表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2244/2262

2231話 告白のこたえ3

焦ることはない。お腹が空いているだけだ。






「今日ハイツモヨリ沢山食ベナイネ調子悪イカ?大丈夫カ?」


「ははっ、ちょっと胃袋の調子が整ってないからかな・・・・・・食べ出したらいつも通りに戻ると思うから・・・・・・」


心配そうに見つめている華ちゃんに微笑みかける。


酷い表情だと思うから逆に心配させるかもしれないがそれでもお礼を言わないと失礼だからな。


葉君に会いに行くには準備をしていかないといけない。


そのためにはまずは体力を回復させないといけない。体力を回復させるために一番確実な方法は食べることだと俺は思っている。


いつもは注文しない中華粥を口に運んでいる。


お粥自体は風邪を引いた時もあまり食べないが、今は基本的な食べ物は胃袋が全て拒絶してくるのでお粥ならと思って注文した。


お粥が喉を過ぎてゆっくりと胃袋の中に入っていくのが分かる。胃袋に入ったお粥は拒絶されることはなくおかわりを求めるように指先から体全体に少しずつ力が入っていくのを実感する。


お粥ってこんなに美味しかったんだなと後悔をしながらも咽ないようにゆっくりと確実にお粥を口に運んでゆっくりと飲み込んで行く。





「ふぅ・・・・・・」


やっぱりものを食べるということは、こんなにも楽しくて体だけではなく心も満たされるんだと実感する。


「顔色ガ良クナッテルネ。良カッタネ♪」


「ごめんね華ちゃん心配させて。じゃあ追加で注文いいかな?」


俺の注文に華ちゃんは嬉しそうにメモを取り厨房へと向かって行った。最近は華ちゃんも厨房に入るようになったみたいだ。


おじさんも華ちゃんみたいな子がいたら安心するだろうなと親目線で感じる。







「ごちそうさまでした・・・・・・」


手を合わせて感謝の気持ちを伝える。


本当に本当に美味しかった。


体全体に力が漲っているような錯覚をするぐらい体力が回復しているのが分かる。


後は着替えて葉君の家に向かうことにしよう。


葉君がどこに行ったかは分からないけど多分家にいると思う。


会いに行く前に準備をするためにお金を払った後にお店へと戻ることにした。



ゆっくりのんびり更新します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