表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
俺とアイツの恋愛殺人  作者: 恋☆々
俺と彼女の出逢い編
24/28

case7俺と水姫VS珍獣達(笑)

先日の殺人事件以来うちには橋姫さんが住み着いた


”私実はね今家がないの・・・ここに住むわ!”と言って本当に住み着いた


なので俺の家は座敷わらしと水神(女神)が同居というカオスな状況である

そこら辺の神社よりも物騒だ;;


俺は暫くなかったとある事を忘れていた

そんなとある休日の日に事件は起きた

ピンポーンとチャイムがなり彼女がドアを開けると・・黒スーツを着た厳つい男が居た

そしてその後ろからは派手な女が現れた

ああ・・・この感じ久しぶりだなぁ


「ちょっとアンタ!アンタがあの女の弟ね!

 私の彼を奪った泥棒猫の弟・・・・

 私と彼は婚約者なのよ!アンタから姉に言いなさいよね

 彼を私に返すように言うのよ!」とのっけからワケわからんいちゃもんをつけられた


”ねぇ?この女何?勝手に人の家に上がり込んできて・・・何様なのかしら”


「うるさいわね。ブスは黙ってなさいよ」


”私が・・・・ブス?”


水姫みずきは綺麗だよ。ブスじゃない」


”そうよね!ダーリン、愛してるわっ”と俺の所にやって来た


要らんことを言わないでくれと内心思いながら俺は珊瑚も呼んだ

水姫こと橋姫さんは人一倍嫉妬心が強いオチャメな女神様だ


「珊瑚もこっちにおいで」


”う・・・うん?”と眼を擦りながら俺の膝の上に乗った


「ちょっと!私の話し理解してるのかしら!」


はぁ・・朝からキーキー五月蝿い

なんというか猿のようにキーキー騒いでいる様子に正直げんなりである


「アンタら人様の家に土足で入ってこないでくれますか?

 それと家主である俺は一言もどうぞとはいっていない、つまりアンタらは不法侵入

 そんでもって姉が泥棒猫とか言ってますが事実は違いますよね?

 俺は秀爾さんから直接姉と付き合ってるときいてますが?」


女の目の色が変わりイライラしはじめて


「はぁ?秀爾さんがそんな事いうはずないわ!嘘つかないでよッ!

 流石あの女の弟ねッ!嘘つきで嫌なヤツ!」


「俺の事はどう言おうといいけどさ、人の姉を悪くいうなよな

 それと不法侵入なんで帰ってくれません?警察呼びますよ」


と言うと


「警察?呼べば?

 私のパパは警察の上の人と仲がとってもいいのよ

 だから呼んでも無駄よ!」ととんでもないことを口走り始めたのだ


パパ?本当の?それとも違う意味のか?

この際どっちでもいいけどさ、正直面倒くさい


「そうですか。じゃあ遠慮なく・・・」

「ちょっと!何かけようとしてんのよッ!」


バシッと叩かれた俺のスマホは壁にぶつかり女の足元に転がるとバキィと踏まれて壊れた


「はぁ・・・それ俺の仕事用の携帯なんですけどね・・・どうしてくれるんですかね?

 弁償じゃすまないですよ

 あ~あ・・仕事用の携帯なのに」


俺の仕事用のスマホの中身は捜査で培ってきた人脈が詰め込まれた物でお金には変えられない財産だ

まぁ、バックアップはとってあるけどね、そういう問題じゃないよ


「フフフフ・・ざまぁみなさい!どうせろくな連絡先なんて入ってないんでしょ?

 弁償?どうせたいした金額じゃないんでしょ?」


そんな言葉に俺も少し頭にきた


「そうですかね~アンタのしてることって立派な器物破損ですよ?犯罪です

 それにそのスマホに価値つけたら多分とんでもない値段だと思いますけど・・」


はったりではないと、俺はそう思う

今までなんの因果か妙な縁がどんどんふえているので、一公務員では気づけないであろう謎の人脈だ

おれのスマホの中には有名な神社の連絡先やそれから国の重要人物への連絡先が入って居たのだから

価値は相当高いだろう


「は?アンタのスマホなんてどうせ友人と姉の連絡先くらいなんでしょ?

