・


「アマルテア様・・・本気で行くにゃ♪」

「えっ?ほ、本気って・・・?」

「にゃはっはっ♪まだ秘密なのにゃ♪」

再び「フィジカル・リカバリー」を使用すると、

剣神に向かって駆け出す。

「身体強化にゃっ!」

突然加速したセルカにアマルテアは驚いたのだった。

「カーンッ!」とぶつかり合う音はするのだが、

先程までとは違い鈍い音が鳴った。


(あっ、危なかったっ!)

アマルテアは間一髪、セルカの木刀を防御したのだった。

そしてセルカは「ぐっ」と木刀を押し込めると、

セルカの体が後方へ(ひるがえ)るのと同時に、

そのつま先が剣神の顎を襲った。


「なっ!」

セルカの攻撃に反応仕切れなかったアマルテアは、

地面に尻もちを付いたのだった。

すぐさま立ち上がると、アマルテアは「ちっ!」と舌打ちをした。

「やるじゃないっ!」

「・・・まだにゃっ!」


セルカの言葉通り、フェイントを織り交ぜながら接近してくる。

(ま、まだ速度が上がるのっ!?)

セルカの速さにアマルテアは本能的に木刀を構えたのだった。

(どこから・・・来る?)

この訓練で初めて構えた剣神にセルカは薄く笑っていた。

(きっと私が直接攻撃すると思っているはずにゃ・・・)

セルカは速度を維持しつつ、思考を開始した。

(こんな時・・・ユウト様にゃら・・・)


セルカは今まで悠斗の戦いを見てきた。

悠斗はあるゆる状況を想定して、リスクの少ない行動を取ってきた。

(今の私がリスクを最小限にするにゃら・・・)

セルカは剣神に悟られないよう、連続で木刀を繰り出し攻撃していく。


「そんな攻撃じゃ、私から一本取る事なんて出来ないわよっ!」

木刀を構えつつセルカを挑発していくが、

今のセルカにその挑発は通用しなかった。

(ちっ!思っていたよりメンタルはタフね・・・)

心の中で舌打ちをしつつセルカの攻撃を捌いていく。


フェイントを織り交ぜ速度を上げるも、

アマルテアにとっては単調な連続攻撃でしかなかった。

(凝りないわね?通用しないって事が理解出来ないのかしら?)

その単調さ故に、アマルテアの集中力は散漫と化していく。

(もう100打近く弾かれてるのに・・・まだ分からないのっ!)


(もう少し・・・にゃっ!今の私にゃら・・・)

この時、セルカは待っていた。

剣神・アマルテアの集中力が散漫になり、自ら動こうとする事を・・・。

そして、どうして単調な連続攻撃を繰り返したかと言う事を・・・。

この時のアマルテアは全く考えていなかったのだ。

己の体の異常にも気づかず・・・。


セルカは体力切れを装う為、徐々に速度を落としていく。


(・・・もうっ!じれったいわねっ!

 あんたの体力が無駄に減るだけじゃないっ!)

