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2218話 報告6

覚悟




「あらあら葉ちゃん、良く眠れた?」


「ぁっ、母さん、その・・・・・・おはよう・・・・・・」


母さんの顔を見ると自然と声が小さくなってしまった。


自分の意思とは無関係で母さんのことを嫌ったりとかそういうわけではない。



「あの、母さん、僕は昨日」


母さんの柔らかくて暖かい感触が母さんの胸に埋められた顔から伝わってくる。


「大丈夫よ葉ちゃん・・・・・・大丈夫だから・・・・・・葉ちゃんには悪いけどなんとなくこんな日が来るんじゃないかなって覚悟はしてたから・・・・・・」


さすがは母さんと思った。


僕が言えずにいたことを予感していたなんて・・・・・・




「落ち着いた葉ちゃん?」


「うん、ありがとう母さん・・・・・・」


昨日はどんな感じで話していたかは途中までしか覚えていない。


まだ体に疲れが残っている感じや、喉が少し痛くて声がかすれているので叫んでいたのかもしれない・・・・・・


母さんの反応を見ている感じだと途中で話は終わらずに言いたいことは伝えられたんだなと思う。



「しっかりと自分の気持ちを伝えたらきっと伝わるわよ。もしだめだったとしてもそれでいいって気持ちを決めたから私と父さんに話をしにきたのよね?」




だめだったらか・・・・・・


大兄には一度ふられているわけだからその可能性はある・・・・・・


その覚悟はできているんだと思う・・・・・・


大丈夫だよね?


母さんが僕の表情を見て苦笑するのが分かった。



ゆっくりのんびり更新します

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