表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2254/2262

2241話 告白のこたえ13

許可




「今日来たのはお二人に話があったからです。本当は前もって連絡するのが礼儀だと思うのですがこんな形になってしまってすみません」


「あらあら、いいのよ気にしないで♪私もこの人も別に忙しいわけじゃないし」


「・・・・・・」


葉君の父親は黙ったままで頷いた。





「それで話しってなにかしら?」


少し間が空いてしまったので葉君の母親が心配して声をかけてくれた。


「話は葉君のことです」


隣りに座っている葉君は顔を下に向けたまま俺の上着を掴んで小刻みに震えているのが分かる。


こんな状態にさせてしまって申し訳ない気持ちでいっぱいになる。


兄妹で葉君をこんなに不安にさせるなんて・・・・・・





「葉君が奏と別れたことは知っていますよね?」


「えぇ葉ちゃんからも奏ちゃんからも聞いたわよ」


『えっ・・・・・・』


葉君と俺の声が重なる。


奏は2人に報告に来ていたのか?


「奏さんは私達2人に謝りに来たよ・・・・・・葉は悪くなくて自分が全部悪いってずっと謝っていたよ」


心臓の音が早くなっていくのが分かる。


そこまでしていた奏より俺が葉君のことを幸せにできるんだろうか?


いや・・・・・・決めたからここに来たんだ・・・・・・


ここで逃げたら二度目はないような気がする。


背中を奏に思いっきり叩かれたような錯覚を感じる。


ヒリヒリとした感覚が気持ちを落ち着けてくれる。



葉君が掴んでいる手を握り深呼吸する。





「結婚を前提に葉君とお付き合いすることを許してください」


自分の気持ちを2人へ伝えた。



ゆっくりのんびり更新します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