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19話 帰り道

帰る時にずっと聞き慣れない言葉の事を思い返している。

葉君が様々な表情で今日あった事を話しているのを、上の空で聞きながら電車に揺られている。情けないことに、ずっとこんな感じになっている。財布に入れていた名刺を取り出しあの言葉を思い出す。


異世界(・・・)』『契約者(かんりしゃ)


何度も頭の中を2つの言葉がリピートする。葉君と見ていたアニメでそんなことを言っていた気がする。よく分からない、だいたいそんな冗談を言って何になるというのだろうか?


「大兄、大兄、もぅ降りるよ」


手を引かれて電車から降りる。情けないどちらが年上か分からない。葉君は当たり前のように俺の家に来ていた。ぼーっとしている俺が心配だからだと言っていた。前回のようになってもいけないと思い、奏にはメールしておいた。


「葉君、今日の話しどう思う?」


「うーん、普通に考えたら冗談だとは思うけど、何だかあの人不思議な雰囲気があるから」


葉君も俺同様に不思議に感じていたみたいだが、物件は気にいっていた。確かにあの物件なら問題は無さそうなのだが・・・・


「大兄、今日は疲れたと思うからご飯を食べて休んだほうがいいよ。明日は僕も休みだし話しは明日でもいいし」


「今日は泊まっていく気かい?また奏が怒らないか心配だけど」


「奏ちゃんなら大丈夫だよ♪」


大丈夫じゃないから心配しているわけだが・・・・


その心配を全く気にせず可愛いエプロンをつけて料理を作っている。もしかしたら俺よりこの家で料理しているんじゃないだろうか。


運ばれてきた料理を食べながら今度の話をする事にした。






ゆっくりのんびり更新します。

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