アマルテアはセルカの攻撃が通用しないと分からせるため、

自ら動きセルカの動きを捕らえた。


しかしアマルテアがセルカを捕らえたのではなく、

そう仕向けていたのだった。


「もらったっ!」

声を張り上げセルカへの攻撃をするため、木刀を振りかぶった時・・・

「えっ!?う、腕・・・が・・・」

アマルテアの腕は、セルカの木刀を弾いているうちに、

徐々にダメージが蓄積し、その右腕は痺れてしまっていたのだ。

「ここにゃっ!」

そう叫ぶとセルカはアマルテアに飛びかかって行く。

咄嗟にアマルテアは振り上げた木刀を左手で掴むと、

飛びかかって来たセルカに木刀を振り降ろした。


その瞬間・・・

「縮地」

ポツリと漏れた声にアマルテアは反応しつつも、

振り下ろされた木刀を止める事は出来なかったのだ。

「ちっ!!」

「ドシャッ!!」と地面に木刀を叩きつけたアマルテアは、

土煙の中、背後から木刀を背中に押し当てられた感触に、

思わず木刀を離し両手をあげていた。


「・・・こ、降参・・・よ」

「・・・にゃっはっはっ!勝ったのにゃっ!」

アマルテアは振り返ってセルカを見ると、

あどけないセルカの笑みがこぼれていたのだった。


「はぁ~・・・まさか負けちゃうとはね?」

「・・・にゃはは♪」

アマルテアは呆れた表情で自己嫌悪に陥っていた。

それでも見事、剣神から一本取ると言う約束を果たし、

水色で表面が硬質化しているスピードスライムを渡したのだった。


「やったのにゃ~♪」

「ねぇ?最後のあの・・・縮地って、まさか・・・?」

「にゃっ♪ユウト様の技なのにゃっ♪

 ずっと練習はしていたんにゃけど・・・出来にゃかったのにゃ。

 でもっ!今・・・完成したのにゃ~♪」

「こ、この土壇場で完成させたの?!」

アマルテアはその行動に驚きを隠せなかった。


「そうにゃ♪戦いながらユウト様のように思考してみたのにゃ♪

 そしたら今まで練習していた時よりも、鮮明にイメージ出来たのにゃ♪」

「うっ、嘘・・・でしょ?あ~でも、イメージは重要だものね~・・・

 あんたはユウト様の動きをずっと見ていたって事ね?」

「はいにゃ♪最初の頃は見えにゃかったけど・・・。

 毎朝早朝ユウト様が訓練していたのを、ずっと見ていたのにゃ。

 そしてずっと一人で練習していたのにゃ♪」

「見取り稽古って訳・・・ね?納得だわ♪」


アマルテアは類稀(たぐいまれ)なその努力と根性に脱帽した。

それと同時に・・・

(この子は・・・一種の天才ね♪)

そう思うと、セルカの髪を撫で喜ぶのだった。


アマルテアに誉められ、スピードスライムをゲット・・・。

心から嬉しそうにはしゃぐセルカだったが・・・。


「セルカ~?訓練はまだ始まったばかりなんだけど?」

「にゃんでよぉぉぉぉっ!」

セルカの叫びは訓練場に木霊したのだった。


そして再び訓練が開始されると・・・

それ以降、セルカはアマルテアに勝てず、ボロボロにされていった。


日が暮れ、外が暗くなった頃・・・。

二人は訓練を終了し屋敷へと向かって行く。


「あっ、師匠に連絡しなくちゃ・・・」

「にゃ?」

アマルテアはそう言うと、魔石を取り出し悠斗に連絡した。


{もしも~し。あっ、師匠?アマルテアですけど~?}

{はい?もしも~・・・って、な、なんだ?今度はお前か・・・}

呼吸音が荒く疲れ切っている悠斗の声にアマルテアは心配した。

{かなりお疲れみたいですけど、へ、平気なのですかっ!}

{ん?あ、ああ・・・とりあえず大丈夫だ}

と、その時・・・


{ウキッ}

悠斗の魔石から聞き慣れない声が聞こえてきた・・・

{今・・・そちらに誰かいるのですか?}

{あ、ああ・・・赤毛のサ・・・}

{あ、赤毛~っ!女ですかぁぁぁっ!どこの誰ですかっ!

 わっ、わっ、私以外の赤毛などっ!!

 一人が寂しいのなら、この私っ!アマルテアが夜のお供をっ!}


{・・・・・・・・・・・それはない}


{ブツッ!プー、プー、プー}

「あっ・・・し、師匠?ユウト様?・・・き、切れた・・・」

「アマルテア様・・・何をやっているのにゃ?」

「・・・お、おのれぇぇぇっ!私以外のっ!赤毛めぇぇぇっ!」


アマルテアはそう叫ぶと、

セルカとアマルテアは、トボトボと屋敷へ帰って行った。


そして寝静まった頃・・・

「わ、わた・・・し、いが・・・いのあか・・・げ・・・めっ!」

と、朝まで(うな)されるのだった・・・。





剣神 ・・・ 私が剣神アマルテアよ♪宜しくね♪

亜神 ・・・ わ、我は・・・亜神オウムアムアなり・・・。

剣神 ・・・ なり・・・ってあんた・・・

亜神 ・・・ う、うむ。そ、それでセルカはどうなのだ?

剣神 ・・・ セルカはいいわね♪天才と言っても過言じゃないわね♪

亜神 ・・・ うむ。

剣神 ・・・ それよりもよっ!師匠の傍に女の影があるのよっ!

亜神 ・・・ ふむ。師匠なら心配する事もないだろう?

剣神 ・・・ はぁ~?私の愛する師匠が汚れるわっ!始末しないと・・・。

亜神 ・・・ や、やめるんだ剣神っ!早まるのではないぞっ!

剣神 ・・・ ヤラれる前に・・・殺るのよっ!

亜神 ・・・ な、何やら意味が違って聞こえるのだが・・・?

剣神 ・・・ フッフッフッ、気のせいよ・・・気のせい・・・

亜神 ・・・ (師匠に後で連絡せねば・・・)



ってなことで、緋色火花でした。

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― 新着の感想 ―
[一言] 登場人物が増えてそれぞれをイメージするのが難しい時があるので、こういう個々の閑話をはさんでもらうのはいいですね♪ セルカは今までも単独でやってきただけあって、自力で成長するのが素晴らしいで…
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