27話 興奮した2人から話しを聞いています
ホブマ師匠という聞いたことのない名前がなんなのか確認することにした。
興奮する2人を落ち着かせるように声をかけて、しばらくして、やっと落ち着いてからホブマ師匠の話しを聞くことができた。あるアニメに出てくるキャラクターらしい。可愛いキャラクターばかり出てくる中に1人だけ出てくる濃いキャラクターらしいが、頑固一徹の男らしいキャラが何故か一部のファンに受けているらしい。どうやらそのキャラクターにもの凄く似ているらしい。家に帰ったら葉君にメールして聞いてみよう。
「ホブマ師匠、測定していいか?覆面だけじゃなくて戦闘服も作りたいんだけど?」
計さんが喰い気味に綺麗な顔を近づけて聞いてくる。自分が綺麗だと気がついてほしい。
「落ち着いてください」
肩に手を置き離れさせる。
「なぁ頼むよホブマ師匠、久しぶりに作成意欲を刺激する相手に出会えたんだから」
じたばたと動いて少しでも力を抜こうものなら突進してきそうな勢いだった。断るのも難しそうなので承諾することにした。
「うん、さすがホブマ師匠。男らしい!!」
そういうと計さんが前から抱きついてくる。
えっ・・・・・・何だ・・・・・・・・・・どういうことだ?
「ふふっ、お姉ちゃんはそうやって測定するんだよぉ。ドキドキしますかぁ?」
李音君が困った様子を楽しそうに見て小悪魔のように笑っている。計さんは着痩せするタイプなんだなって・・・そうじゃないだろ!!!と思っていると今度は後ろから抱きしめられる。
背中にふくよかな・・・・・感触が・・・・いかんいかん・・・・落ち着け落ち着け・・・・スクワットをして落ち着こうにも、抱きつかれたままでスクワットしようものならどんな刺激になるだろうと想像しただけて恐ろしく、ただ計さんの測定が終わるのを待つことにした。
「うんうん、なるほどなるほど、じゃあホブマ師匠、脱いで」
なんの躊躇もなくとんでもないことを言う。
「えっ・・・・と・・・・脱ぐ必要は無いかと」
「えっ、脱がない必要の方が無いでしょ?私が脱がそうか?」
くっ、とんでもないなこの人は。拒否しても無理だろうし、計さんが脱いでくれたら脱ぐと言ったら本当に脱ぎそうな勢いにかなり戸惑う。
「上着だけでいいですよね?」
「もちろん」
安心してほっと息を吐く。
「ふふっ、お兄さん、どれだけ脱ぐつもりだったんですかぁ?」
李音君がにやにやするのを気にしないようにして上着に手をかける。あまり人に見せられる体ではないのだが脱がないと終われそうになかったのでジャージの上着を脱ぎ、2人にシャツ姿の上半身を晒す。
ゆっくりのんびり更新します。




