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異世界転移 ~魔を狩る者~  作者: 緋色火花
第二章 港町・アシュリナ編
135/404

112話 先生と神々の失態

お疲れ様です。


岩場の聖域の緑化計画が始まっていますが、

悠斗達の知識不足の為に、急遽授業をする事になりました^^


そんな訳で、作者お得意の展開めちゃ遅展開です><

もはや展開の遅さはお家芸と化しておりますw


また新たにブックマークして頂き有難う御座います。

直接お礼を言いたいところなのですが、

分からないのでとても残念です><


それでは、112話をお楽しみ下さい。

悠斗は叫びつつミスティに説明を求めた。

「仕方がありませんわね?」

少し冷たい視線を向けながら悠斗に説明をしていく。


「精霊樹・・・の、事で宜しいですわね?」

「あ、ああ・・・ミスティ?怒っていらっしゃいますかね?」

悠斗はミスティの冷たい視線に恐る恐る質問してみた。


「ふふふ・・・怒っておりませんわ」

「そ、それならいいんだけど・・・」

「ええ、別に怒っていませんわよ?どこの馬の骨かは存じませんが、

 女性とお会いになられていた事など・・・

 私には関係御座いませんので、怒る理由も御座いませんわ」

ミスティは「ワナワナ」と震え始めると、

手に持っていたティーカップを・・・「パリン」と割ってしまった」


「・・・・」

「おっほっほっ・・・失礼致しました。このカップ、不良品みたいですわね?」


その場に居合わせた、悠斗、ラウル、白斗、セルカの四人は、

ミスティから漏れ出る冷気に「ガタガタ」と体を震わせていた。


話が進まない状況にラウルが声をかけた。

「ミ、ミスティさんや?そろそろ説明を・・・」

そう話を切り出したラウルだったが、

ミスティの「・・・はぁ?」の一言に撃沈されてしまった。


ラウルは悠斗の耳元で囁くように懇願した。

「ゆ、悠斗君。な、何とかしておくれよ?

 ほんっっっとに、怖いんですけどぉぉ・・・頼むよー」

「お、俺だって怖ぇーよっ!ミスティってガチでこんなに怖いの?」

「うんうんうんっ!まじでっぱねぇーってくらい怖いんだよっ!」

「・・・今までのラウルの反応はガチだったのか・・・はぁ~」

二人でコソコソ話している事に、ミスティは眉を吊り上げると・・・


「はい、そこっ! コソコソ話さないっ!ちゃんと話を聞きなさいっ!」

「「は、はいっ!!」」

二人は冷や汗を流しながら、ミスティの話を姿勢正しく聞くのだった。


「では、説明を始めます」

「「「「宜しくお願いします」」」にゃ」

「質問がある場合は、挙手するように・・・いいですわね?」

「「「「「はーい」」」」

まるで教師のようにミスティは「精霊樹」についてレクチャーしはじめた。


「精霊樹とは、四大精霊をも従える、精霊の頂点に立つ者なのです。

 しかしながら、成長出来る場所は限られておりまして、

 あの神界の狭間では成長する事はありません」

その話を聞いた悠斗は、挙手して質問を始めた。

「先生っ!神界樹と世界樹についも、教えてほしいのですが?」

その質問にミスティは笑顔を向けて、悠斗の問いに答えていった。


「神界樹、世界樹、精霊樹・・・それぞれがそれぞれの役目を持っています」

「それぞれの役目?」

「はい、神界樹は、神界でのみ実のらせるモノがあります。

 簡単に言いますと、神のみが扱えるモノ・・・ですわね?

