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90話 目覚め

今後のことを考える。

顔を洗いながら鏡に映る自分を見つめる。心なしか話をする前よりすっきりした顔をしているように感じる。葉君に俺の思っている不安を知ってもらえたのはよかった。葉君にも伝えたが、何かにぶつかった時に逃げだしてしまわないか心配だけどやってみるしかない。今回は一人じゃなくて二人だから大丈夫かもしれない。


「大、葉きゅんに手を出してないだろうな?」


奏が持ってきたタオルを受け取り顔を拭きながら出していないから大丈夫と伝える。正直危ない場面はあったのだが。慣れたから安心するのが危険だと再認識させられた。


「変な意味じゃないんだけど、何だか葉君可愛くなってないか?正直少し危ない瞬間があったんだけど」


「どう聞いても変な意味にしか聞こえないけど、葉きゅんは私の夫なんだから手を出すなよ。ただ大の言う通り最近可愛くなってる・・・・・・・」


奏自体も思うことがあるようだ。


「話しは終わったのか?だいぶすっきりした顔をしているけど」


「おかげさまで。葉君と頑張ってみるよ」


奏にそう伝えてリビングに戻る。リビングでは三人分の朝御飯が用意されている。葉君に感謝をしてご飯を食べ始める。相変わらず美味しくて空っぽの胃袋に入っていく幸せを感じながらご飯を味わう。


ご飯を食べ終えると二人は帰って行った。物件のことで一度山田さんと話した方がいいだろう。山田さんに連絡を入れると明日なら大丈夫ということだったので今日は久しぶりに惰眠を貪ろうとした時だった、携帯にメールが届く。眠ろうとした気持ちを邪魔されて少し苛立ったが届いたメールの内容を確認する。


『ホブマ師匠へ。作っていた服が完成したのでいつでもいいので取りに来てください』


李音君の言っていたキャラクターの服が出来上がったようだ。いまいちどんなキャラクターかは分かっていないが、計さんがせっかく作ってくれたのだから取りにいかないわけないはいかない。山田さんとの約束が午後からだから明日の午前中にお店に行くことにしよう。申し訳ないけどもう眠さの限界が近づいている。リビングのソファーに横になるといつの間にか目の前が暗くなる。葉君は今夜も来てくれるだろうか。そんなことを思いながら深い睡眠の世界へと入っていった。


ゆっくりのんびり更新します。

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