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17話 着信履歴を見てぞっとしています。

かなりの着信履歴があるのを確認して、電話をかけることにした。怒ってるよな・・・・

携帯に表示される携帯の履歴をみて頭が混乱する。葉君との待ち合わせの時間から、30分程過ぎているのだが着信履歴が30件以上あった。つまりは1分に最低一回は着信があったということだろうか?これってかなり怒っている?怒ってるよねこれ?普段あまり携帯を使わないので、チェックを怠ったのが原因だが・・・・・とりあえずかけ直すことにした。


コールを押した瞬間に相手の声が聞こえる・・・


「大兄、どこに居るの?」


いつも通りの声に安心する。


「ごめん、前の職場の人に偶然会っていて」


「そうなんだ、そっちの用件はもう大丈夫なんですか?」


待たせていたのは俺の方なのに、葉君は本当にいい子だなぁと思う。


「うん、こっちは大丈夫。途中で話しは終わったけど、またその子とは会う約束をしたから」


「ちなみに・・・・その職場の人というのは男性ですか女性ですか?」


んっ?あれ?いつもと何かが違う。男性か女性かは、葉君にはあまり関係無いと思うのだが。俺は素直に前の職場で働いていた女性と話していたと伝える。そうすると、場所を聞かれてすぐに葉君がこちらにやってきた。何だか怒っている気がする、そりゃそうか、待たせたからな・・・


「ごめんね葉君」


「むっ・・・むぅ・・・・ずるいよ葉兄」


何かを言おうとしていたが、俺が謝るのを聞いて機嫌を直してくれたようだ。その姿を見て、いつものように頭を撫でるとごろごろと猫のように甘えてくる。しかし、周りの視線はどうだろうか・・・あの喫茶店で受けていた視線と似たような視線を再度浴びている・・・


「なんだ、あのおっさん・・・リア充かリア充なのか?」


「あの子・・・ちょろ過ぎない?ずるくない?」


「なにあれ・・・・滾るんですけど!!!」


「何であんな肩から足が生えてるようなおっさんがいい思いを?」



ここに居ると面倒くさいと思い、葉君に物件へ案内してもらうことにする。そうこの場から逃げ出す為に。

ゆっくりのんびり更新します。

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