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異世界転移 ~魔を狩る者~  作者: 緋色火花
第二章 港町・アシュリナ編
121/408

101話 悠斗の怒り 中編

お疲れ様です。


今回は中編ですね~

楽しんで頂けるといいのですが^^;


応援宜しくお願いします^^


ブックマークや感想など、宜しくお願いします。



それでは、101話をお楽しみ下さい。

悠斗は死んでいるはずのトロールを睨んでいた。


その黒緑色をしたトロールの姿は、首があらぬ方向に向いていた。

「これで動けるって・・・」

悠斗は冷笑を浮かべながらも、黒い液体の事を考えていた。

(さてっと、こいつは色々と吸収するんだったな~?

 あれ?でもさっき俺は身体強化でこいつを蹴ったよな?

 ならどうして俺は平気なんだ?何か条件でもあるって事なのか?)


「まぁ~いいや・・・こいつらは絶対に許せない・・・」

そうつぶやいた時、再びあの妖精の事が脳裏に浮かぶ。

悠斗は顔をしかめると自分の中から湧き上がる憤怒の力が溢れ出し、悠斗の体を包んでいく。


{我は憤怒、魔を滅する不動なり}

その声が悠斗の脳裏に聞こえると、体を包んだモノが具現化していく。


「な、何だ・・・これ?」

悠斗は自分の体に装着された、赤黒い装備に視線を移す。


腹以外を包む上半身の防具には、

黒を基調とした赤いラインで縁取りされたデザインとなっており、

全身同じ色調とデザインで統一された防具へと変異した。

そして腰には・・・


「こ、これって・・・長刀か?」

悠斗の腰には、帯執(おびとり)に繋がれた一振りの直刀が備わっており、

鞘に描かれたデザインは炎をモチーフとした絵が描かれていた。

悠斗はその長い直刀の柄を握ると、一気に引き抜いた。


引き抜いた直刀を見た悠斗はこうつぶやいた。

「いや・・・これは大刀(たち)か・・・」

刀身には宝玉を掴んだ双龍が透かし彫りされており、

そしてその大刀の(つば)には、浮き彫りされた不動という文字と、

炎の模様が(かたど)った細工が施されていた。


※ 大刀とは古墳時代後期~平安初期まで製造された片刃の直刀である。

  その大刀は現存する長さの最大は、164cmのモノまである。


悠斗はその大刀に掘られている不動の名をその大刀の銘とした。


トロールが繰り出す腕の攻撃を間一髪後方へ飛び退き体制を整えると・・・

「不動・・・俺に力を貸してくれ。

 あいつらは生かしておいたら駄目なんだ・・・」

大刀に向かってそうつぶやくと、不動を正眼に構えた。


(ふぅ~・・・白鷲より長いな・・・刀身だけで1mはありそうだな?

 さてっと・・・俺に扱えるかどうか・・・だな)


悠斗の愛刀・白鷲の刀身の長さは85cmほどである。

長物は取り回しが難しく、相当な技量と力量を必要とする。


呼吸を整え再び正眼に構えると・・・

「身体強化Lv.8」そう静かにつぶやき正面から突っ込んで行った。

悠斗の動きにトロールも応戦するが、

身体強化Lv.8に付いて行けるほどの能力はなかった。


「・・・なんだよ?付いて来れないのかよ?」

悠斗はそう言い捨てると、「一閃っ!」そうつぶやき、

トロールの首を切り落とすと、ヨロヨロとよろけ、

トロールはそのまま崩れると動かなくなった。


悠斗は後方へ飛び退くと納刀し、トロールの様子を伺う。

(さて・・・首を落とされたら流石に・・・)


しかし悠斗の予想を裏切り、首無しの状態で起き上がる。

(復活するのかよっ!)