 何が価値があるよッ!嘘いわないでよねッ!」

麗香れいか様そろそろお時間が・・・・」

「わかったわ!

 とにかく姉に早く身の程を弁えるように言いなさいね!わかったかしら!」とドヤ顔で去って言った


言いたいことだけ言って去っていったよ

ってか・・・・なんだったんだ?

意味がわからな過ぎる・・・


”ちょっと何よあの女!腹立つわね・・・・塩巻いておこっと♪”

”僕ちょっとお部屋に行ってくるね”


と各々が何かを始めた

俺はと言うととりあえず現在の惨状をデジカメで撮影して現場保存

それから密かに録音しておいた物を用意すると固定電話で署に堂々と連絡を入れた


「あっ!もしもし、お疲れさまです。森です

 すみません・・今朝うちに不法侵入されまして・・・」と事情を説明した


暫くすると林と三井さんが俺の自宅に、来てくれたのだ

神社の事件の時は結局事後報告になってしまった上に色々と動いて貰った二人だ


「これはまた・・・酷いですね」

「うわ・・・携帯の液晶粉々ですね・・・」

「だろ?とりあえず被害届だすんで現場検証とそれから手続き頼みます」


俺は正式な手順をおって被害届を提出したのだ

勿論録音した音声とそれからあの女達の特徴を伝えて似顔絵の作成もした

それから俺の姉の婚約者の関係者と言うことも伝えて終了した

指紋やら靴跡やら証拠は沢山あったのですぐに身元は割れるだろう


「ご苦労様」と三井さんと林を見送った


そして俺はスマホに入って居たメモリーカードを見てスマホ買いにいかなくちゃなと思った


そんな時玄関から「すみませーん。茨城酒造です!」と声がした

ん?茨城酒造???

