2216話 報告4
溜め込んだもの
「なんとなくそう思っただけだ・・・・・・あれだけ二人に会いたくて帰った葉がすぐにまた帰ってきたんだ・・・・・・なにかあると思ったんだよ」
「あらあらあなたって葉ちゃんのことが本当に好きなのね♪」
「母さんみたいに上手く接することができないからなにかを感じるくらいはな・・・・・・」
「ふふふっ、葉ちゃん、私も父さんも葉ちゃんのことを愛してるわよ。犯罪はだめだけどそれ以外のことだったら世界や宇宙や別の世界が敵になっても味方だからね♪」
「父さん・・・・・・母さん・・・・・・僕ね・・・・・・僕ね・・・・・・最低なんだよ・・・・・・あのね僕ね・・・・・・奏さんのことをねり・・・りよう・・・・・・してねぇ・・・・・・っ、ひゅ、ぐひゅ・・・・・・」
言葉を出せば出すほど感情が高ぶっておかしくなって
額からは汗が
目からは涙が
鼻からは鼻水が
口からは涎が出て
好きな人に見せたら間違いなく断られる顔で僕は自分の気持ちを父さんと母さんに伝えた。
言葉になっていたかは分からない。
ずっと泣いていたような気もした。
何秒だったのか何十秒だったのか何分だったのか下手した数時間だったのかもしれない
でも父さんと母さんは最後まで僕の話を聞いてくれた。
話が終わると父さんと母さんに抱き締められていたような気がする。
そう思うのは意識が薄れて消えたからだ
ゆっくりのんびり更新します