 人族がとてもじゃありませんが扱える代物ではありません。

 そして世界樹は、ノーブルの世界を支える大木の事ですわ。

 神々が住む神界を支え、

 そして地下の奥深くにある冥界をも支えているのです。

 その世界樹の根、幹、枝、葉・・・そして実・・・など、

 調合次第では不老不死も夢ではない薬が出来るのですわ。

 最後に精霊樹ですが・・・

 精霊樹は先程も話しましたが、精霊の中の頂点に位置する存在ですわ。

 しかしながら今現在・・・

 精霊樹はこのノーブルの世界において存在致しません。

 その理由は、精霊樹が成長出来るほどの聖域が、

 存在していないからなのです。

 精霊樹なくして精霊の存在はありえません」


ミスティの話が一段落ついた時、再び悠斗が挙手して質問した。

「じゃ~どうして精霊達は存在できているんだ?」


「はい、とても良い質問ですわね?答えましょう・・・。

 悠斗さんもご存知の神界の狭間の聖域があるおかげで、

 精霊達はギリギリ生存出来ているのです。

 あの空間は、神界の力がみなぎっている場所。

 従って、精霊樹が成長できる環境ではないのです」


すると今度はセルカが挙手をしてミスティに質問した。

「ミスティ先生、神様の力ではどうして成長できにゃいのにゃ?

 ラウル様は創造神にゃ、精霊樹にゃら問題にゃいと思うのにゃ?」

そのセルカの問いに、ミスティは頷きながら答えた。


「セルカさん、とても良い質問ですわね?」

「あ、有難う御座いますにゃ」

「答えましょう。それは先程も話したそれぞれの役目があるからですわ。

 その3つの樹木には性質があります。

 まず神界樹は、地上などでは成長致しません。

 例えそれが、聖域であってもです。

 これと同じように、世界樹も神界や地上では成長せず、

 とても強力な聖域でのみ成長し、

 そして精霊樹は、神界や地上では成長しないのですが、

 世界樹が成長するような、強力な聖域では成長できないのです。

 後の条件としましては、地上と繋がっていなくては

 精霊樹は育たないって事ですわね」


ミスティの説明に悠斗達は何度も頷きながら、ミスティ先生の授業は続く。

すると悠斗が挙手をした。

「何でしょうか・・・悠斗さん?」

「はい、先生・・・ではどうして岩場の聖域には適合したのですか?」

ミスティは悠斗の問いにとても感心したように笑顔になっていた。


「素晴らしい質問ですわっ♪流石悠斗さんですわね♪」

「ははは・・・ど、どうも・・・」

照れる悠斗を他所にミスティは説明を始めた。


「どうしてこの聖域では精霊樹が成長するかと言いますと・・・

 それは悠斗さんと精霊達の親和性ですわね♪」

「「「親和性?」」」

「はい♪悠斗さんは神獣達とも親和性があります。

 そしてまた・・・スピリット達とも・・・。

 神獣達もどちらかと言いますと、精霊寄りの存在なのです。

 ですから、悠斗さんが主とするこの岩場の聖域は、

 精霊樹にとって、申し分ないくらいの聖域なのですわ♪」


すると今度は白斗がテーブルの上から二本立ちになり、精一杯手を伸ばした。

「はい、白斗さん・・・どうぞ」

「せ、先生・・・おおきにな?」

「ふふふ♪」

「あ、あの~ですね?ワシは聖獣・・・

 とは言っても、ワシも神獣のはしくれや。

 せやからこの聖域化しとるこの場所で回復出来るちゅー事で宜しいか?」

「ええ、そうですわ♪一応アイテムバッグの中も聖域化してはいますが、

 この場所と言う事が重要で、岩場の聖域での回復力は、

 アイテムバッグの聖域の比ではありませんわね?」

「さよか・・・先生ありがとさんです」

「ふふふ♪」


此処に居る全員が、あやふやだった白斗の回復に始めて納得した。

「質問はもうありませんか?なければ・・・」

ミスティ先生が授業を終えようとした時、悠斗が再び挙手をした。


「悠斗さん・・・他にまだ何か?」

「はい、先生・・・その精霊樹は今まで何処に?」

その質問にミスティ先生は少し悲しい表情を見せた。


「実はですね?遥か昔のお話なのですが・・・

 この地上の聖域で少しの間、根を張っていたのですが・・・。

 まだ当時は誰もが聖域に入る事は自由な時でした。

 しかし人族は、その精霊樹の価値に気付くと、たちまち争いが起こり、

 聖域内での戦争が勃発したのです」


「せ、戦争って・・・何でそんな馬鹿な事を・・・?