俺は何も注文していないんだが・・・・


「どうぞー中に入ってください!」


お邪魔しますと中に入ってきたのだが・・・・

何やら着物を着た美丈夫とその部下らしき男が数名入ってきた


「お初にお目に掛かります

 私は茨城酒造の社長をしております。茨城紫鬼いばらぎしきと申します」

「ご丁寧にどうも・・森です

 すみません。ちょっと色々ありましてこちらへどうぞ」と散らかっていない畳の部屋に呼んだ


「あの・・何かあったのでしょうか?」

「ちょっと前に不法侵入されまして・・先程まで警察が来てました」

「それはそれは大変でしたね

 あの・・先日は色々とありがとうございました

 本日はそのお礼に上がりました」


「ん?俺何か特別な事しましたっけ???」

「ええ・・・貴方にはとても良くしていただきました」

「は・・はぁ・・・」


俺は正直よくわからなくて首を傾げた

すると彼はクスクス笑い


「貴方は本当に不思議な方ですね

 ご自分がとても凄い事をなさったのに自覚がないのですね

 なんと無欲でそして面白い方でしょう」

「そうですか?ありがとうございます?」


「先日私どもに事件のお詫びと言うことでとてもいい湧き水をご紹介くださいました

 その湧き水は本当に神気に満ち溢れ御神酒を作るのに重宝いたしました

 それにあなた様のご注文で作ることになった管狐の為の御神酒のレシピも値段のつけようがないほど貴重な物です

 それを無償で教えてくださるなど懐の深い

 最後はもう、感謝してもしきれないほどの素晴らしい事をしてくださいました

 私は本当に感激しました

 それでですね・・・今後私の会社及び系列会社すべてにおいて森様のご利用は無料とさせていただきます

 それとこれはうちの自慢のお酒です。どうぞお受け取りください

 あなたのお陰でうちの会社に座敷わらし様が来てくださりこの先も安泰です!」


と嬉しそうに語る茨木さん


「あの・・・本当にいいんですか?そんなに大した事してないのに」

「フフフフ・・本当に貴方は面白い人だ!これからも是非仲良くしてくださいね

 何かお願い事や望みはおありですか?」


俺はそう聞かれて


「あの・・・実は来月姉の誕生日なんです

 それと姉は婚約したのでそのプレゼントに何か美味しいお酒を送りたいですね

 出きればポストカードと花束と一緒に会社に届けてください

 花束の代金は俺払うんで」


「そんな事でいいのですか?」


「はい。よろしくお願いします」


「本当に欲のない方だ

 でしたらおまけに私の知り合いの神社のお守りもお付けしましょう

 縁結びのお守りと厄よけのお守りも私からのプレゼントということで」

「いいんですか!?じゃあよろしくお願いします!」


思わぬ出来事に俺は少し嬉しくなった


「後個人的に気になったのですが・・・どなたがこんなことを?」


俺が事情を説明すると


「麗香さん・・・ねぇ・・」

「知ってるんですか?」

「ええ・・多分」

「そうですか」

「それでは私はこれで失礼します。また是非お話いたしましょうね」

「すみません。なんのお構いも出来なくて」

「いえいえ・・失礼します」


茨木さんは沢山のお酒を俺の家に置いていってくれた

律儀な人だよなぁ~

俺はスマホを手に入れるべく部屋にいる二人を呼んで買い物に出掛けることにした

水姫は先日買った花柄のワンピースを身に纏ってとても可愛い

それからお揃いで何故か珊瑚も花柄のワンピースを着ていた

珊瑚は男の子だけども可愛いので許す

部屋を掃除した後、俺は二人と一緒に買い物に出掛けた



「あの森という男面白いですね」

「そうですね」

「あの方を敵にまわすなど・・・私は恐ろしいくてできませんね

 何せ、色んな方の加護を受けた人の恨みを買うなど・・・自殺行為ですから

 麗香という女・・・私の想像が正しければあの腹立たしい男の娘でしょうね」


そう私には心当たりがあるのだ

麗香という女の父親がうちの酒造にパーティでの酒を注文してきたのだが

その量や名がらに対する注文を受けてその品を届けたのだが・・散々文句を言われて値切られたのだ

というか正しくは難癖をつけて殆ど支払わなかったのだ

最悪の客だ・・・・しかし、これで今後はうちの会社や系列店舗への利用禁止の口実ができた

本当に森様のお陰で私の会社は幸運に恵まれました

さて・・・帰ったらすぐに森様のお姉さまに送るお酒を用意しなくてはいけませんね!

と茨城は車内で楽しそうにしていた



その頃俺はというと

携帯会社に行き新しいスマホを契約した

幸いデータはSDカードにいれていた為なんとかなったが

今回のこの余計な出費に関してはあの女に請求するか・・・

それに契約するときに色々聞かれて面倒だったし、ついでに慰謝料も上乗せしてやるか

契約が終わると三人で久しぶりに買い物をした


途中で水姫が俺を下着販売店に連れ込んで”どれがいいかしら?”と聞いたときは流石に戸惑った

まぁ俺よりも定員さんの方がビックリしてたけどな


「こっちより、こっちの色の方が俺は好きだな」


”じゃあこの色にするわ♪”


何組か下着を買うと今度は珊瑚とお揃いで服を買っていた

そんな時に後ろから声がかかった


「あれ?もしかして誠一?」

後ろを振り返ると男と一緒にいる俺の元彼女の沙紀さきがいた


「何?誰?」と男が言うと「ああ・・・元彼」

「へぇ~・・・こいつがねぇ・・・」とジロジロと値踏みされた

「ねぇ・・・アンタ彼女いないでしょ?

 アンタは彼女より仕事大事な人間だもんね?」

「マジで・・・最悪じゃん」

「そうなのよ・・しかも公務員だよ・・・

 それに比べてりゅう君は社長だもんね!

 かっこいいし、私にも沢山優しいしプレゼントもしてくれるもの

 どこかの誰かさんとは大違いね」


俺はよくわからんいちゃもんを聞き流しながらタバコを吹かした

この女、相変わらずだな

この沙紀という俺の元彼女はワガママで金使いの荒い女だった

俺が刑事で仕事も忙しく会えないことを理由に裏で浮気したり金を使い込んだりと散々な目にあったのだ

未練なんてものは微塵もないな


「で?」


「はぁ?で?じゃないわよ

 アンタって相変わらず最悪な男ね」


そりゃどーも

相変わらず五月蝿い女だな

沙紀は仕事の合間に何かと同じ質問をしてくるのだ

俺は仕事上時間が不規則だし

それに人の生死に関わる重要な仕事だ


なのに毎回”仕事と私どっちが大事なの!”と騒ぎだす

そして俺は毎回”どっちもだ。それに比べられない物同士比べてどうすんだよ”と答えていた


そんな俺が仕事に出ている間に俺の金を使い浮気していたようなクズだ


めんどくせぇな・・・と思っていると


”ダーリン!お待たせ♪”と水姫が抱きついてきた

”お父さん!ただいま♪”


