2240話 告白のこたえ12
2人に話を
「・・・・・・」
「・・・・・・」
葉君の父親が帰ってくる時間に合わせて家を尋ねるとインターホンを鳴らした後に返答は無く代わりに玄関の扉が開いた。
そこにはいつものように葉君の母親がいると思っていたが出迎えてくれたのは父親だった。
そして無言のままリビングに通されてそのままお互いに座り無言のままで時間が過ぎている。
なにかを話さないといけないというか、話すことは決まっているのでそれを話すだけなのだがなんとも言えない緊張感で言葉が出なくなってしまっている。
「あらあら、大ちゃんいつの間に来てたの?あなた教えてくれてもいいじゃない」
「・・・・・・すまない」
「全くあなたは・・・・・・お茶を淹れてくるから少し待っててね」
そう言うとお茶の準備を開始する。
「・・・・・・今日はなにをしにきたのかな?」
「あっ、はいっ、そのお二人に伝えたいことがありまして、はいっ。お二人が揃ったらお話します」
「・・・・・そうか」
その言葉の後にまた無言の時間が続いた。
そう言えばこれでも葉君の父親は話している方だと思う。いつもはほとんど話さない。お正月の時も2人でひたすら飲んでいるだけだったからな。
「はいお待たせ♪」
お茶が目の前に置いた後に2人が並んで座る。
お茶を一口含み飲み込んで深呼吸して心を落ち着けた。
ゆっくりのんびり更新します