 いくら価値に気付いたからと言って、

 そんな事をすれば、その聖域が駄目になってしまうんじゃ?」

「悠斗さんのおっしゃる通りですわ。

 私達神々も、人族に対して愛想が尽きた者が大勢出たのです。

 それは今でもそう思っている連中が居るのも事実ですわね」


「それって・・・カロンやアマルテアみたいな?」

「はい、あの者達も人族に愛想が尽きた連中の一人ですわね?」

「・・・ありえない」

この世界での現実を突き付けられた悠斗は顔をしかめるしかなかった。

するとセルカが挙手をすると・・・


「ミスティ先生、質問いいかにゃ?」

「はい、どうぞ♪」

「ありがとにゃ。ユウト様の聖域で精霊樹を育てるって事はにゃ?

 今も何処かで生存しているって事なのかにゃ?」

セルカの質問にミスティは少し困った顔をしていたが・・・


「その時の戦争で、その精霊樹は亡くなってしまいましたわ」

「そ、そんにゃ・・・」

「しかしながら、その精霊樹が亡くなる前に・・・

 四大精霊の皆さん・・・細かく言いますと、当時の四大精霊達ですわね?

 その者達が命をかけて、精霊樹の枝を確保しておいてくれたのです」

「よ、良かったのにゃ~♪」

セルカが安心する中、悠斗が挙手をすると疑問を口にした。


「先生・・・でも精霊樹は他の場所では生存出来ないのでは?」

悠斗の疑問にミスティ先生は目を閉じると頷いた。

「その通りですわ。ですが・・・

 その当時の四大精霊達が、自らの命を捧げ精霊樹の枝を守ったのです」

「命を捧げて?」

「はい、四大精霊達の命を使って、その精霊樹の枝が枯れないように、

 「命」と言う名のコーティングを施したのです」

「い、命のコーティングって・・・」

「はい、そのコーティングの中では、精霊樹が枯れる事は御座いませんでしたが、

 しかしこの近年、そのコーティングの力も弱まり・・・」


悠斗達は命を賭けた四大精霊達に感謝していた。

「・・・ならミスティ・・・先生・・・

 この聖域なら、その当時の四大精霊達に報いれると言う訳ですか?」

「はい」

「分かった。そんな大切な存在をみすみす見殺しには出来ない・・・

 俺に出来る事があれば、何でも言ってくれ」

ミスティ先生の授業を終えた悠斗達は、食堂から表に出た。


「なぁ、ラウル?」

「ん?何だい悠斗君?」

「疑問があるんだが?」

「疑問?ふむ・・・何でも聞いてくれたまえ♪」

「ニヤニヤ」するラウルに首を捻りつつ質問した。


「この聖域って・・・こんなに広かったっけ?」

「フッフッフッ!良くぞ聞いてくれたねっ!悠斗君っ!」

ドヤ顔をするラウルに少し引き気味だったが、今は堪えて話を聞いた。


「実はね?この聖域を拡張したのだよ~♪

 すごいでしょ?ねぇ?すっっっごくない?」

舞い上がっているラウルほど鬱陶しい存在はいない。

「あ、ああ・・・す、すごいじゃないか・・・ははは・・・」

顔を思いっきり引きつらせながら、悠斗はラウルを誉めた。

いや・・・誉めるしか選択の余地がなかったのだ。


「でもさ?そんなに拡張したら、聖域外の様子が変わってしまうだろ?」

「いやいや、悠斗君、僕は創造神だよ?

 そんな可笑しな事をする訳ないじゃないか?」

「だ、だよな?」

「この聖域と亜空間を直接繋げたんだよね~

 ねぇねぇ、すごくない?僕って天才だよね?

 誉めてもいいんだよ~?ほ~ら、ほらほら・・・僕を誉めてごらん?」

(う、鬱陶しい・・・こ、こいつ・・・)


悠斗は愛想笑いしつつ、心の中で力一杯握り拳をするのだった。

(ん?待てよ・・・?)