「なっ!アンタ誰よ!」


”あら?あなたこそ誰よ”


「私?私はこいつの元彼女よ

 今はこんなブスと付き合ってるの?」


いやいや・・・・お前・・・

横見てみろ!お前の彼氏こっちガン見してるぞ

それにブスって・・・


「は?お前なに言ってんだ?鏡見てから言えよな・・」と俺は呟いていた


「ふざけないで!この女より私の方が可愛いに決まってるじゃない!

 目おかしいんじゃないの!」


「いやいや・・・お前。マジで鏡見てから言えよ

 俺の水姫はお前より性格もいいし、美人に決まってるだろ」


”いやん♪ダーリンってば素敵☆”


「アンタなんかより隆くんの方が素敵だもの

 あの周防財閥の御曹司なんだからね!」


なぜお前がドヤ顔をする?

それと御曹司だからなんだ?


「へぇ~そりゃよかったな

 お前の好きな金持ちでイケメンで」フー・・とタバコを吹かす


「アンタなんてただの公務員だものねぇ・・・隆くんの足元にも及ばないわ」


何が?

公務員のどこが悪いんだよ

安定した収入もあるし立派な職業じゃんか


「そうですね

 あのさ、俺もういっていいか?

 久しぶりの非番なんで水姫と珊瑚と買い物してぇんだわ」


「お前、沙紀に対してその態度はねぇんじゃねぇのかっ!」と殴ってきたので

”隆くんやっちゃえ!”と沙紀がヤジを飛ばすが・・・


俺はその腕を掴んでそのまま地面に転がした


「ちょっと!何すんのよ!最低っ!」


待て待て、俺はなにも悪くねぇよ

俺正当防衛だからね?


”ねぇ?この女馬鹿なのかしら?どう見てもダーリンが被害者じゃないの”

沙紀がヒステリックに叫んだせいで野次馬が出来つつある


男も大袈裟に「痛てぇ・・・骨折れてるかも」と言う

折れてるわけねぇだろうが


「隆くん大丈夫?最低!慰謝料払いなさいよ!」と今度は茶番劇の上金を要求してきた

わざと大袈裟に腕を押さえて、そのうえ沙紀が大丈夫と大袈裟に支える


”何々?喧嘩?”

”やだ・・・怪我させたの?”

その声を聞いて自分の味方を得たことでさらに拍車がかかる


「隆くんに怪我させるなんて最低よ!彼社長なのよ!何かあったらどうするのよッ!」

”えー・・社長なの!”

”ちょ・・かっこいいじゃん!”


フフフフ・・・ほらほら皆私の味方よ!ざまぁみろ!

なに勝ち誇った顔してんだか・・


「で?俺は素人相手に怪我させるほど馬鹿じゃねぇよ?

 怪我したってんなら今から病院でも行くか?」


「は?アンタの車なんて乗ったら何処に連れてかれるかわからないわ!」


”え・・あの人何?ヤクザとか?”

”女の人もケバいしね~・・愛人?”


ケバい?誰が?

俺は水姫を見るがケバくない・・寧ろ綺麗


「ん?それどういう意味だ?」

「アンタなんて隆くんの足元にも及ばないんだから!それに・・・警察呼ぶ!」


警察呼ぶ?

