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2205話 借り4

好きな人







「実は大兄に告白しようと思ってます・・・・・・」


「いいんじゃないっすか」



あれっ・・・・・・


なんだか思ってた反応と違うような気がする。


変な反応をされても僕にはどうしようもないけどそれでも想像していた反応とは違っていた。



「あのぉ鈴さん・・・・・・なんかこう言うこととかないんですか?」


「自分が葉さんに言うことなんてなにも無いっすよ。逆に告白をやめてほしいってお願いしたらやめるんっすか?」


「えっと、それはやめないけど・・・・・・」


「それなら自分から言うことは無いっすよ」


あれっ、なんでだろう?


私以上にスッキリとした顔の鈴さんが目の前にいる。


「自分に言う必要なんてないのにわざわざ教えてくれるなんて葉さんも中々不器用っすね。大さんの性格を考えたら自分に言わない方がいいような気がするっすけど?」


「それを言うなら鈴さんの方が不器用じゃないですか。前に告白した時も自分に言わなければ付き合っていたのは鈴さんだったと思いますよ」





「うーん・・・・・・どうっすかね・・・・・・仮定の話をしても分からないっすからね。でも葉さんに伝えてよかったと思ってるっすよ」


そう言って鈴さんが微笑む。


「好きな人に愛情を向けている人のことはよく見えるっすからね」


鈴さんの言葉に痛いくらいに心臓が動いているのが分かった。



ゆっくりのんびり更新します

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