ふと疑問に思った事を口にする事に悠斗は・・・


「なぁ~ラウル?」

「ん?僕を誉め称える気になったのかい?」

「そ、そうじゃなくてさ?亜空間とやらの中では、

 精霊樹は育つ事が出来るのか?」

突然妙な事を聞く悠斗にラウルはその疑問に答えた。


「・・・育つに決まってんじゃん。

 ただし、地上の聖域と亜空間を繋げないとね?

 神界や強力な聖域とは違い、地上の聖域の力と亜空間の力が

 そこで始めて混ざる事によって、精霊樹が存在出来るんだよ~♪

 だから普通の聖域よりも、この悠斗君の聖域と亜空間を繋げたらさ?

 正直・・・無敵じゃね?って僕は思うんだよね~・・・」


ドヤ顔でそう言い放つラウルに悠斗はこめかみをひくつかせていた。

「ん?どうしたんだい悠斗君?ああ~僕の偉大さに感動でもしているのかい?

 フッフッフッ~♪それなら気にしなくていいからね?

 なんてったって僕は創造神だっ♪

 これくらいなんて事ないんだよ~♪フッフッフッ~♪」

(こ、こいつ・・・まだ気付いてないのか・・・)


悠斗は深く溜息を吐くと、その視線をミスティに移した。

するとミスティは「ん?」っと、首を傾げていただけだったのだ。

(ま、まじか・・・?ガチで気付いてないのか?!)


あまりの出来事に悠斗は肩を落とし項垂れた。

「どうしたんだい?悠斗君?」

「悠斗さん・・・いかがなされましたか?」

するとその雰囲気を察した白斗が念話を飛ばしてきた。


(な、なぁ~主?ひょっとして、ひょっとすると・・・?)

(ああ・・・そのひょっとして・・・だよ)

(うわっちゃ~めっちゃ盲点ですわ~ワシもこの雰囲気を読まへんかったら、

 危うく気付きませんでしたわ~・・・)

(ま、まじか・・・)

(・・・す、すんまへん)


白斗までもが察するまで気付かなかった事態に、

悠斗は泣きたくなっていた。

項垂れる悠斗を心配した面々が傍に寄ってくると・・・


「悠斗君?どこか調子でも悪いのかい?」

「そうですわ、どこか具合が悪いのでしたら・・・」

悠斗は二人に視線を向けると、あからさまに溜息を吐いて見せた。

「ん??な、何がどうしたんだい?」

「二人共・・・まだ気付かないのか?