あ?そういえばこいつ俺のちゃんとした職業しらねぇのか


「呼べば?」

「何よ・・・余裕でいられるのなんて今のうちなんだからね!」


彼女警察を呼ぼうとしたその時・・・・


「隆?それに沙紀さん?こんな所で何をしているんだい?」

「お兄さん!この男が隆さんに暴力を振るってきて怪我したの」と涙目で男にすがった


男は俺を見てそれから目の前の弟?を見た

うわ~・・・まさかの第三者乱入?しかもめんどくさそうなの来たよ

俺は二本目の煙草に火をつけた


「君かね?俺の弟を怪我させたのは?」と聞いてきたので

「いえ?正当防衛です。彼が先に殴ってきたので、腕掴んで床に転がしました」


「そうは言ってるがね・・・弟は怪我してるみたいじゃないか!」

「そうですか?」


「お兄さん警察呼びましょうよ・・・」

「そうだな」


沙紀はニヤリと勝ち誇ったような笑みを浮かべたが


「ちょっと・・さとしくん。急に消えないでくれ」

「すみません。秋水さん

 弟が彼に怪我をさせられたようでね」


あれ?今秋水さんって聞こえたような・・・

まさか


「あれ?森くん?」

「秋水さんですよね?」

「秋水さん?彼と・・・知り合いなんですか?」

「ああ、そうだね

 ねぇ、場所を変えないかい?」


「ダメよ。きっと私たちを丸め込む気だわ!」

「おやおや・・・随分物騒だね

 そんな事はしないよ

 とりあえずここは通路だろ、他のお客に迷惑だ」

「ですね

秋水さんの言う通りだと思いま~す」


俺もそう思うわ


”そうよ!ここは邪魔だわ・・カフェとかで話会えばいいじゃない

ようは人目のつく所ならいいんでしょ?あそこは?”と一軒のカフェを指差した


「そうだね。あそこなら人目につくし安全だろ?」

「わかった」

「お兄さん!」

「沙紀・・ここは確かに邪魔になる」

俺達はカフェへ移動した



席について飲み物と珊瑚と水姫にパフェを注文すると


「それにしても森くんは随分とたくましくなったね!

 息子二人から話は聞いてたけど・・・流石だよ。君はなかなかいい男だ」

「ありがとうございます。でも俺の方がいつも二人に助けて貰ってます」

「そんな事はないんじゃないかい?」


俺達が楽しく話していると


「秋水さん。貴方はこの男と知り合いなのか?」

「そうだよ。彼は森くんといってね。息子の同僚だよ

 で?さっきの騒ぎはなんだったんだい?

 彼が君の息子を傷つけるとは思えないよ 

 何か原因があるんだろう?」


すると沙紀が


「あの男が私の彼を地面に叩きつけて怪我させたんです

 彼が私を侮辱したので彼が怒ってそれからその男が・・・手を出してきたんです!」


「ふぅん。で?」


「で?ってどういう意味ですか?」


「そのまんまの意味だよ

 彼がなんの意味もなく暴力はしないって知ってるからね

 で?本当の所はって意味だよ?」とにこっと笑った


来たパフェを食べていた二人が話し出した


”それがね、彼女が先に私のダーリンと私を侮辱したのよね~

私はブスって言われたし、ダーリンは仕事ばっかりで付き合ってた時に酷くされたとかなんとか?

でも実際は彼女が仕事中に浮気してたみたいよ”


”僕も聞いた~その女の人が僕のお父さんの昔の恋人?だって”

”ねー

しかも”仕事と私どっちが大事なの”とか聞いてたらしいわよ

それでダーリンが”どっちも大事で比べられない”って言ったのに腹立てて浮気したんでしょ?

どっちが最低なのかしらね?

それでそんな話と私達を罵倒して・・・ダーリンが興味無さそうにしてたらそこの男が殴りかかって来たの”


ビシッとスプーンを男に向けた


”だからダーリンは身を守るために彼を床に転がしただけよ

ね?ダーリン”とウィンクをした


「へぇ・・・それでああなったと」


”そうそう。あと警察呼ぼうとしてたわ”


「警察ねぇ・・・それはそれは」

「だって・・暴行されたのよ。警察呼んでもいいじゃない!」

「確かに・・それに弟が暴行を受けたかもしれないだろ?」


男は小声で”そうだよ・・腕痛てぇ・・・”と言う


「そうかな?

 だって彼、君達が呼ぼうとしてた”警察”だよ?