「やっぱりこの体を動かしているのは、黒い液体の方か・・・やっかいだな?」


悠斗は念の為、鑑定を使用すると、その鑑定結果に目を細めた。

「・・・デビルトロール?」

そうつぶやき悠斗は視線をプロキシオンに移すと、無言で首を振っていた。

「プロキシオンにも分からないのか?」

「・・・ええ」

そう答えたプロキシオンの漏れ出た声を聞きつつ、デビルトロールの攻撃に注意していた。

「ギュウィー・・・」と、先程とは違う叫びが聞こえてきた。


(な、何だ?こいつ・・・?)

デビルトロールは何も見えていないからのように、残った腕を振り回していた。

(相手の位置がわからないのか?)

すると、切断された首の根本から黒い球状の物体が生えてくると、

悠斗の方へ、ゆっくりと辿々(たどたど)しく近付いてきた。


(・・・あれって、黒い液体なのか?俺を見つける事は出来たようだけど、

 急に体の制御が甘くなったな?

 じゃ~やっぱり・・・アレが本体って事か)



悠斗は再び柄に手を添えると、一気に不動を引き抜いた。


すると突然「ガクン」と、膝から崩れ落ち大刀を地面に突き刺し堪えた。

(なっ!ど、どうして・・・?)

「ユウトちゃんっ!」

「ユウト様っ!」

二人はそう叫び、ウンディーネは悠斗の元へ駆け寄った。

「ユウト様、今、回復を・・・パーフェクトヒール」

手をかざし、ウンディーネはパーフェクトヒールを悠斗に掛けると・・・


「パキン」と、音を立てて魔法が弾かれた。

「な、何故・・・?」

魔法が弾かれた事に動揺したウンディーネは数回繰り返すが、

全て弾かれてしまった。

注意散漫となったウンディーネは思考停止してしまう。


「危ないっ!」

悠斗の叫びが聞こえた時にはもう、ウンディーネは悠斗によって突き飛ばされていた。

そして思考が戻った時には、悠斗がデビルトロールの拳を片膝を着き、

大刀でデビルトロールの攻撃を防いでいた。

「ユウト様っ!」

「ユウトちゃんっ!」

二人は悠斗の元へ駆け寄ろうとしたが、悠斗が顔を伏せたままそれを拒否した。


「来るなっ!」


悠斗の言葉に二人は動けず、ただ・・・見守るしかなかった。

「ユウトちゃん・・・貴方・・・」


悠斗にはプロキシオンのつぶやきは聞こえなかった。

デビルトロールの力に必死に耐えながら考えていた。


(げ、原因がわからない・・・どういう事なんだ?どうして急に力が・・・?

 やばい・・・力が・・・抜けて・・・いく・・・)


デビルトロールの攻撃が単調かつ力押しで助かっていた。

(こいつ・・・やはりっ!)


