2220話 別れ道2
相談
「ただいま・・・・・・」
音兄は仕事で家にいないけど自然と声が出る。
汗もたっぷり出てるしシャワーを浴びないと風邪をひいてしまいそうだけどこのまま寝てしまいたい気持ちもある。
「ふぅ・・・・・・」
そのまま横になろうと思ったけど汗臭ささと肌に感じる冷たい不快感が我慢できなくてシャワーを浴びてリビングでのんびりしている。
葉さんにはあぁ言ったけどどうしような・・・・・・
話した感じだと葉さんは本気だと思う・・・・・・
なにが葉さんの背中を押したのかは分からないけど本当に告白するんだなって思う。
大さんと葉さんが付き合うことになったら心から祝福することってできるのかな・・・・・・
考えても考えてもモヤモヤした気持ちが強くなるだけで答えなんて出ない。
「鈴・・・・・・鈴・・・・・・」
聞き慣れた声が聞こえて体が揺れている。
「ふぁ・・・・・・あれっ、音兄?」
「ふぁっじゃないわよ、こんな所でお腹出して寝てたら風邪ひくわよ」
「お腹出してた?ごめんね音兄」
「なにかあったの鈴?なんだか表情が暗いわよ?」
音兄には嘘がつけないなと感じる。
黙っていても仕方ないので音兄に相談することにした。
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