 そんな彼が暴行とかどう考えてもおかしくないかい?」

「警察?は?彼はただの公務員でしょ?」


「そうそう

 警察官も立派な”公務員”でしょ?」


沙紀は俺をキッ!と睨んで「私を騙してたのねッ!」と叫んだ


「騙してないだろ?刑事も立派な公務員だ

 それにお前付き合ってた時に俺の話興味ないって言ってじゃんか」

「しかも刑事だったなんて・・・」


「そもそもそこの彼女は何なの?」


「俺の”元彼女”ですよ」

「え?なにそれ・・・じゃあ彼女は元恋人の君に声かけてきた上に因縁つけてきたの?」


「そうですね・・・」


「沙紀がそんな事するわけないだろう!秋水さんもこんな男と付き合ってるのかい?」

「おやおや、それは聞き捨てならないね

 いくら君でも事と次第によってはお付き合いを考える事にしようかな」


秋水さんの瞳がすぅ~・・っと細くなり、冷気が漏れてきた

俺は目の前の聡さんだっけ?この男の発言が嫌いだ


「アンタはさ、そこの沙紀がいい子だとおもってんだろ?

 その女が過去に何をしたのかしってんのか?」

「どういう事だ?」


「その女は過去に俺が仕事で忙しくしているときに俺の家に男を連れ込むわ

 俺の家の金目のものは盗むわ、俺の金で豪遊するわ、最悪だった

 俺は・・なそれでも被害届を出さなかったんだぞ

 少しは感謝しろっての」

「うわ・・・・それ何処の悪女?」


”それ本当なの?フフフフ・・・私のダーリンになんて事してるのかしら”

”お姉さん悪い人なんだね・・・(呪っちゃおうかな?)”


「沙紀がしたって言う証拠はあんのか!?あぁ?」

「あぁ?って君はチンピラか?」


俺は秋水さんのスマホに証拠を送りつける


「これは・・・・・君、最低だね」


スマホには沙紀が俺のベッドでナニを浮気相手としてる写真とそれから動画を添付した


「・・・・・・・・・・これはもう何も言えなくなるね

 ねぇ、これ以上森くんに難癖つけるなら私にも考えがあるよ」と笑顔で凄んでいる秋水さん

「証拠があるなんて嘘よ。お兄さん・・・助けて」

「沙紀は私の可愛い妹になるんだよ。助けてあげるよ」


あ・・・これはもう

俺はと言うとピンと来てしまったのだ


「なぁ・・アンタ。聡さんだっけ?アンタも沙紀とできてんだろ?

 なにお前今度は兄弟同時に手玉に取ってるとか最悪だな」


ふう~と煙草を吸い煙を吐いた後

俺の放った特大の爆弾に皆の目が驚いて開いている(笑)


「っ!は?何言ってんの!」

「そ・・そうだ!何をいってんだ」


「どもったり同様してる時点で確定しちゃったんじゃないか?

 俺刑事だから、そういうの目敏いんだよね」


”あら・・・本当ね~赤い糸が二股・・いえ三股かしら?

あなた三人の男性と交際してるなんて・・とんだあばずれね~”


そう言うと何も無い空間で指をピンっと弾いた

俺や秋水さんにはもちろん見えているのだ

あやとりの箒のように広がっている赤い糸がね


「本当だね

 君にも赤い糸が繋がってるね」

「赤い糸?そんなものなん・・・・てッ!」


”しょうがないからアナタ達にも見えるようにしてあげたわ

ほら・・これが赤い糸よ


アナタと彼ら二人に繋がってるわよ

あと一本は近くに居ないみたいだわ・・・残念”


「お前・・・まさか兄貴とも・・・?」

「ち・・違うわっ!」

「そうだ・・違うぞ」


”ウフフフフ・・・家族で揉め出したわよ

人間ってやっぱり面白いわね”


「そうですね・・実に醜いですね

 それにそろそろ飽きてきましたね・・・

 森くんはやっぱり面白い。今度是非うちに遊びにおいで」


会話をしている間にも揉めているのだ

突然降って沸いた話に彼らは修羅場中・・・・ざまぁ


”お前俺と兄貴二股かよッ!”

”違うわッ!お兄さんはお兄さんよッ”

””そうだぞ。沙紀は妹だ”


まだやってんのか?