悠斗はデビルトロールの攻撃に耐えながら瞬間移動を使い、

ウンディーネの元へ着地すると、ウンディーネを抱え再び瞬間移動で、

プロキシオンの元へ着地した。


「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ」

先程よりも悠斗の呼吸は荒くなっており、悠斗の視界もぼやけていた。

「ユ、ユウトちゃん、だ、大丈夫なの?貴方の体に一体何が起こっているのよ?!」

「はぁ、はぁ、ま、まじ・・・はぁ、はぁ、わ、わかんない。

 た、体力やら、はぁ、はぁ、はぁ、何もかもが・・・はぁ、はぁ・・・

 全部持って・・・はぁ、はぁ、はぁ、いかれている」


悠斗の言葉に驚愕するプロキシオンとウンディーネは、

この状況を打破する為、頭をフル回転させるがその対策は思いつかなかった。

「「・・・・・・・」」


押し黙ってしまった二人だったが・・・

「そ、そうだわ、一度鑑定してみるわっ!ウンディーネ、あいつを足止めして頂戴っ!」

「分かりました」

ウンディーネはゆっくりと向かってくるデビルトロールに水の壁を使用し、

周りを囲んでいく。

だが、デビルトロールは神水で形成されている水の壁を難なく通り抜けてきた。


「くっ!と、止められないっ!」

苦悶の表情を浮かべ対策を考えるウンディーネ。


そしてプロキシオンもまたその様子に顔をしかめながらも、

悠斗に鑑定を使用した。

「鑑定」

しかし、その鑑定ですら・・・「パキン」と、音を立てて砕け散ってしまう。

「か、鑑定すら出来ないの?!」

意識が朦朧としはじめる悠斗を見ながらも、何も出来ない自分に悔いていた。

「私達が、ユウトちゃんを守るわ」

その言葉すらほとんど聞き取れなくなっていた悠斗だったが、

薄く笑っているのを見たプロキシオンは立ち上がり、ウンディーネに声をかける。


「ウンディーネっ!私達が・・・やるわよっ!」

「・・・分かっているわ」

二人はデビルトロールに歩みだす・・・

だが二人にはもう、ほとんど戦うだけの力は残っていなかった。


(ユウト様は私が仕えるべき御方、よって・・・こんな下賤の化け物に、

 ユウト様の御霊を奪わせはしません)

ウンディーネはユウトに振り向くと片膝を着き、礼を取った。

「このウンディーネ、我が名に誓い、ユウト様に仕える事を誓います」

そう宣誓すると、立ち上がりデビルトロールに向き直った。


「あ、貴女?・・・ぷっ、あっはっはっはっ!驚いたわ♪

 人族嫌いの貴女が?嘘でしょ・・・?」

「いけませんか?」

「・・・ふふ♪い~い~えっ♪」


そしてプロキシオンもまた、ウンディーネに習い片膝を着き礼を取った。

「我が古代狼の血に誓い、ユウトちゃん・・・いえ、ユウト様の配下になる事を誓います」

片膝を着いたまま、頭を下げた。


ウンディーネとプロキシオンの姿と声がうっすらと聞こえた悠斗は、

不動に寄り掛かりながら、必死で立ち上がろうとしていた。


そんな悠斗の様子を二人は見ていた。

(ユウトちゃん、何があっても私達が貴方を守るわ♪)

プロキシオンは決意を新たにすると立ち上がりデビルトロールに向き直った。

そして二人は顔を見合わせると・・・


「私達は同じユウト様に仕える者ね?だから何があっても・・・

 此処から先には行かせないわっ!」

「はい、ユウト様には指一本たりとも・・・」


二人は視線を合わせることなく、デビルトロールに対峙すると、

「ウンディーネっ!神水系は使わないでっ!」

「分かりました」

今放てる最大の攻撃魔法を使用した。

「ニードル・ファングっ!」

プロキシオンは自分の爪を弾丸とし、デビルトロールに全10本の爪弾を放った。

だがしかし、その爪の弾丸は全弾突き刺さりはしたものの、

デビルトロールにダメージは見受けられなかった。


「プロキシオン、貴女は一体何をっ!?」

プロキシオンの攻撃に疑問を持ったウンディーネは、

そう言いながらプロキシオンを見た。

その冷たい視線を向けられたプロキシオンは、ウンディーネにウインクをして見せると・・・


「なるほど、考えましたね?いいでしょう・・・私もそれに乗ります」

薄く笑ったかのように見えたウンディーネは特殊魔法を使用した。

(ならば私は、あの黒い液体自身にダメージが行くようにせねばなりませんね?)


