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序章
私にはずっと好きで大好きな人がいる。
その人とは、多分いやきっと一生付き合えないと思ってる。次元が違うから。あの人が住んでる世界は、私が住んでる世界とは違ってとてもキラキラしてるから…私には手が届かない。そんな私が頑張って告白出来るかの話であるような、ないような物語である。
私が彼を知ったのは、高校2年生のクラス替えの時だった。やけに目立つ人がいると思って、友達と見に行ったのを今でも覚えてる。
その人は、周りにたくさん人がいる人で誰にでも優しくて、私みたいな暗めの女子にでも気さくに話しかけてくれる人だった。