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65話 経過日誌(山田side)

不動産屋に勤める山田さんのある一日。

「山田さんお疲れさまです。どうですか、飲みに行きませんか? 」


「すみません、今日は少しやりたいことがありまして。よろしければまた今度誘ってください」


同僚に挨拶してパソコンのモニターに目を戻す。仕事自体は既に昼頃完了させていましたが、上司から任された仕事が中々の量ですね。今日は金曜日ですからね、予想はしていましたがこうも予想通りだと逆に感心しますね。課長はいつものゴルフですかね、私はしたことはありませんが中々難しそうで趣味でするには大変だと思いますが趣味は人それぞれですから。


普通であれば明日の朝までかかると思われる仕事を24時を回る前に片付ける。


ふぅ、これで朝まで時間ができましたね。珈琲メーカーのスイッチを入れて珈琲をつくり飲む。味にこだわりは全く無い。飲んだからといって何か変わるわけではない、周りに合わす為に飲んでいたら癖になってしまったといった方が良いでしょうか。


モニターの個人フォルダーをクリックしてファイルを開く。大石さんと工藤さんで五人目ですか。どうせまた契約を破る可能性が高い。人間が欲を抑えられるわけがない、その証拠に四人目の契約が破られるまで1年も経過していない、むしろ四人目の近藤さん以外は半年も持ちませんでしたからね。まぁ、その近藤さんもあちらの世界に居るのですが。ただ何故か今回の二人には少し期待している。まず二人というのがいい。どちらかが暴走しても抑えられる可能性がある。それに工藤さんの方は少し心配ですが、大石さんに心配はない。あれだけ物事に対して無気力な人もいない。一緒に異世界に行ってあれだけ異世界に興味を示さない人もいませんでしたから。



それに五人目がだめであれば六人目を見つければいいだけです。簡単なことです。


今後の事も考えて経過報告に目を通す。


ルールは簡単だ。


1 異世界のものを持ち出さない。


2 異世界のものを悪意を持って傷つけない。


3 異世界に一週間以上居てはいけない。


4 関係者以外を異世界に連れていかない。



そう難しくはない。難しくはないんです。


まぁ・・・・・・普通の人間には難しいですかねぇ。


ゆっくりのんびり更新します。

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