ウンディーネは両腕を天高く挙げると、天に黒い粒が多数出現した。

「スラッジ・レインっ!」

その言葉と同時に両腕をデビルトロールに向け振り抜くと、

天から黒い雨が弾丸となりデビルトロールに突き刺さっていく。


「ウ、ウンディーネっ!何よその魔法はっ!すっっごく臭いじゃないのよっ!」

「いいから、早くやりなさい・・・」

「わ、わかったわよ・・・もうっ!ほんとに酷い匂いなんだからっ!」

ぶつぶつ言いながらもプロキシオンは仕上げに魔法を発動させた。


右腕をデビルトロールに向け叫ぶ。

「見てなさいよっ!それにはちょ~っと、細工してあるのよね♪

 喰らいなさいっ!!ハウリング・ディトネーターっ!」

掌から超音波を放つと、その疎密波(そみつは)が爪とヘドロを高速で振動させた。

「ドゴォォォンっ!」と、轟音を立てながら爆発した。

「ギュゥァァァァァァァァ!!」


「どうよっ!」


爆発したデビルトロールの体は爆散するとそのまま木っ端微塵となった。

「細切れになったらもう再生できないわよね?」

プロキシオンの言葉にウンディーネも頷いた。

「ふぅ~・・・。もう何も出来ないわ・・・」

そう言って、プロキシオンはその場に座り込んでいた。


そしてウンディーネもまた、座り込むと、

その水で形成された体の色が、濁っていた。

「わ、私も、もう・・・」


そして這いつくばるように、二人は悠斗の元へ向かおうとすると・・・

「ギュゥゥゥ・・・ギュゥィ・・・」

デビルトロールは滅んだが、それを操っていた黒い液体はまだ生きていた。


「う、嘘でしょ・・・」

「・・・・・・こんな事って」


這いつくばりながら後ろを振り返る二人は、黒い液体が生きていた事に驚愕していた。

「ギュゥィィィ」

「不死身・・・だとでも言うのっ!?」

「いえ、よく見なさい・・・プロキシオン」


黒い液体は爆発の熱で小さくなっており、ウンディーネのヘドロの雨が毒となり、

かなりのダメージとなっているようだった。


「私のヘドロが効いているようですね」

「・・・アレって、ヘドロだったのね?」

「・・・・・」

無言になったウンディーネを他所にプロキシオンは思考した。

(・・・でも、これ以上は・・・いいえ・・・まだよ。

 必ず何か手があるはずだわ)

そうは考えても、もはや二人に打つ手は存在しなかった。

するとウンディーネがプロキシオンに提案した。


「二人の残りの力を使えば、ユウト様だけでも逃せないかしら?」

プロキシオンはその提案を笑顔を向けて答えた。

「・・・そうね?いい考えだわ♪」


じわりじわりと、回復していく黒い液体を尻目に、二人は力を合わせ始める。

「だ、だめ・・・力が足りない・・・わ・・・」

「・・・ユ、ユウト様・・・だけ・・・でも・・・」


二人が諦めかけた時、悠斗の体からスピリット達が飛び出してきた。


「あ、あなた達っ!」

飛び出したスピリット達は悠斗の前で光りを放つ。

(お、おまえ・・・たち・・・な、なにを?)

その放たれた光は、徐々に光量を増し輝いていった。


(マスター聞こえますか?私はミツチです♪)

(そしておいらは、ククノチだよ♪)

意識が朦朧とする悠斗はスピリット達の声を聞くと薄く笑った。

(お、おまえたちの・・・こえ・・・が・・・)

(しゃべらなくていいから聞いてね?)

ミツチの声が聞こえると、悠斗は黙って頷いた。

(マスター、その防具はマスターの力を吸い取って具現化しているんだ)

今度はククノチの声が悠斗の防具について説明してくれた。


すると悠斗は少し笑い・・・

(お、おまえ・・・おとこ・・・だった・・・のか?)

(そうだよ?って・・・今は黙っててよっ!)

(ははは・・お、おこら・・・れ・・・た・・・)

(もうっ!ククノチっ!話が進まないでしょっ!)

(わ、わかったよ~怒るなよミツチ~)


二人の会話が朦朧とする悠斗にとっては、何故か心地よかった。

するとミツチが話を続けた。


(マスター、その防具の外し方分からないんじゃない?もしそうなら頷くだけでいいわ)

悠斗はミツチに言われた通り頷いた。

(やっぱりな~・・・じゃ~さ、俺達ではずそうぜっ!)

