表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

2234/2262

2221話 別れ道3

自分の道





「なるほどね」


音兄は紅茶を用意してくれた後に自分の話を最初から最後までなにも言わずに聞いてくれた。


仕事が終わって疲れているはずなのに嫌な表情なんてせずに聞いてくれている。




上手く言えたかは分からない。


もしかして愚痴のように聞こえたかもしれないし、文章になっていなくて意味不明に感じたかもしれない。


それでも音兄は最後まで聞いてくれた。





「ねぇ鈴、本当に後悔しない?」


「それは・・・・・・後悔しないと思ってるよ・・・・・・それに僕にはその権利はないし・・・・・・」


「権利とかの問題じゃないわよ、鈴が後悔するかしないかが大事なのよ。この先も人生が続いていくのよ。その時にふとあの時にって後悔しない?」


「それは・・・・・・」


後悔しないって即答することはできなかった。


僕は振られるのが怖いから告白しないんだろうか?


それともあの2人に一緒になってほしいと思うから告白しないんだろうか?


考えてしまうと答えなんて分からなくなる。


ただ自分が告白したら大さんはまた両方とも断るんじゃないかって勝手に思う。


それは自分の価値を高く持ち過ぎというわけでなくて、大さんの性格だとそうなるんじゃないかと思ったからだ。



「鈴の人生だから鈴が決めるべきだと思うけど後悔はしない道を選びなさい」


音兄の言葉に頷く。


自分が後悔しない道か・・・・・・



ゆっくりのんびり更新します

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