 ガチなのか冗談なのか・・・教えてくれ」

悠斗の言葉にラウルとミスティは顔を見合わせると、

お互いに首を振っていた。


「まじなヤツか・・・やれやれ、これが神でいいのか?」

「・・・ちょっと悠斗君っ!あまりにひどいじゃないかっ!」

「そうですわっ!ラウル様は兎も角っ!私までそんなっ!」

「ん?ミスティ・・・兎も角って何だよっ!兎も角ってっ!」

「私はラウル様と一緒にされたくはありませんわっ!」

「なっ、なんだってぇぇぇっ!」

「ふんっ!」


ラウルとミスティはその場で口喧嘩を始めてしまった。

それに耐えかねた悠斗は・・・


「二人共うっさいっ!!」

突然怒鳴った悠斗に、ラウルとミスティはお互いの襟を掴んだまま硬直した。

「いいか二人共・・・とりあえず・・・正座な?」

引きつった笑みを浮かべる悠斗の迫力に、黙って従うラウルとミスティ。

そして二人が正座し終わった時、悠斗が口を開いた。

しかも・・・殺気を織り交ぜて・・・。


「二人共?馬鹿なのか?」

「「はぁ?」」

突然馬鹿発言された二人は変な声を出してしまった。

それに文句を言おうとすると・・・

「最後まで聞け。発言する時は挙手をするようにっ!」と、釘を刺された。


「いいか?精霊樹の話なんだが・・・」

悠斗がそう言い始めると、ラウルが正座をしたまま挙手をした。

「せ、先生?その話はもう終わったのでは・・・?」

「終わってねぇーよ・・・」

「ひぃっ!」

ラウルは悠斗の殺気に本気でビビっていた。


「そう、精霊樹の話なんだが、お前ら?大切な事忘れてないか?」

悠斗の問いに首を捻る二人の神。

「ならば教えよう・・・二人の、いや、神達の過ちをっ!」

そう宣言する悠斗に、ラウルとミスティは生唾を「ごくり」と飲み込んだ。


「ラウル?・・・亜空間と地上が繋がれば精霊樹は育つんだよな?」

「え?う、うん・・・そうだけど?」

悠斗の問いの理由が分かったミスティは、力なく項垂れてしまった。

「わ、私とした事が・・・」

「ミ、ミスティ?き、君・・・分かったの?」

「・・・今の悠斗さんの問いに気付かなかったのですか?」

「えっ?・・・悠斗君の問い・・・だよね?

 え、えっと・・・亜空間では~精霊樹が育つ・・・って事だよね?

 ん~・・・えっと~・・・」


ミスティが気付いた事により、ラウルに焦りが生じる事となった為、

少しの間、ラウルは答えに気付かなかったのだが・・・


「はっ!・・・ま、まさか・・・そんな・・・」

「やっと気付いたか?」

「どうして僕はそんな事に気付かなかったんだ・・・どうして?」


すると白斗が「ニヤリ」と怪しい笑みを浮かべ、

どこから取り出したか分からないBARにあるカウンターへ座り、

グラス片手に短い足を組み合わせサングラスをかけると・・・


一言こう言った。


「・・・坊やだからさ♪」

どう言う仕組みかは分からないが、

白斗のサングラスが「キラリ」と光っていた。


ドヤ顔を見せる白斗を見たラウルは・・・

「こ、これが・・・若さゆえの過ちというモノなのかっ!」

と、白斗と二人張り合っていた。


呆れ顔の悠斗は・・・

「おい・・・そこの駄犬と駄目創造神・・・いいかげんしろ」

悠斗の眼差しはとても鋭く冷たかった。

「ワ、ワシ・・・主にまで・・・」

「ゆ、悠斗君が・・・不良になった・・・」

二人は力なく項垂れるしかなかった。


結局のところ・・・

地上にある聖域と亜空間を繋げる事によって、

精霊樹は存在出来ると言う結論に至ったのだった。


「・・・はぁ、まさか僕が気付かないなんて・・・失態だよ、ありえないよ」

そうつぶやくとラウルはそのまま意識を失ってしまったのだった。


「よっぽどショックやってんな~?まぁ~自業自得なんやけどな?」

「私もラウル様の事は言えませんわね?」

「そうでんな~・・・でも気付けただけでも良かったんとちゃいますか~?」

「そう・・・ですわね」


白斗に慰められたミスティは、

これまで以上に、悠斗に忠誠を誓っていた・・・


と、言うお話はまた別の話である。




ラウル ・・・ ミスティの教師ぶりはとても良かったね~♪

ミスティ ・・・ ふふふ♪それはそれは有難う御座います♪

ラウル ・・・ 悠斗君達も色々と勉強になったしさ~

ミスティ ・・・ 知識としてはもう問題有りませんわね?

ラウル ・・・ さて~次回、いよいよ精霊樹の誕生だね♪

ミスティ ・・・ はい♪私も大変楽しみにしております♪

ラウル ・・・ 次回っ!精霊樹変形合体するっ!の巻♪

ミスティ ・・・ ラウル様・・・嘘はそのくらいに・・・

ラウル ・・・ ・・・は、はい



ってなことで、緋色火花でした。

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― 新着の感想 ―
[一言] 悠斗に叱られそうですが、 精霊樹の理屈、文で理解するのはなかなか難しいですね。。。 存在効果としては神獣たちの回復以外にも何かあるのでしょうか? ここでこのエピソードがあるのは意味がある…
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