(そうね、このままだとマスターが死んじゃうわ)

(魔法を弾いたのも、この防具のせいなんだぜ?)

(マスター?この防具はね?マスターの体力や魔力、

 そして神力を吸い取って具現化しているの。

 だから、この防具を装備している時間が長ければ長いほど、消耗していくの)

(そうだぜ?ただ装備しているだけで消耗していくんだ。

 それにさ、その武器は抜く度にマスターの命を削っていくんだ)


二人のスピリットは悠斗にそう説明すると、お互いに向かい合い光を再び放った。

そしてその光が悠斗を包むと、体に纏った防具がゆっくりと消え始めた。

(あ~あ~・・・これでまたマスターと話が出来なくなるな~

 折角話せて嬉しかったってのにさ~)

(仕方がないでしょ?あんた男でしょ?愚痴を言わないのっ!)

(あっ!それって男に対してもセクハラだかんな~っ!)

(ちっさい男ね~?だからあんたはずっと、ぼっちだったんじゃないのっ!

 あんたの面倒見てたのは私なのよ?わかってんの?)

(うっせーなー・・・ミツチはっ!)


徐々に防具が消えていく間、二人のスピリットは痴話喧嘩をしていた。

それを苦笑しながら聞いていた悠斗は・・・

(質問がある・・・)

((はい?))

(この装備がなくなれば、全て使えるのか?)

二人のスピリットはお互いを見合わせると笑顔で答えた。


「「うん♪使えるよっ♪」」

(マスター、装備が全部消えたら、私が教えたヒール・全を使ってね?

 そうしたら、全部回復しているからね?)

(ああ、そうするよ)

(あっ、あとさ~・・・俺たちに名前くれてありがとな?)

(俺はいい友達を持ったな)

(フフ、とっっても嬉しいわ・・・マスター♪本当にありがとね♪)


スピリット達と話をしていると、その光が弱くなり始めたと同時に、

悠斗の体に纏われていた防具と武器もその姿を消していった。

(あっ、ミツチそろそろだぜ?)

(はーい♪それじゃ~マスター・・・またね?)

(マスター・・・またな♪)

(ああ・・・また、後でな?)

((うんっ♪))

スピリット達もその光と一緒に消えていった。


そしてその輝きが失われると、悠斗はミツチとククノチに言われた通り・・・

「ヒール・全」を使用した。


悠斗は崩れ落ちた姿勢から、手を何度か握り締めると立ち上がった。

「ふぅ~・・・ミツチ、ククノチ・・・ありがとなっ!」

そうつぶやき手をかざすと、悠斗はプロキシオンとウンディーネにヒール・全を掛けた。


「二人共・・・悪かったね?」

そう言って二人に向けた笑顔は、とても爽やかな笑顔だった。

「ユウトちゃん、聞きたい事は色々とあるけど・・・後で教えてね」

「ユウト様・・・」

「ああ、後で説明するよ」


二人は悠斗の元へ駆け寄った。

「・・・もう、終わらせる」


そう言って、二人を腕で後ろへ下げると、悠斗は黒い液体を睨んだ。

その瞳は全てを見透かすように、見据えていた。。







ラウル ・・・ 悠斗君の新たな力か・・・

ミスティ ・・・ あの力・・・とてもお揃いですわね?

ラウル ・・・ ああ、どうして悠斗君にあんな力が?

ミスティ ・・・ 何者かが動いている・・・そう思えば・・・

ラウル ・・・ そうだね?ちょっと僕の方でも調べてみるよ・・・

ミスティ ・・・ 宜しくお願いします。



ってなことで、緋色火花でした。

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― 新着の感想 ―
[一言] 出現した鎧や大刀の様子やミツチとククノチたちとの会話がすごいいい盛り上がりで、100話突破記念にふさわしいお話ですね♪ 後編を楽しみにしています♪
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