その時何かが起きたようで一瞬静まり返った・・・

あ?ああ・・・赤い糸が消えたのか

三人ともこっちをザッと向いた

怖っ!


”うわっ・・なんか気持ち悪い”と珊瑚


「ぷ・・・なんだろうね。なんかの動物見たいだね」

「ああ・・・わかる気がする。このザッ・・て感じがだろ?」


「そうそう!」

「アンタ達馬鹿にしてッ!」


”あら?ぜ~んぶ本当の事じゃないの♪

ね~ぇ・・・アナタ達って凄~く怖いもの知らずなのね~”

”お母さん・・・これはね。無知っていうんだよ”

「そうだね。彼らは知らないから私達に罵倒が出来るんだよね」


そう言うとスゥー・・・と周囲の空気が冷えて行く

そこには身体中に沢山の目をつけて手からわらわらと蜘蛛を出す秋水さんと

人間の頭蓋骨をもって微笑む美少年

それからその後ろには鬼の角が映えた白い肌に長い爪の美女が笑っている


「「「ぎゃぁぁぁぁー!!」」」


と三人が叫んだ

うっせー・・・・・・

俺はそんな様子を見ているとテーブルの上では俺の視線に気がついた蜘蛛達が踊ってる

足を器用に使ってるやつやくるくる回ってるやつ

お!芸達者じゃん!


お前ら器用だな・・・よし!ごほうびをやろう

俺は買い物袋からクッキーを出して砕いてあげた

めっちゃよろこんでる!以外と・・可愛いとほのぼのしていた

しばらくすると蜘蛛達はクッキーを持って秋水さんの中へ消えていった


「おやおやどうかしたのかな?」


”行きなり叫んでどうしたのかしら?変な人達ね”

”ねぇねぇ・・僕お家に帰りたい”


「そうだな、帰るか」

「ちょっと!!なんで?なんでアンタは平気なのよ!」


「何がだ?」


「なにがって・・・!こいつら、人間じゃねぇじゃん!」

「秋水くん・・君は・・・」


「なんの話でしょうね?森くん」

「さぁ?悪い夢でもみたんじゃないのか?」


「ちょっと・・・待ちなさ・・・ひっ!?」

俺達は帰ろうと席を立つと懲りてないのか沙紀が声をかけてきたが


”あらあらまだ懲りてないの?次は・・・どうしようかしら?”

「ひっ・・!?」

その後は流石におとなしくなったようだ

ここは秋水さんが「今日は色々面白かったし、蜘蛛達が喜んでたのでね。ここは私のおごりだ」とウィンクをした

俺は遠慮なく「ごちそうさまです」と言って秋水さんと別れた


俺達は仲良く三人で手を繋いで歩き車に乗り込んだ

”見た?あのおじさん達の顔!凄く面白かった”とクスクス笑う珊瑚


実は座敷わらしっていたずら好きで有名らしい


”そうね~ひっ!?ですって~!ダーリンあんな女に付き纏われて可愛そうだったわ~(呪おうかしら?)”

二人は後部座席に座って何やらクスクス笑って楽しそうだ


”ねぇ・・あの男社長なんでしょ?呪っちゃう?加護無くしちゃう?”

”それいいかも!もし座敷わらしが住んでたらいろいろ教えてあげようっと♪”

”それいいわね!私も水絡みのお仕事衰退させてやろうかしら?それとも良縁をきっちゃう?”

”それがいいよ!お仕事の良縁を切っちゃえ!”

””そうしましょう!””


俺の知らないところで大変物騒な会議が行われているとは知らない俺は呑気に


「買えったら夕飯何にしようか?」などと聞いていた


””今日はね。お赤飯!””

「なんで?」

””秘密~!””


この日の夕飯が赤飯になった理由はと言うとだ

俺が元カノとの縁がきっぱり無くなった(水姫さんが切った)お祝いと

それから



例の男どもの会社への復讐(呪いだよ☆)が完了したお祝いだったらしい

実際に諏訪財閥にはここ最近不運続きらしく大変なようだ

酒や水に関する事業やそれからご実家が何やら大変らしいよ☆との事

ご愁傷さま


と言うわけで俺の災難はさって行った訳だけど

今度はねぇさんに例の女の災難が降りかかるとは・・・・


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